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『フリースタイルティーチャー』KEN THE 390の辛辣コメントに驚き、崇勲の指導が不安な男性アイドル編2ndバトル

文=寺西ジャジューカ(てらにし・じゃじゅーか)

『フリースタイルティーチャー』KEN THE 390の辛辣コメントに驚き、崇勲の指導が不安な男性アイドル編2ndバトルの画像1
横山統威【祭nine.】Twitter(@M9_toy)より

 4月14日放送の『フリースタイルティーチャー』(テレビ朝日系)で、「男性アイドルラッパー育成SP」は2周目へ突入。ティーチャーとスチューデントをシャッフルしての2ndバトルが遂にスタートした。

意外なほど9太郎を酷評するKEN THE 390

 まず最初に取り上げたいのは、KEN THE 390が教えるスチューデントだ。今回、彼が受け持つのは横山統威(祭nine.)。熱いバイブスを持つ横山は2ndバトルも気合十分で、番組放送直後に「今度はTOY THE 390になります」とツイートし、決意を新たにしている。そして、熱さではケンザも負けてなかった。1stバトルで横山が敗北した末吉9太郎(CUBERS)戦の映像を見ながら、こんな助言を授けているのだ。

「9太郎君の話に付き合うとすごく彼は強いから。だけど、どう見てもラップは上手くない。面白いけど、マジで大したことないから!」(ケンザ)

 前回のバトルにて、9太郎は以下のライムでフロアを沸かせている。

「統威くん お肌白くて冷奴みたい 冷奴とにらめっこ
 そんな僕は一人っ子 兄弟はいません」

 ケンザはこれにも辛辣である。

「正確には一人っ子(ioio)と冷奴(iaao)じゃ踏めてねえし。俺は騙されねえ! みたいな」(ケンザ)

 熱い。言ってくれるじゃないか。でも、確かにそうなのだ。冷静に振り返ると踏めてない。9太郎マジックをもってしてもケンザ先生は騙せなかった。それどころか、「ラップですらない」くらいの勢いで9太郎を否定するケンザに驚く。甘いマスクで苦言がズバズバ出てくるのだ。

 この勢いのまま、前回優勝者・水野勝(BOYS AND MEN)との試合にも言及したケンザ。あのバトルで水野はこんなパンチラインを放っている。

「俺はな グループで言えば信長だよ
 王様だよ 分かるか この違いが 格が違ぇんだよ」

 これにもケンザは突っ込むのだ。

ケンザ 「名古屋の尾張・信長で来てるけど、信長は天下統一できてないから。『いや、本能寺でやられてるじゃん』みたいな。『俺が次の秀吉だ』とか『俺が幕府開く家康だ』って言ったら『ナイスアンサー!』ってなってたと思うんだよね」
横山 「うわぁ~。いいパスはもらってたんですね」

 なるほど……。やっぱりケンザは凄い。

「俺もバトルで負けたら考えるから。『ああしてたら勝てたんじゃないか』とか。反省しない奴は伸びない。同じようなシチュエーションが来たときに同じような型にハマって負けるから。『もう1回やったら絶対あいつに勝てる』って思ってやってくと、凄いレベルアップしていく」(ケンザ)

 反省しない奴は伸びない。相変わらずいい先生である。

9太郎の人生からパンチラインを作ろうとする晋平太

 続いては、1stバトルで水野勝(BOYS AND MEN)を優勝に導いた晋平太ティーチャーだ。今回、彼が教えるスチューデントは話題の末吉9太郎! ケミストリーを考えると9太郎と崇勲のペアも見てみたかったが、今回は9太郎&晋平太ペアである。このティーチャーと組むとなると、自ずと結果も期待されるだろう。晋平太は9太郎が今まで見せてこなかった一面に注目した。

「レコードにはA面とB面があるのね。A面にはキャッチーな“陽”の面があって、B面にはどっちかって言うと“陰”の面がある。俺、9ちゃんのB面の部分がちょっとでも入ってきたら優勝を狙えるんじゃないかって思う」(晋平太)

 まず驚いたのは、晋平太が9太郎のことを「9ちゃん」と呼んでいることだ。9太郎の内面に寄り添おうとしているのか? 晋平太は9太郎が辿ってきた人生、過去を引き出そうとした。

