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本田翼、熱愛報道を“否定せず”で脱・アイドル女優路線へ? 『ラジエーションハウスⅡ』が分岐点か

公式サイトより

 本田翼が主演するスペシャルドラマ『嘘から始まる恋』(日本テレビ系)が27日に放送され、平均世帯視聴率が4.3%、個人視聴率が2.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だったことがわかった。午後11台の放送だったものの、深夜枠であることを差し引いても寂しい数字で、熱愛報道によってファン離れが起きているのではないかと危惧されている。

 同ドラマは、今年1月に放送されたスペシャルドラマ『アプリで恋する20の条件』(同)に続く本田主演、新城毅彦監督のタッグ作。10年交際していた彼氏にウソをつかれて婚約破棄された主人公・葛西莉子(本田)が自分を幸せにしてくれる人を見つけるために上京し、いとこの篠原友里(山本舞香)の家に転がり込み、銀座のナンパスポットで大手商社勤務だという鴨下淳之介(町田啓太)や子犬系男子の泉晴彦(神尾楓珠)と出会うが……というストーリーだった。

 新しい出会いを求めて「オンライン人狼ゲーム」に参加するという展開もあり、ネット上で「現実の熱愛報道とかぶる」「タイミング的に生々しい」と話題となった。

 本田といえば25日、写真週刊誌「FRIDAY」(講談社)で年下のイケメン研修医との熱愛が報じられ、友人がオンラインゲーム上で2人を引き合わせたことが交際のきっかけと伝えられた。本田は、27日の自身の誕生日に更新したInstagramで「私事でお騒がせしてしまいましたが」などとコメント。交際報道を否定しなかった。

 ある意味、注目度が高まっている時期に主演ドラマが放送となったわけだが、結果は前述したように世帯、個人視聴率ともに数字は芳しくなかった。ネット上では「ファン離れが起きているのでは」「男性ファンが一気に減ったんじゃないか」といった指摘が寄せられているが……。

「実は、前作の『アプリで恋する20の条件』も平均世帯視聴率5.5%で、もともと本田さんの主演ドラマはあまり数字が取れないんです。吉岡里帆さんと同じく、CMキャラクターとしての人気や好感度は抜群ですが、不思議なことに女優としては『当たり役』と呼べるほどの代表作がない。本田さんの出演作では『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』(フジテレビ系)や『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』(同)などがヒットしましたが、いずれも主演俳優の力が大きい印象でした。ですから、今回の主演ドラマの数字は『いつもどおり』と見ることもできます。

 昨今はネットでの反響も重要視され、実際にSNSでは見事トレンド入りしましたが、町田啓太さん、神尾楓珠さんにDa-iCEの岩岡徹さんとイケメン共演者を揃えたことの反響がほとんどで、本田さんの存在感はなかったですね」(芸能関係者)

 ということは、男性ファン離れの心配はないのだろうか。

「現状、本田さんは女優としての評価よりもアイドル的な人気が強く、それが短時間でインパクトを与えなくてはならないCMでの需要の高さにつながっています。その絶大な支持の原動力になっていたのは男性ファンでしたから、熱愛報道の影響がないとは思えない。男性ファン離れが顕著になれば、CM需要が落ち込む危険性もあるでしょう。ただ、あえて交際報道を否定しなかったことで『脱・アイドル女優』の道が開けた印象もあります。男性ファン頼みから脱却するためにも、女優として結果を出したいところでしょうが……」(前同)

 10月期には、本田がメインキャストで出演した人気ドラマの続編『ラジエーションハウスⅡ~放射線科の診断レポート~』(フジテレビ系)の放送が決定している。そこで評価を高めれば巻き返しは十分にありそう。熱愛報道後初の連ドラ出演となる同作は、彼女の女優人生を左右する大きな分岐点となりそうだ。

雑誌や書籍、ネットメディアで芸能記事を執筆中。アイドルから俳優、歌手、大御所まで幅広くカバーする柔軟さと情報網が強み。

さいきじゅん

最終更新:2021/06/29 07:00
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