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「高市早苗を担ぐ安倍晋三」と「林芳正を担ぐ岸田文雄首相」ついに内戦が勃発か

『すしざんまい』による出退勤記録の改ざん

 すしざんまいという寿司の安売り店がある。

 毎年正月に行われる「一番マグロ」の初競りで、一昨年は、一本史上最高値となる約3憶3000万円で落札し、話題になった。

 どうやって、そんな値段のものを一皿何百円で売ることができるのか、ずっと不思議に思っているのだが。

 すしざんまいは店舗数57、従業員数1700人にもなるそうだ。

 だがそんな勢いも落ち気味で、今年の初競りでライバル社に「一番マグロ」を落札されてしまった。

 木村清社長は、コロナ禍で自粛したと悔しがったようだが、実は、コロナの影響をもろに受けていたと、ざんまいの元社員Aが文春に話している。

 19年に経常利益が44億円もあったのに、20年は7億円に激減しているようだ。

 そこで、従業員に支払う手当の一部を国が補助する「雇用調整助成金」を使っていたという。

 それもあってか、従業員には給与が払われていたのだが、おかしなことがいわれ出したそうである。

 出退勤記録の改ざんだという。それまで静脈認証で管理されていたのに、急に手書きと静脈認証に分けてくれと指示されたそうだ。

 Aによると、手書きの分は「欠勤」にされていたという。

 会社は従業員が休んだ日数分を雇用調整金として国から受け取ることができる。

 だが、今年9月に突然、「お金がなくなったので、今月から残業分が出なくなりました」といわれ、もう手書きはやらなくていいと会社側から通告されたそうである。

 いきなり大幅減給。東京労働局に電話で伝えると、同様の情報が多数届いていて、既に会社側には指導していて、11月には調査に入るといわれたという。

 事実だとしたら、詐欺事件として刑事告発を受けても致し方ないはずである。

 木村社長は文春の電話取材に対して、声を張り上げ、「してないよ!」と絶叫したそうだが、これを読む限り不正ざんまいは事実のようだ。

 ところで、メトロや新幹線で事件が続発している。

 11月6日には私が毎日乗る東西線車内で、50代の男が千枚通しで乗客を脅かす事件が起きている。

 だが犯人は逃亡して見つかっていない。

 こうした事件が頻発する中、新潮は、鉄道も空港のように手荷物検査をせよと主張している。

 欧米などでは、テロ対策でマシンガンをもった警官が配置され、抜き打ちで乗客の手荷物検査を行っているというが、日本では、新幹線以外にそんなことは難しいだろう。

 新幹線だけでもやってみたらと思わないではないが、せっかく始発間際に乗り込める手軽さが失われるのは嫌だ。

 それがだめなら、自衛手段として、非常通報ボタンや非常用ドアコックがどこに備え付けられているのかを常に把握しておけという。

 まあそれぐらいはできるかな。

 10月31日、京王線の車内で乗客にサバイバルナイフで襲いかかり、撒いたライターオイルに火をつけて17人に重軽傷を負わせた服部恭太容疑者(25)。

 映画『ジョーカー』に似せた洋服を着て座席に座ってタバコをふかしていた姿は、映像を通して見たが、不思議な感じがした。

 服部容疑者は福岡市で生まれた。両親は彼が小学生の頃に離婚し、母親と妹との3人家族だった。

 目立つ子ではなかったが、中学では砲丸投げ、高校では空手部の主将だったそうだ。

 年下の彼女がいたという。高卒で就職。介護ヘルパーの仕事だったが、長続きせず、デパートの清掃員など転々とする。

 4年ほど付き合っていた彼女と別れたことで、人生の歯車が狂ってきたと文春が報じている。

 バイト先のマンガ喫茶で盗撮事件を起こす。示談になったが首。

 大手通信会社のコールセンターで働くが、客と揉めて自主退社。

 退職後に、大量殺人を思い立ち、Amazonでサバイバルナイフを購入。

 9月末に東京の八王子に拠点を移し、1カ月後に事件を起こした。

 服部は警察の聴取に、
「仕事で失敗し、友人関係も上手くいかず、死にたかった。自分で死ねないので、ハロウインの日に大量殺人を計画して、死刑になりたかった」

 死ぬなら一人で死ね。こういってやりたいが、根が弱い人間なんだろう。

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