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『関ジャム』関ジャニ∞新アルバム特集で感じた、ジャニーズ“サブスク全面解禁”の緊急性

文=寺西ジャジューカ(てらにし・じゃじゅーか)

『関ジャム』関ジャニ∞新アルバム特集で感じた、ジャニーズサブスク全面解禁の緊急性の画像1
『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)Tver公式サイトより

 11月21日の『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)が放送したのは、「関ジャニ∞オリジナルアルバム制作現場の裏側を大公開」だった。言うなれば、彼らが4年半ぶりにリリースした11月17日発売のニューアルバム『8BEAT』の宣伝を兼ねた回である。冠番組なのに、自分たちについてほとんど掘り下げない関ジャニだ。だから、このくらいのプロモーションは許してあげたい。

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関ジャニ∞『8BEAT』

 それにしても、ジャニーズアイドルの作品は作詞、作曲陣がやはり豪華。関ジャニは過去、ユニコーンや怒髪天、斉藤和義、レキシからも楽曲提供されたグループである。今回も豪華ミュージシャンが多数参加しており、それらの曲が1枚のアルバムに収録されるのだからなんとも贅沢。そもそも、今の歌手は曲を自分で作るケースが多く、作曲家や作詞家が作品を提供する相手はアイドルになりがちだ。プロの仕事に触れたいなら、実はジャニーズの楽曲はうってつけだったりする。

インスト曲で始まる!関ジャニの個性爆発な新アルバム

 

 アルバム『8BEAT』は、音楽プロデューサーの亀田誠治が作曲・編曲を担当したインストゥルメンタル曲「8beat」から始まる。ジャニーズアイドルのアルバムにインスト曲が入るところこそ、関ジャニの個性、バンドの強みだろう。この曲を聴くと、特に耳を引くのはズンズンと響くベースだ。亀田とのコラボは“亀田ファン”を公言する丸山隆平からの熱烈オファーで始まったらしく、亀田も丸山のベースが目立つ曲を作ってあげることでその意気に応えたのかもしれない。丸山とギターの安田章大は梅田駅前でストリートライブを行ってきたメンバーだし、キーボードの村上信五は清塚信也からピアノのレッスンを受けて腕を磨いている。インストゥルメンタルは5人にとっても腕の見せ所だったのでは?

 6曲目の「Let Me Down Easy」は川谷絵音からの提供曲。当初、関ジャニは川谷のイメージからロック曲をイメージしていたが、川谷の提案は“ロック要素もある踊れる曲”であった。

「絵音君のイメージでは、ダンスってことですか?」(横山)

 それを受け、関ジャニの5人はその気になり、“ダンス曲”ということで方向性は決まった……が、このとき川谷の胸中は実はパニック状態だったそうだ。

「最初、頭の中ではダンスミュージックみたいな“バンド曲”と思っていたんですよ。でも、『関ジャニの皆さんがだんだん、踊るほうのダンスになってってる!』と思って。僕、(心臓が)めっちゃバックンバックンしてたんです(笑)」(川谷)

 関ジャニと川谷の間で起こった“ダンス曲”の解釈の違い。バンドだけじゃなくダンスもやるジャニーズゆえに起こった現象だろう。とはいえ、川谷が参加するバンド「ジェニーハイ」にはダンスミュージックっぽい曲も多く、彼としても対応は可能だった。というわけで、曲はクールでお洒落に仕上がった。

「他の人に提供するときは、自分色を出してないつもりでも『絵音の曲だ』とか『お前が歌えばいい』とか言われるんですけど、今回はそれを乗り越えられるように挑戦したくて」(川谷)

 本人はそう言うが、聴くとやはり絵音の曲になったという印象。「絵音が歌ってもいいんじゃない?」と言いたくなるナンバーに聴こえる。一方で、関ジャニの隠しようのない個性はちゃんと出ていた。この曲では声が加工され、一聴すると誰が歌っているのかわからないボーカルになったのだが、村上の声だけはいくら加工してもめっちゃ村上なのだ。声が強すぎるゆえ、ずっと村上。これには笑った。ただ、この中に渋谷すばるがいたら声の癖が強すぎて違う方向へ行っていた気もする。今の5人だからハマった曲なのかもしれない。

 SixTONESが歌ってそうな雰囲気もあるが、普通にクラブで掛かりそうな気もする「Let Me Down Easy」。ジャニーズらしさはあまりない。関ジャニのアルバムと言ったらロックかJ-POPを予想されがちなので、この手の曲が収録されていたほうが新鮮だろう。

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