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「水ダウ」若手解散ドッキリへの世間の批判と芸人の思いの違い 鬼越坂井、涙のワケ

文=檜山 豊(ひやま・ゆたか)

「水ダウ」若手解散ドッキリへの世間の批判と芸人の思いの違い 鬼越坂井、涙のワケの画像1
TBS「水曜日のダウンタウン」公式サイトより

 先週1月26日に放送された「水曜日のダウンタウン」(TBS系)のある企画がSNS上で大きな反響を呼んでいる。それは元お笑いコンビ巨匠の岡野陽一さんが持ち込んだ「不仲芸人対抗!スピード解散選手権」だ。

 内容は事務所対抗形式で、先輩芸人が若手の不仲芸人を推薦。計4組の芸人に解散ドッキリを仕掛け、解散が決定するまでのタイムを競うというもの。

 企画だけを見たら、リアリティの中にスリルがあり、とても面白そうに思えるのだが、なぜSNS上で物議を醸したのか。

 それはこの企画に参加した、2組の芸人の行動によって起こったものだった。

 今回はその行動についてと「世間の反応と芸人の思いの違い」を元芸人目線で分析し、解説をしていく。

 まず1組目は鬼越トマホークが推薦した結成11年目のトリオ芸人「バビロン」。

 なぜこのトリオが話題になったのか? それはドッキリを仕掛けらた側が、途中でキレてしまい、ティッシュ箱を投げつけ、小競り合いになってしまったからだ。

 ネット上では「すぐに暴力をふるう人は怖いから引く」や「気に入らないと暴力って人として終わってる。こんな芸人売れたらダメだよ」などのコメントがあったらしい。僕はそのコメントに違和感を感じた。特に暴力という部分に。反社の人が街で誰かを攻撃しているわけでも、学校でいじめをしているわけでもない。ましてやコメントのようにすぐに暴力をふるっているわけでもない。嘘か本当かわからないが、ちょうどこのドッキリをする3日前に「もう1年ネタを頑張ろう」と3人で話し合ったというのだ。

 11年芸人をやってきて何度も夢を諦めかけ、折れそうな心に蓋をして、歯を食いしばって前に進んだ直後に、解散と言われたらそりゃ怒りたくもなる。11年分の思いを乗せた怒りは決して“すぐ”暴力をふるったわけではない。

 もちろん暴力は悪い。悪いんだけど、思いを乗せた拳は時として悪くないこともあるのではないだろうか。1984年に放送されていたドラマ「スクールウォーズ」の名場面のように……。

 まあ時代が違うとあの名場面ですら、暴力になってしまうのかもしれないが。

 そしてさらに話題になった2組目は企画を持ってきた岡野さんが推薦した人力舎の後輩、結成4年目の「竹内ズ」というコンビだ。

 こちらは先ほどのバビロンとは違い、小競り合いをする間もなく解散が決定した。仕掛け人のがまの助さんが待つ部屋へ相方の竹内さんが入ってくる。もちろん挨拶はない。そして目を合わせる事もなく、携帯をいじりながらすこしの沈黙の後、がまの助さんがこう切り出す

がまの助「ちょっと言おうと思ってたんやけどさ」
竹内「うん」
がまの助「解散したいわ」
竹内「うん」
がまの助「もうやりたくない竹内君と」
竹内「うん」
がまの助「しんどい」
竹内「うん」
がまの助「もう解散でいい?」
竹内「うん」

 4組中最速の10秒というスピードで解散が決定した。

 しかも竹内さんは「うん」しか言っていない。数々の芸人の解散に立ち会ったことがある僕でも、これはかなり衝撃だった。そもそもなぜ仲が悪くなったのか。それは仕掛け人のがまの助さんが「ネタを書いてる方が偉い」「相方は小道具でしかない」と思ってしまい、それを受けて竹内さんが爆発してしまい仲が悪くなったそうだ。どうやら1~2年の間プライベートな会話をしていないそうだ。

 このスピード解散だけでも話題になりそうだが、そのあとの二人のやり取りも含めて話題となった。

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