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若林正恭「抑圧されるもんね。クレイジーな社会じゃないからね」芸人とテレビの“ちゃんとしたルールのある社会”

文=飲用てれび(いんよう・てれび)

若林正恭「抑圧されるもんね。クレイジーな社会じゃないからね」芸人とテレビのちゃんとしたルールのある社会の画像1
『テレビ千鳥』(テレビ朝日系)予告動画(@tvchidori)より

 テレビウォッチャーの飲用てれびさんが、先週(4月11~17日)に見たテレビの気になる発言をピックアップします。

大悟「ネコ以外で出てくるやつおるんかな?」

 芸人の心理を突くゲームだった。

 11日の『テレビ千鳥』(テレビ朝日系)。この日の企画は「出張 ネコか?ノブか?ゲーム」だ。以前の放送で突如として誕生した、こたつの中に潜ったノブがいつもの自分のまま顔を出すか、ネコのマネをしながら「にゃ~」と出てくるかを当てるというゲーム。それを他の芸人にもやらせてみようというものだ。

 オープニングで、大悟はこのゲームの奥深さを語る。

「ネコ以外で出てくるやつおるんかな?」

 選択肢は2つ。ネコと自分。その両方を自由に選べるように一見思える。けれど、その選択肢の前に立つのが他でもない芸人である場合、そこに選択の自由はないのではないか。芸人の心理として、性(さが)として、少しでもウケを狙おうと誰でもネコで出てきてしまうのではないか。自由に見せかけた強制。いかに貧弱なボケであろうと、芸人ならばネコにすがってしまうのではないか、というわけだ。

 挑戦したのは川島明(麒麟)、小杉竜一(ブラックマヨネーズ)、ワッキー(ペナルティ)の3人。川島と小杉は大悟の予想通り、まんまとネコで出てしまう。川島いわく、こたつから顔を出す直前まで、いつもの低音ボイスの自己紹介『麒麟です』で出たほうがいいと思っていた。しかし――

「出た瞬間にネコになってた」

 なるほど、やはり芸人の心理としてネコを選びたくなってしまうのかもしれない。

 対して、ワッキー。彼は素の自分のままこたつから顔を出した。その理由がまたふるっている。

「(ネコで出ても)面白くないじゃん別に」

 自分の顔は素のままで十分に面白いというわけだ。芸人の心理を突くとともに、先ごろ病気療養から復帰した男、ワッキーの底力を改めて感じるゲームだった。

 芸人の心理といえば、15日の『櫻井・有吉 THE夜会』(TBS系)。芸能人のオン・オフの切り替えが話題になったとき、有吉弘行がこんなことを語っていた。

 有吉いわく、テレビ番組の収録などの仕事を終えて家に帰ると、自分は完全にオフになる。ただ、その前に玄関で一度自分のテンションをMAXまで上げる。テレビではあまり見せない自分を出す。「トゥトゥトゥー」と口ずさみながら踊ったりもする。そうやってテンションが最高潮に達した後で、オフになる。

「今の自分っていうものがあるじゃない。人が決めてる私。それ以外のことやるとみんな引くじゃない。それは嫌だから。ホントは踊ってみたりとか、一発ギャグとかやりたいタイプなのよ。サンシャイン池崎みたいなことやりたいのよ。だけど、それは俺じゃないって思ってるから、ちょっとそこのストレスがあんのよ。そこの『ああいうことやりたかったなぁ』っていうのを、家帰ったときに少し発散して『はぁ…』って力抜く」

 有吉は、こたつからネコから出る芸人だろうか、それとも素の自分で出る芸人だろうか。一番見たいのは、”猫男爵”でこたつから出てくる有吉だけれど(わからない人は検索してください)。

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