晋平太 「ラッパーって自分の生きてきた道の話を凄くするのね。自分にしか言えないことじゃん。それを出したいんだよね」
9太郎 「僕、(学生時代に)教室でこのままでいると友だち全然できなくて、ちゃんとイジメられちゃう。ハハハハ! 学校行くとカバン蹴られちゃうんです。『お気に入りだからやめてー!』って(笑)」
晋平太 「ちゃんとイジメられてたのか(笑)。でも、この辺は宝だからね。ラップをする上での財産。HIP HOPって『それな!』(共感)だから。『お前、俺と一緒じゃん!』、それを目指そう」

 つまり、自分の生き様からパンチラインを作るということ。生き様が濃い者ほど、自分らしくいるだけで誰よりも強くなれる。あと、辛い過去を笑顔で言われると、相手はそれ以上のディスをして来られないはずだ。

 ただ、やはり技術的な面はないがしろにはできない。言ってしまうと、ビートに合わせて喋っているだけが9太郎のスタイルだ。内容の面白さで魅せてきたが、技術の脆弱性を突かれたらマズイ。「俺は騙されねえ」とケンザはすでに気が付いている。ラップスキルを向上させないまま、9太郎は優勝を果たすことができるのだろうか?

前回優勝者・ボイメン水野と崇勲の組み合わせには意図がある?

 1stバトルの優勝者・水野勝が今回教わるのは崇勲だった。ハードなスタイルのスチューデントと、柔のスタイルのティーチャーという組み合わせである。

 崇勲が課したのは、最初に3枚の写真を提示し、それをスチューデントが暗記してラップするレッスン「順々に記憶していくラップ」だった。東京タワーの写真が出されたら「東京のシンボルだよ 沈没しないように高くそびえ立っている」、ジェットコースターの写真には「ロケの時 ゲロ吐きそうになったよ」とラップする……という感じだ。

 さて、このレッスンはどうなのか? 耳で言葉を聴き、アンサーを打ち返すのがMCバトルである。なのに、この練習は視覚で写真を見て、それを脳内で言葉に変換してから発声しなければならない。正直、練習の意義があまりよくわからなかったのだ。

 これは下衆の勘繰りだが、制作スタッフは水野にハンデを背負わせる意味で崇勲と組ませていないだろうか? 筆者は、ラッパー・崇勲のファンだ。でも、この人は先生に向いていないかもしれない。センスとひらめきを頼りに脅威のパンチラインを放つ崇勲の雄姿を今まで何度も見てきた。でも、だからこそ理論とテクニックを構築する人じゃないかもしれない。名プレイヤーは名コーチならずということ……?

「順々に記憶していくラップ」をこなす水野を見て、「これができるのはR-指定か水野君」と絶賛した崇勲。でも、彼は1stバトルでもこんな感じだった。「優勝は決まったかも」と自信満々だったのに、結果的にスチューデントの宮里ソル(円神)は最下位に終わってしまった。崇勲の褒め殺しはあまり信用ならないのだ。筆者が抱くこの不安な気持ちを、2人にはいい意味で裏切ってほしい。

 歴代のティーチャーの中で、教える能力はケンザとTKda黒ぶちと晋平太の3人が図抜けていると思う。そして、2ndバトルは9太郎か宮里のどちらかが優勝すれば1番盛り上がるはずだ。それら全てを見越しての組み合わせだったように感じた。制作陣の意図が透けて見えるのだ。何にせよ、今回は伸びしろの競い合いである。成果を見せられれば何の文句もない。

 あと、今回気になったのはKダブシャインの「ミッドナイトHIP HOPアカデミー」が放送されなかったことだ。もうなくなったのか? だとしたら、日本語ラップの講義は最後まで行われなかったんだな……。

寺西ジャジューカ(てらにし・じゃじゅーか)

寺西ジャジューカ(てらにし・じゃじゅーか)

1978年生まれ。得意分野は、芸能、音楽、格闘技、(昔の)プロレス系。『証言UWF』(宝島社)に執筆。

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最終更新:2021/04/20 19:00

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