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「竹刀=パワハラはおかしい」!? スポーツライターの見解に、坂上忍が激怒!

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『バイキングMORE』フジテレビ 公式サイトより

 8日放送のフジテレビ『バイキングMORE』では、空手女子組手で東京五輪代表に内定している植草歩選手が、全日本空手道連盟の香川政夫選手強化委員長からパワハラ被害を受けたと訴えられた件で、香川氏が辞意の意向を示していることを特集。そこでスポーツライター小林信也氏の意見に、MCの坂上忍が反発。スタジオが静まり返る場面が見られた。

 植草選手は、香川氏による竹刀を相手選手の攻撃に見立てた練習で目を負傷しており、竹刀を用いた練習が波紋を呼んでいる。

 小林氏は竹刀を使った練習が非難されることに「柔道とか相撲のパワハラ問題をきっかけに竹刀で虐めてるという、竹刀を持ち込むイコールパワハラ、暴力という社会的な通念になっています。ただ、竹刀とか稽古の道具というのは使い方の問題なんですよね。だから道具イコール暴力というのは、僕はちょっと行き過ぎなんじゃないかなと思っています」とコメントした。

 極真会館の道場では顔へのパンチやキックの軌道を再現するのに10年ほど前から竹刀の代わりにウレタンスポンジ素材の棒を使用していることが紹介されると坂上は「極真はこれやってんの? じゃあ小林さん、メダル取るには竹刀の方がいいってことなの?」と小林氏に疑問を投げかけた。

 小林氏は「いやそうではなくて」と否定。「竹刀っていうのはすごく扱いやすく、ものすごくよくできた道具なんですね」と話し始めたが、すかさず坂上が「それ指導者が(にとって)でしょ?」と鋭く指摘。小林氏は「指導者がそれをうまく扱えるということは、相手の選手にいい稽古をつけてあげることができると」と淡々と述べると、坂上はあきれたように「その考えもうやばくないっすか!」と反論した。

 また小林氏が「ということを空手の世界の方は当然のように練習に、まあ全員じゃないですが」と返すと坂上は「だから時代錯誤って言われちゃうんじゃないですか!」と声を張り上げ怒りをあらわにした。

 そこで小林氏は「うん、そういうとこが……」と意見しようとしたが坂上はそれを遮り「時代に即してないんだもん」と冷たく言い放つと、スタジオは静寂につつまれ、張り詰めた空気に。

 坂上はそんな中「じゃないっすか? 違う考えだったら全然いいんですよ」とさらに小林氏に詰め寄った。

 小林氏は空手指導者の中では竹刀を用いることが外国人選手のリーチの再現だけではなく、相手の間合いの中に入る練習に有効という認識なのではないかと憶測したのだが、坂上はそれを腕を組み仏頂面で聞いていた。

 坂上は改めて竹刀を使う練習を否定し「オリンピックで正式種目にやっとなったんなら、なおの事、竹刀を使った練習なんかでメダルを取りに行っちゃダメなんですよ。本来は!」と熱く語ったのだが、緊張感の残る中、松嶋尚美が「ダイソーにあるの、同じようなスポンジでできたやつ、それでどうやろ」と100円ショップの名前を出し、あえてその場の空気を全く読まない発言。

 坂上は「え?え?ダイソー?」と突拍子もない発言に驚きを見せていたが「本当、こういう話してる時に、ダイソーってワード出してくれる尚美ちゃんが好き!」と最終的には笑顔を見せていた。

 何かと的外れなコメントをして坂上や出演者に突っ込まれることが多い松嶋だが、坂上作った嫌な緊張感を和ませる存在として欠かせないかもしれない。

大沢野八千代(ジャーナリスト)

1983生まれ。大手エンタメ企業、出版社で勤務後、ネットソリューション企業に転職。PR案件などを手掛けている。KALDIフリーク。

おおさわのやちよ

最終更新:2021/04/09 11:00
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