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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 発売から1年のPS5とXbox、勝ち組は?

新型Xboxまもなく発売1年も…早くも市場から消えてる!? PS5は入手困難続く

今なお抽選販売が続くPS5は来年飛躍の年か?

 新型Xboxに遅れること2日の、11月12日に国内市場に登場したPS5。発売日に手にできたのは、激しい予約合戦に勝ち残ったごくわずかのユーザーのみで、新型PSらしい人気ぶりに。

 通常、発売から1年も経過するとそれなりの流通量になって行き渡るものだが、PS5はちょっと事情が異なるようだ。今なお、抽選販売が続いており、ゲームメディアでも連日抽選情報が報道されている状況。これは世界的な半導体不足も影響していると思われる。悪名高き「転売ヤー」というワードも、このPS5の一件で目にする機会が激増した。

 都心の一部店舗においてはゲリラ的に在庫が復活することがあるようだが、不規則かつ数量もわからないため、抽選販売に参加するのがスタンダードになっている。各社ではこの抽選販売に工夫を凝らし始めており、アプリのインストール必須、自社のブランドのクレジットカード必須など、うまく商機に転換している店舗もある。

 とはいえ、PS5が順風満帆かと聞かれればそうともいえない。先日配信されたPS新作ゲームの情報番組『PlayStation Showcase 2021』で今後のタイトルラインナップが公開されたが、年内発売のビックタイトルはなく、来年登場予定が目立った。その内容もリマスター版が多く、「このゲームがPS5にしかないから本体を買う」行動に結びつくのが難しいと言った印象だ。

 また、入手困難な状況が続いているせいか、「手に入らない」から「もういいや」と心変わりしている層も一定数いるようで、筆者の周りのゲーマーからも同様の声を聞くことも。

 こうした両陣営の状況下で、元気があるのはNintendo Switchだ。11月にはポケットモンスターシリーズ最新作、来年にはスプラトゥーン3など強力すぎるタイトルラインナップを揃え、9月24日から予約開始している有機EL版のSwitchも滑り出し好調のようだ。

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辻 英之(編集者)

起きてる間が営業時間のプロ編集者。ゲームメディアの編集長、IT企業での経験を活かし、デジタルエンターテイメント分野記事を中心に寄稿中。ビジネスジャーナルでは『オレの周りはゲームばかり』を連載中。

つじひでゆき

最終更新:2021/10/07 12:00
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