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近藤真彦の活動再開、ジャニーズは黙認か? 深田恭子に槇原敬之、それぞれの復帰を分析

近藤真彦の活動再開、ジャニーズは黙認か? 深田恭子に槇原敬之、それぞれの復帰を分析の画像1
近藤真彦(写真/Getty Imagesより)

 ベテラン芸能リポーターの城下尊之氏が、とかくあおり・あおられがちな芸能ニュースをフラットな目線で、おちついて解説!

――適応障害の療養のため、5月から芸能活動休止を発表していた深田恭子が、9月2日、公式インスタグラムで活動再開を発表しました。「復帰が早すぎるのではないか」「もう少し休んだほうがいいのではないか」という声もあるようです。

 適応障害というのは、何かしらのストレスが原因で体調を崩したり抑うつ症状が出たりする病気です。うつ病と似ているけれどもうつ病の場合は、原因となっているストレスから離れてもなかなかよくならない。適応障害はストレスから離れれば、比較的早期に改善します。深田さんは大手事務所のホリプロ所属。しっかりした事務所だから、ちゃんとストレスの原因を突き止め、ケアをしたのでしょう。

――その原因となったストレスってなんだったんですかね?

 それは事務所が言うわけないでしょう。

――まあ、そうですよね。

 もうひとつ復帰が早く感じるとしたら、療養中もCMが続いていたからかもしれません。だから、“休んでる感”がなかった。CMは芸能人にとって大きな収入源なんですが、ある種、コンテンツのひとつでもある。CMに出演していれば、“現役感”“活動している感”があるんですよ。

――確かに、療養中もCMではたびたひ見かけていましたね。

 7月スタートの連続ドラマ『推しの王子様』(フジテレビ系)は残念ながら降板しましたが、ドラマも含めスムーズに復帰できそうです。

――芸能活動再開といえば、覚醒剤取締法違反(所持)などの罪に問われ、2020年に懲役2年、執行猶予3年の判決を受けた槇原敬之も9月6日、活動を発表しました。10月25日にアルバム「宜候(ようそろ)」を配信。10月27日にはCDを発売するとか。執行猶予中の復帰ということで、こちらも異例の早さ。

「時期尚早とお叱りを受けるかもしれませんが、もう一度心新たに活動を再開いたします」と、公式サイトで発表していましたね。槇原は、99年に覚せい剤取締法違反(所持)で逮捕されたときも、懲役1年6月、執行猶予3年の有罪判決を受けながら、執行猶予中の00年にアルバムを出して、それがオリコンでも上位に入るほど売れたんですよ。そのころは世間もレコード会社もそれほど厳しくない時代でしたし、槇原も人気があった。そこで成功した記憶があるから、今回も「支持されれば誰も文句を言わないだろう」と踏んでるのだと思います。

――でもその時から約20年。時代は変わりましたよね。

 そうなんですよ。時代が変わり、芸能人の犯罪や倫理に厳しい時代になりました。しかも彼のポジションも違います。彼のファンだった層ももう、CDを積極的に買うような時代じゃない。執行猶予明けまで楽曲を作り溜めておいて、明けたら早急にレコーディングしてリリースすれば、誰も文句を言わないんですが⋯⋯。何もしないでただ執行猶予が明けるのを待っていて、世間から忘れられるのが嫌なんでしょう。若くて新しいアーティストがどんどん出てきていますから。まあ、結果を見ないとわからないけれど、僕は今回はちょっと難しいんじゃないかと思っています。

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