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『チコちゃんに叱られる!』リレハンメル五輪の失敗ジャンプを永遠にツッコまれる原田雅彦

文=寺西ジャジューカ(てらにし・じゃじゅーか)

『チコちゃんに叱られる!』リレハンメル五輪の失敗ジャンプを永遠にツッコまれる原田雅彦の画像1
『チコちゃんに叱られる!』(NHK)

 2週の休みを挟んで、3月12日に久しぶりに『チコちゃんに叱られる!』(NHK)が放送された。ゲストは初登場の秦基博と、今回が2回目の登場となる指原莉乃。チコちゃんは指原を「HKT48」と呼んだが、彼女が同グループを卒業してかれこれ1年以上が経っている。あと、秦がバラエティ番組に出るのはかなりレアな印象だが、ジョイマンの高木晋哉と秦が小中学校時代の同級生という事実は知る人ぞ知る話だ。

“キックの鬼”沢村忠の名前を出すチコちゃん(5歳)

 この日最初のテーマの回答者を決めるべく、チコちゃんはスタジオの3人に「アニメや漫画に詳しいステキな大人ってだーれ?」と問いかけ、指名されたのは約7,000冊の漫画をコレクションしているという秦だった。7,000冊って、それだけでマンションを借りるのが必要なレベルだ。というか、7,000冊のコミックスを買うために必要なお金は数百万円に及ぶ。さすが、売れっ子シンガーソングライターである。

チコちゃん 「最近、流行ってる漫画と言えば何?」
秦     「鬼滅の刃」
チコちゃん 「主人公たちは何と戦ってるんだっけ?」
秦     「鬼」
チコちゃん 「それ、なに? 鬼ってなに?」

 というわけで、番組は名前に「鬼」の文字がある椿鬼奴に話を聞きに行った。彼女に「鬼ってなに?」と質問を投げかけると、鬼奴はあっさり正解した。

「鬼滅のブームと共に、鬼仕事が2020年は結構ありましたので」(鬼奴)

 確かに、2月27日放送『ネーミングバラエティー 日本人のおなまえっ!』(NHK)が鬼の特集をした回に彼女はゲスト出演していた。っていうか、同じ局でネタ被りしてるじゃないの……。

 このテーマの答えは「目に見えないなにか」だった。日本では古くから目に見えないものを「隠(おん)」と呼んでおり、非常に恐ろしいものと考えられてきた。今から1000年以上前、まだ科学的な知識のない人々にとって雷や洪水といった天変地異や疫病は目に見えないなにか=隠の仕業だと考えられていた。一方、「鬼(き)」という漢字は元々、死者の魂や霊魂という目に見えないものを意味していた。つまり、「鬼」という漢字には「穏」に近い“目に見えないもの”という意味があったのである。その後、「隠(おん)」は発音しにくいので、やがて「隠(おに)」と発音されるようになり、「鬼(き)」という漢字が非常に近い意味を持っていることから、やがて「鬼(き)」という文字に「おに」という呼びが与えられた。それが、日本の「鬼(おに)」の成り立ちと考えられるのだ。このことについては、平安時代中期に作られた辞書『和名類聚抄(わみょうるいじゅしょう)』にも記載があり、「鬼(おに)」は「隠(おん)」が訛った言葉だと書かれている。つまり、鬼とは疫病や災害、もしくはそういうことを起こす得体の知れない何者→“目に見えない何か恐ろしいもの”を意味する言葉だったのだ。

 そして、時代の経過と共に鬼の概念に変化が起こった。鎌倉時代になると本来目に見えない鬼に形が与えられ、それを描いた絵が増えていったのだ。例えば、鎌倉時代に描かれた絵巻『春日権現験記絵(かすがごんげんげんき)』には、疫病に苦しむ人々の家に鬼が張り付いた絵が載っている。本来、目に見えないはずの疫病の原因を形を与えて見える化し、「何とか、こいつに勝たなければいけない」という闘争心を掻き立てるのが目的だ。現在、新型コロナウィルスのニュースを流す際、必ずと言っていいほど顕微鏡で拡大したウィルスの写真を映すのと似ている。「コロナに勝たなければいけない!」と闘争心を掻き立てるのが目的だろう。というか、こういう発想を見るにつけ、日本はつくづく漫画の国だと再認識する。疫病原因の見える化という手法は、『ジョジョの奇妙な冒険』におけるスタンドと構造は全く一緒だ。

 ところで、『春日権現験記絵』に描かれた鬼をよく見ると2本の角が生えていない。この頃の鬼は我々がイメージするそれと随分異なり、角が生えていない鬼も存在したのだ。その後、室町時代後半から江戸時代にかけ、現在の鬼のイメージに近い人型で角の生えた姿が一般的化していく。その理由の1つと考えられるのは、室町時代に発展した能などの伝統芸能だ。鍵を握るのは、能に用いられる2本の角を持つ般若の面。そもそも、これは強い怒りや嫉妬により鬼になってしまった女性を表すために使用されるという。室町時代は女性が嫉妬や怒りによって鬼に変わる物語がたくさん作られた。それにより、2本の角が生え、口が裂けて人型いう鬼のイメージが定着していったと考えられるのだ。

 VTRが終わり、「鬼みたいだなと思う人は?」と質問を受けたチコちゃんは「沢村忠」と回答した。確かに、キックボクサー・沢村忠は“キックの鬼”と呼ばれていたが、彼が活躍したのは昭和40年代のはずだ。MCの岡村隆史でさえ知らなかった沢村を、なぜ5歳児のチコちゃんが知っているのか……。

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