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『ねほりんぱほりん』社員を“リストラ”と“死”に追い込んだ非人道的なノウハウ

文=寺西ジャジューカ(てらにし・じゃじゅーか)

『ねほりんぱほりん』社員をリストラと死に追い込んだ非人道的なノウハウの画像1
『ねほりんぱほりん』(NHK Eテレ)公式Twitter(@nhk_nehorin)より

 
 2月25日放送『ねほりんぱほりん』(NHK Eテレ)のテーマは、リストラされた人……ではなく、リストラを告げる「リストラの担当者」であった。

 そもそも、リストラとは「リストラクチャリング」の略語で、会社の事業を再構築することを指す言葉だそう。リストラの正式名称なんて初めて知ったし、今ではもはや人員削減的な意味が定着してしまっている。でも、本来は強制的に辞めさせることではないのだ。事実、解雇は日本の法律で厳しく制限されている。そのため、ほとんどの場合は“社員のほうから退職する”という形(建前)へ持っていこうとするらしい。

リストラの対象は誰でもいい

 今回のゲストは、会社の不採算部門の人事を担当したソウタさん(30代)と、業績悪化で閉鎖する工場のリストラを担当したイチローさん(30代)の2人であった。

 まず気になるのは、リストラされる社員の人選。会社の上層部がすでに決めているのだろうか?

ソウタ 「お上の人からは『いくら減らせ』と」
YOU  「『20人減らせ~!』って言われて……」
ソウタ 「いや、お金のほうです、お金」
山里  「『いくら分の人間は減らせ』って。怖い指示!」
YOU  「そっか。お給料、みんな違うし」

 コストのほうの数字で指示がくるらしい。そして、そこからの人選は人事部に丸投げされる。つまり、すべての社員が対象者ということ。極論、誰でもいいのだ。上層部にとって、日頃の仕事ぶりや将来性は二の次。それどころか、役員1人辞めたほうが浮く人件費は大きくなる。

 では、人事部はどういう社員をリストラ候補にするのか? 当然のことながら名前が挙がるのは、業績が悪かったり勤務態度が悪い社員だ。それでもあまり差が出なかった場合、重視されるのは3つのポイントである。

・家族がいる
・勤続年数が長い
・役職に就いている

「この人たちを切ります。この人たちはストーリーを作りやすいんですね」(ソウタさん)

 イメージとしては逆だ。上記3つは残すべき人たちの条件みたいに思える。家族がいたら切られやすいなんて……。でも、理由がある。家族がいるとローンがあるので減給は困る。だから、「他社で再就職するよ」というストーリーを作りやすいのだ。勤続年数が長い人はプライドが高く、降格や異動に対して「イヤだ」と難色を示すため、リストラする側としては思う壺。役職に就いている人は、「業績悪化の責任を負う」というストーリーが作りやすい。だから、上記の3つのポイントは重視されるのだ。ということは、独身の平社員はリストラに遭いにくいのか? まあ、平社員を切っても人件費削減という観点では効率が悪いものな……。

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