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ネットニュース編集者・中川淳一郎が総ツッコミレビュー!#3

『ゴシップ』4話、編集長は名探偵? ネットニュースのタイトルには命をかけろ

文=中川 淳一郎(なかがわ・じゅんいちろう)

『ゴシップ』4話、編集長は名探偵? ネットニュースのタイトルには命をかけろの画像1
『ゴシップ #彼女が知りたい本当の〇〇』(フジテレビ系)公式サイトより

 さぁさぁ、木曜日が終わりました。大手出版社のネットニュースサイト「カンフルNEWS」編集部を舞台とした木10ドラマ『ゴシップ #彼女が知りたい本当の〇〇』(フジテレビ系)の第4話が1月27日に放送された。今回もちゃんと見たぞ! そしてツッコミを入れるぞ!

<過去のレビュー>第2話第3話

断言しよう、ネットニュース編集長がスクープを取ることはできない!

 第4話で、主人公で編集長である瀬古凛々子(黒木華)のパートナーとなり活躍するのが、もともとコタツ記事とスポーツ系を担当する下馬蹴人(野村周平)である。こいつは仕事にやる気を見せず、ひたすら合コンやら「お持ち帰り」ばかり考えているようなヤツなのだが、第4話では、彼の様々な事情が明かされる。

 さて、第4話だが、基本的なテーマは、YouTuberの「カマドウマ」が1年前にとある心霊スポットからの配信をした後に失踪した件の真相を追うことである。凛々子は下馬とともに彼が消えたとされる森の中の豪邸に泊まる。

 今回、黒木と野村が一緒に泊まることになるが、ここで野村が毛布のようなものを黒木にかけるシーンがある。これは、恋愛的な展開を予感させるではないか! そして、もともと恋愛関係になるのでは、と思っていた同期の根津道春(溝端淳平)との三角関係の到来を予告しているのか。これだよ、連ドラは! ネットニュースなんてどうでもいいからさっさとエロしろ、お前ら!

 と乱暴になったが、再び現場目線で同ドラマに対してツッコミを入れてみる。やっぱり回を重ねるにつれ、編集長の黒木が取材をして、一本の記事に対して何日も時間を使うのが本当に理解不能なのである。

 本来、ネットニュースの編集長は、ドーンと構えて、会社にいて、部下から寄せられた原稿を「OKだよ」とやることが仕事である。とにかく記事を量産し、その中からヒット作が出たらラッキー! といった感じで仕事に取り組むべきなのである。

 このドラマを通じて違和感を覚えるのが、黒木華がとにかく「スクープを取りたい記者」のように描かれている点だ。本当に、ここは断言するが、ネットニュース編集長はスクープを取ることはできない! なんとしてもビジネスを成立させ、他の部署を納得させる調整業務が求められるのだ。それなのに、黒木はスクープを取るべく会社から離れて豪邸に泊まってしまう。その間、編集部はどうなるの?

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