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『Mステ』タモリのギネス公認でテレ朝の泣き笑い!? 看板番組の現実的な”着地点”

文=木村之男

『Mステ』タモリのギネス公認でテレ朝の泣き笑い 低視聴率続きな看板番組の現実的な着地点の画像1
『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)

 タモリがまた1つ、ギネス記録を作った。2003年に『笑っていいとも』(フジテレビ系)で、「同一司会者により最も多く放送された生バラエティー番組」でギネス世界記録の認定を受けたが、今度は『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)で、「同一司会者による生放送音楽番組の最長放送」としてギネス記録公認が決定。2つ目のギネス記録保持者となった。

「『ミュージックステーション』は、『ザ・ベストテン』(TBS系)、『ザ・トップテン』(日本テレビ系)、『夜のヒットスタジオ』(フジテレビ系)など、歌番組全盛期にスタート。1990年前後にライバル番組が次々と終了する中でも生き残り、石橋貴明が司会の『うたばん』(TBS系)、ダウンタウンが司会の『HEY!HEY!HEY!』(フジテレビ系)など、お笑い芸人が司会の音楽番組を生むきっかけにもなりました。

 サブを務める女子アナも要注目で、堂真理子、竹内由恵、弘中綾香など、抜擢されたアナウンサーはいずれも後のテレビ朝日のエースばかり。番組スタートから35年目を迎えたテレ朝の超看板番組です」(エンタメ誌編集者)

『笑っていいとも』は2014年に終了したが、『タモリ倶楽部』(テレビ朝日系)は39年目、『ブラタモリ』(NHK)は断続的ながら13年目と、出演番組がいずれも長寿番組になっているタモリ。ただ、『Mステ』の現状は芳しくない。

「長らく“金曜20時”だった『Mステ』は2019年に21時台に引っ越ししましたが、ハッキリ言って大失敗。それまでも視聴率は長期低落傾向でしたが、いまや視聴率は5%前後と惨憺たる有様です。

 テレ朝は、人気番組の『マツコ&有吉 かりそめ天国』を金曜20時台に持ってきて、後に続く『Mステ』に視聴者が流れるのを期待したようですが、21時台は『金曜ロードショー』(日本テレビ系)や『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)など、強豪揃い。21時以降は15才以下の歌手が出られないという問題もあり、引っ越しの効果は芳しくありません」(テレビ情報誌記者)

 いくらあのタモリの番組といえども、視聴率が悪ければその進退を考えるべきだろう。しかし、ギネス記録に認定されたことでそれも一気に難しくなった。

「タモリは現在76才。年齢と視聴率を考えれば、そろそろ……という話が出るタイミングですが、ギネス記録公認が話題になったことで、一気に話がややこしくなりました。テレ朝にとってタモリは、『Mステ』以外に『タモリ倶楽部』という人気番組を持つ大・大・大功労者。ギネス記録公認を置き土産に勇退を促すという手もありますが、タモリはギネス公認へのコメントを求められ、『100才を超えてもやれたら面白い』とコメントしており、とても肩叩きが出来る状況ではありません。

 ただ、通常の『Mステ』はすでに放送がスキップすることが増えており、それをさらに減らすのは現実的な解決策。テレ朝としても音楽番組をなくすのはイヤでしょうし、豪華なゲストが集う長時間特番はいまでも高視聴率が取れていますから、遠からずレギュラー放送は終了し、不定期特番として継続する形に落ち着くでしょう。不定期なら、タモリの負担も減りますしね」(キー局関係者)

『笑っていいとも』の最終回は、お笑い界のビッグネームが大集合する伝説回となったが、『Mステ』のレギュラー放送が終わる日にも、同じような展開が期待できるかもしれない。

木村之男:1972年生まれ、東京都出身。大学時代にライターとして活動し始め、出版社~編集プロダクションを経てフリーに。芸能・カルチャー・テレビ・広告業界などに精通する。趣味はテレビに映った場所を探し出して、そこに行くこと。

木村之男

木村之男

1972年生まれ、東京都出身。大学時代にライターとして活動し始め、出版社~編集プロダクションを経てフリーに。芸能・カルチャー・テレビ・広告業界などに精通する。趣味はテレビに映った場所を探し出して、そこに行くこと。

最終更新:2021/10/21 12:00

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