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SEVENTEENは“第2のBTS”に?“HYBE天下”到来の予兆ビンビンに

文=河 鐘基(は・じょんぎ)

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SEVENTEEN(写真/Getty Imagesより)

 K-POP男性アイドルグループ・SEVENTEENの人気が止まらない。同じHYBE LABELS所属の大人気グループ・BTSの過去を思わせる成長ぶりに、韓国の検索サイトでは“第二のBTSなるか”というポジティブな見出しが躍り始めている。

 10月22日、SEVENTEENはミニアルバム『Attacca』で正式にカムバック。国内外での予約販売注文量は141万枚となり、前作の初動売上枚数136万4127枚を上回った。SEVENTEENが初めてミリオンセラーを達成したのは昨年リリースした7枚目のミニアルバム『Heng:garae』から。その後、『; [Semicolon]』、『An Ode』『Your Choice』などの作品で続々とミリオンセラーを記録している。  SEVENTEENの人気は、韓国や日本のみならず、グローバル市場でも急激に拡大している。

『Attacca』は、カンボジアやインドネシアなど16地域のiTunesアルバムチャート1位を記録。iTunesソングチャートでも19地域で1位を獲得した。なお日本では発売と同時に10万以上、1週目合計では16万枚が販売されている。

 SEVENTEENの成長の道筋は、「HYBE LABELSの先輩グループであるBTSを連想させる」という韓国メディアの評価も増えている。特に強いチームワークと団結力、自ら楽曲やコンテンツを制作する能力を備えたメンバーたちがシナジーを発揮しているという面で、両グループの共通点を強調する論調が多い。また「メッセージを伝える力の強さ」も、両グループに共通する魅力として挙げられている。

 なお、HYBE LABELSには、BTSやSEVENTEENのみならず、「TOMORROW X TOGETHER」や「ENHYPEN」など、韓国でいわゆる“第4世代アイドル”として括られるグループが数多く所属・活躍している。SEVENTEENの躍進でHYBE LABELSの地位がさらにあがれば、これまで、SMやJYP、YGなど大手芸能事務所が覇権を握ってきたK-POP業界の勢力図も大きく変化しそうだ。実際、最近ではHYBE LABELSの躍進を称え、“HYBE天下”という表現も目立ち始めている。
 SEVENTEENの目標のひとつはビルボードのトップ獲得だが、韓国メディアの評価では、近いうちに達成されるだろうという見通しが趨勢だ。SEVENTEENのメンバーは7月に全員が再契約を済ませており、積極的な活動を続ける意志を表明している。K-POPグループにありがちな内部崩壊の兆候もまったくなく、世界市場制覇に向け準備万端の状況だ。

 なお、日本のゴリゴリのBTSファンのひとりは、SEVENTEENについて次のように分析している。

「BTSは世界で成功するために、楽曲の在り方などを良くも悪くも世界のスタンダードに合わせた。ある意味、こだわりやグループの未来については取捨選択をしたとのだと思います。SEVENTEENは楽曲やダンスを自分たちでつくるクリエティビティに優れていて、それが人気の理由になっていますが、世界で売れるために何を取捨選択するかとても気になります。願わくば、第二のBTSというよりも、彼らのままで世界のトップまで駆け上がってほしい」

 SEVENTEENが第二のBTSとなるか、はたまたBTS とはまったく異なる次元で世界トップを目指すのか。おそらくこの問いは、2022年のK-POPシーンにおける最大のイシューになるはずだ。

河 鐘基(は・じょんぎ)

河 鐘基(は・じょんぎ)

日本および中国・アジア間の留学支援&教育コンサルティング事業を展開するGaksai株式会社代表。リサーチャー&記者として、中国やアジア各国の大学教育・就職事情などをメディアで発信。中国有名大学と日本の大学間の新しい留学制度の設置などに業務として取り組む。

Twitter:@Roboteer_Tokyo

最終更新:2021/10/30 08:00

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