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ビートたけし『Nキャス』降板決断で見えた、レジェンド芸人たちの生き残りの条件

文=小林真一(こばやし・しんいち)

ビートたけし『Nキャス』降板決断で見えた、レジェンド芸人たちの生き残りの条件の画像1
ビートたけし(Geetty Images)

 14日、ビートたけしがTBS系『新・情報7daysニュースキャスター』(以下、『Nキャス』)を来年3月いっぱいで降板することが報じられた。同日、小学館のwebメディア「NEWSポストセブン」が配信した記事で、たけしは「そろそろ負担のかかる仕事をセーブしていかないとマズいんじゃないか」とし、TBSサイドに降板を申し出たと明かしている。

 司会を務める安住紳一郎アナとたけしの掛け合いが名物だった『Nキャス』。一方で、来年75歳を迎えるたけしの“英断”は、TBSにとって渡りに船だったという話も。

「最近では、同番組に『たけしが何を言っているかわからない』『呂律が回っていない』という視聴者からの苦情も多かったそうです。また、高額なギャラもネックになっていました。去年、ギャラ交渉が行われて200万円程度にまで下がったそうですが、番組としてはそれでも厳しい。高額なギャラで起用し続けるのは厳しかったのではないでしょうか」(民放関係者)

 ビートたけしの他にも、年配の大御所タレントたちを“整理”したいというのは局側の本音のようだ。

「キー局の中でもとりわけ年配のキャスターや出演者が多いTBSは全体的な“若返り”を狙っていて、『サンデーモーニング』では差別発言で炎上するなどトラブルメーカーの張本勲さんが番組を去りました。番組自体もコメンテーターの年齢層が高く、偏った報道が多いことからリニューアルか打ち切りの話も出ています。『サンデーモーニング』や『Nキャス』は視聴率が好調ですが、広告代理店からの受けがイマイチ。CMが入らなければいくら高視聴率でも意味がないですから、今後もネットで言われているような“老害”のタレントはどんどんリストラされていくでしょう」(民放関係者)

 年配のタレントでリストラ候補に名前が挙がっている意外な大物の一人が、明石家さんまだという。

「さんまさんはトークも絶好調で若者のカルチャーにもそれなりに精通していますが、民放各局が今後の指標として重要視していくコア視聴率のターゲットからは人気が薄い。若手芸人と絡ませることも多いですが、大手広告代理店からの評判はそこまで良くありません。今年もいくつかの年末特番で起用されていますが、ワンパターンであまり新鮮味がないなんて声も。その点、ダウンタウンはTBS系『水曜日のダウンタウン』をはじめ、若者からの支持も厚いので、それよりギャラの高いさんまさんを起用する理由はあまりなさそうです」(民放関係者)

 一方、たけしやさんまと同世代ながら、テレビ関係者からの人気が高いのが、タモリと所ジョージだという。

「タモリさんと所さんに関しては、担当している番組のコア視聴率もいい数字ですし、なによりも好感度が高いのでCMも取りやすい。若手と自然に絡んでいるところを番組でうまく見せているのもポイントが高いでしょう。この2人の場合はリストラどころか、改編の時期には各局から新番組の企画が毎回持ち込まれるほどの人気ぶり。ベテラン芸人の間でも、明暗が別れる形になっています」(民放関係者)

 

 テレビ業界においても、新陳代謝は必要。自ら身を引く者、引導を渡される者とさまざまだろうが、昭和から令和まで駆け抜けてきたレジェンド芸人たちもついに潮時を迎えるのかも知れない。

小林真一(こばやし・しんいち)

小林真一(こばやし・しんいち)

出版社、IT企業、テレビ局勤務を経て、フリーライターに。過去の仕事から、ジャニーズやアイドルの裏側に精通している。

最終更新:2021/12/19 18:00

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