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『チコちゃんに叱られる!』北海道上空に浮かぶ大泉洋、ミスター…『水どう』推しの国土交通省

1つ目の「東京」さえ言えず

 炭酸飲料が口の中に入ると、酵素の働きで二酸化炭素と水が結び付く。ここで初めて炭酸という分子が生まれる。しかしこの炭酸分子は不安定で崩れやすく、すぐにバラバラになる。このときにできた水素イオンは口の中にある痛みセンサーを刺激、神経を通じてチクチクという感覚を脳に伝える。これが我々が感じるシュワシュワなのだ。

 ということで、ここで登場したのはハイキングウォーキング・鈴木Q太郎。持ちネタ「コーラを一気に飲んでゲップをせずに山手線の駅名一周を全部言う」が有名なお笑い芸人だ。そうか、ここは渡辺正行じゃないんだな……。駅の読み上げを東京からスタートするも、いつも原宿辺りでゲップが出てしまって笑いを誘うのがQ太郎の常。つまり、炭酸飲料イリュージョンに挑戦し続けて15年、彼が山手線の駅名を言い切ったことはない。「年齢が上がると共に僕もシュワシュワがキツくなってくるんですよ」と嘆くQ太郎は、駒井先生に聞きたいことがあるらしい。

Q太郎 「シュワシュワしない炭酸があればいいかなあっていうのがあるんですけど」
駒井  「微炭酸とかそういうものではどうですか?」
Q太郎 「微炭酸とか凄くないじゃないですか。強い炭酸を飲んでゲップしない、ゲップを我慢してるっていうのが凄いんで、僕の芸は」

 そこで、駒井先生発案の“口の中でシュワシュワしない炭酸飲料”を作ってみることに。ケーキの生地にも使う重曹を溶かしてコーラに加え、混ぜて作る特製飲料だ。見た目は普通のコーラと変わらないが、Q太郎が一口飲むと……

「優しいですね! シュワシュワがだいぶ減りました」(Q太郎)

 重曹を加えることで二酸化炭素が別の物質に変化。すると飲んでも口の中で酵素と反応せず、水素イオンができないためシュワシュワ感が少なくなるのだ。さすが、万能の重曹!

「こんだけシュワシュワ感がなかったら山手線全部の駅を言えるかもしれないですね。今からこのシュワシュワ感を感じない炭酸飲料を一気に飲んで、ゲップをせずに山手線の駅名全て言い切ります」(Q太郎)

 早速、コーラを一気飲みするQ太郎。15年越しの悲願を達成すべく駅名を言おうとしたその瞬間、彼はゲップしてしまった。まだ、1つ目の「東京」さえ言えていないのに……。実は、シュワシュワ感がなくてもゲップは出てしまう。ゲップの正体は二酸化炭素だ。炭酸飲料の中のほとんどの二酸化炭素は重曹と反応して別の物質に変わったが、胃の中で胃酸と別の物質が反応することで二酸化炭素が再び生まれ、戻されてしまうという。まあ、それはそうか……。とは言え、イケそうな顔からの失敗は不憫だ。高輪ゲートウェイ駅ができて、以前より達成が無理めになってるし。というか、この芸だけで食べているQ太郎が凄い。15年もこの芸をやっているなんて捨て身だ。糖尿病が心配になる芸風である。

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