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小栗旬も霞む? 『日本沈没』高視聴率を支える2人の“名脇役”

文=大沢野八千代(おおさわの・やちよ)

小栗旬も霞む? 『日本沈没』高視聴率を支える2人の“名脇役”の画像
番組公式サイトより

 高視聴率の裏に名脇役あり――。

 今期ドラマで視聴率トップ争いのデッドヒートを繰り広げているのが、米倉涼子主演のテレビ朝日木曜ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』と、小栗旬主演のTBS日曜劇場『日本沈没ー希望のひとー』だ。

「『日本沈没』は11月28日放送の第7話で世帯平均視聴率15.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録、全話平均で15%台と安定しています。一方、『ドクターX』は初回こそ19.0%と人気シリーズらしい好発進でしたが、以降は15~16%を行き来する状態で、11月25日放送の第7話ではシリーズ歴代ワーストとなる14.9%にまで落ち込んだ。『ドクターX』の落ち込みにより、第4話~第7話までは『日本沈没』のほうが視聴率でわずかに上回る形に。もっとも、『日本沈没』もついに関東沈没が始まった第5話で同ドラマ最高の16.9%まで数字を上げましたが、以降は右肩下がりで、最新の第8話(12月5日放送)は同ドラマ最低の13.5%にまでダウン。ふたたび『ドクターX』優勢となるなど、まさにデッドヒートとなっています」(テレビ誌ライター)

 厳しいトップ争いを見せる両ドラマだが、12月3日午前に起こった地震の影響で「日本沈没」がトレンド入りするという“珍事”も起こるなど、ネットにおける反響では『日本沈没』のほうが優勢との見方が大きいようだ。

 その『日本沈没』で視聴者からの支持を得ている出演者が2人いるという。テレビ誌ライターが言う。

「ひとりは里城副総理を演じる石橋蓮司です。一貫して『関東沈没』『日本沈没』は起こりえないとする“老害”ぶりが視聴者をイライラさせていましたが、裏を返せばそれだけ石橋の演技が上手いということ。また、7話では田所博士(香川照之)を陥れた黒幕が里城ではなく長沼官房長官(杉本哲太)だったことが判明し、真犯人に驚きの表情を見せた里城の“キョトン顔”には『かわいい』との声が上がっています」

 里城は日本沈没を受け入れてからは、中国相手に1000万人の移民受け入れを飲ませようと手練手管を発揮。日本を本気で憂えている姿に、視聴者の評価は一変した。

「『日本沈没』はこれまでの日曜劇場の視聴者層と比較すると13~49歳のコア層の視聴率が高いといいます。昨今はやれパワハラだ、時代錯誤だと言われ、若者にこびる大人も多いなか、毅然とした態度を取り続ける昭和オヤジが少なくなっている。そのため、里城のようなキャラが新鮮に映っているようですね」(前出・テレビ誌ライター)

 そしてもうひとり評価を上げているのが、厚生労働省の官僚・石塚平良役のウエンツ瑛士だという。

「6話では環境省の官僚・天海啓示(小栗)と共に移民受け入れ先を探し、オーストラリアの前首相に探りを入れるシーンがありました。このシーンでのウエンツの英語力に絶賛の声が飛び交っています。ウエンツは2018年10月から約1年半、英語ができないままロンドンに演劇留学していますが、ハリウッド映画『ゴジラvsコング』に出演した小栗よりも自然でした。序盤ではムードメーカー的な立ち回りが“浮いてる”とも言われていましたが、6話の冒頭では関東沈没時に妹を亡くしたことを明かし、普段の明るさの裏に秘めた悲しみを見事に表現していました。日本に帰ってきてからのウエンツは演技もうまくなっていて、一回り大きく成長した感じがします。ドラマで共演している杏もウエンツに信頼を寄せていて、来年4月に予定しているフランスへの移住や日本の芸能界に復帰する際の筋の通し方をアドバイスしてもらったそうです」(テレビ関係者)

 ドラマも沈没することなく最終回まで駆け抜けてほしいところだが、はたして……。

大沢野八千代(おおさわの・やちよ)

大沢野八千代(おおさわの・やちよ)

1983生まれ。大手エンタメ企業、出版社で勤務後、ネットソリューション企業に転職。PR案件などを手掛けている。KALDIフリーク。

最終更新:2021/12/07 13:00

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