日刊サイゾー トップ > エンタメ  > PSVR2発表で争奪戦・転売が加熱!?

PSVR2発表!価格・販売時期未定ながらまた争奪戦や転売が加熱しそう?

続く本体の抽選販売、PSVR2も転売ターゲットになってしまうのか?

 いよいよVRの本格普及が始まりそうな発表内容だが、ゲーマーたちの間ではさまざまな意見が出ている。

 そもそも、「VR元年」と言われて早数年が経過するが、現状は今ひとつゲーマーには浸透していない印象だ。PSVR2はケーブル1本での簡単接続とはいえ、無線ではないためこの点でも不安が残る。

 そして気になるのは導入コストだ。今回の発表で、PSVR2の価格と発売日は明らかになっていない。PSVR2を導入する場合のコストを考えると、PS5本体の価格が標準モデルで54,978円、デジタルエディションで43,978円(税込)。これにPSVR2の価格が加わるが、仮に販売価格を3万円としても8万円程度の投資が必要になる計算に(PSVRはソニーストアで27,478 円)。

 単純に比較することはできないが、VRの世界で先行しているOculus Quest 2は3.7万円程度で提供されている。同機はオールインワン型のワイヤレス設計で導入コストも比較的安価、VR対応した『バイオハザード 4』が楽しめるとあって人気となっている。

 これと比較すると導入コストは2倍になるので、普及には対応ゲームがカギを握る。現時点で発表されているのは、『Horizon Call of the Mountain』のみ。本作は『Horizon Zero Dawn』から始まる「Horizon」シリーズの世界を舞台にしたVRタイトル。発表と同時に公開されたティザームービーでは、ジャングルのような場所で巨大な4足歩行のマシンが進む様子がうかがい知れる。

 同作の詳細や今後対応ゲームラインナップは順次公開されていくと思うが、気になるのは「転売」だ。PS5本体でも大きな問題となっている転売だが、ラインナップの充実によって人気が出てくると、同じ問題が出てきそうだ。しかも、PS5本体自体が販売開始1年を過ぎた現在でも抽選販売が続いている現状を考えると、争奪戦がさらに加熱しかねない。

 価格やゲームラインナップによってはVRゲームを本格普及させるポテンシャルを持つPSVR2。今後の情報公開に注目していきたい。

辻 英之(編集者)

起きてる間が営業時間のプロ編集者。ゲームメディアの編集長、IT企業での経験を活かし、デジタルエンターテイメント分野記事を中心に寄稿中。ビジネスジャーナルでは『オレの周りはゲームばかり』を連載中。

つじひでゆき

最終更新:2022/01/13 06:00
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