桃月なしこ、念願のチアコスに真っ青な唇…ハードな撮影を振り返る

3月の撮影期間はちょうど寒い時期で……

――アイドルオタクを公言されている桃月さんですが、今回、『ようこそ東映殺影所へ』でアイドルグループのリーダー役を演じた感想は？

桃月：まさか私がアイドルを演じることになるなんて、すごく光栄でした。でも、私自身はただのオタクなんです。自分がアイドルになりたい願望はあまりなくって、あくまでアイドルは推したい対象なんですよね。

――撮影で大変だったことは？

桃月：撮影は今年の3月にクランクインしたんですが、撮影期間がちょうどめちゃくちゃ寒い時期で……。私はチアガールの衣装で露出度も高かったので、唇は青くなるし、鳥肌は立つし。全力疾走するシーンもたくさんあって、体力的にすごくハードでした。今となってはすごくいい思い出ですね（笑）。

――桃月さんといえばコスプレですが、今回のチアリーダーのコスプレもうまく着こなせましたか？

桃月：着こなせているかは、ぜひ作品を見て確かめてほしいです！　ただ、私は高校3年生から、もうかれこれ8～9年はコスプレを続けているんですが、チアリーダーの衣装は意外とこれまで着たことがなかったので、すごく新鮮でした。

――今後、コスプレイヤーとして着てみたい衣装はありますか？

桃月：今、『プロジェクトセカイ カラフルステージ！ feat.初音ミク』というアプリゲームにハマっていて、このゲームに登場する東雲絵名ちゃんというキャラをやってみたいです。私、ゲームオタクでもあるので、今年は『プロジェクトセカイ』と『UNI’S ON AIR（ユニゾンエアー）』にめっちゃ課金してます（笑）。

――好きなものがたくさんあるのは桃月さんらしいですね。『ようこそ東映殺影所へ』に話を戻しまして、本作のお気に入りのシーンを教えてください。

桃月：物語の序盤に「私はヒーローしか着ない」というセリフがあるんですが、『魔進戦隊キラメイジャー』を見てくださった方なら、フフッてなると思うんですよ。だって私、悪役しかやってないから（笑）。このシーンがラストの伏線にもなっているので、そこに注目して見てほしいです！

　それと、後半のシーンで、カホ役の寺本莉緒ちゃんとふたりきりになるところもお気に入りです。それはなぜかは、ネタバレになるから秘密です！

――それでは最後に、作品をご覧になる方にメッセージを！

桃月：『ようこそ東映殺影所へ』はスプラッターホラーではありますが、内容は見やすいので、ホラーが苦手な人でも楽しめる作品になっていると思います。いろんな意味で私の夢が叶った作品なので、女優としてはまだまだ発展途上の私ですが、ぜひぜひ見ていただけたらうれしいです！

――ありがとうございました！

『ようこそ東映殺影所へ』
2021年8月13日（金） デジタルレンタル配信開始！
※デジタルセル 先行配信中

■あらすじ
売れないアイドルグループ「ウィッシュ」のサキ（桃月なしこ）、カホ（寺本莉緒）、メイ（工藤遥）の3人に、ヤマモト監督がメガホンをとる大ヒットＪホラー映画『ユガミ』の続編の出演オファーが届く！ 撮影場所は、有名な映画やドラマを多数制作してきた東映撮影所。ヒーローや怪人の撮影現場や、豪華なロケ弁当に3人は大興奮。このチャンスを絶対ものにする、と決意を新たにする。だが、この撮影所には、これまで隠されてきたある秘密があった……。

■出演：桃月なしこ 寺本莉緒 工藤遥 富田健太郎 川村海乃 若林元太 未梨一花 雪月彩瑛 田中要次 嶋田久作
■監督：髙橋浩 脚本:光伸春/髙橋浩
■公式HP：https://xstream46.jp/　
■公式 twitter：@xstream46
■制作プロダクション：東映東京撮影所

武松佑季（ライター）

1985年、神奈川県秦野市生まれ。雑誌ライター、編集者。東京ヤクルトファン。

たけまつゆうき