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『ねほぱほ』サレ妻・サレ夫特集…“再構築””サレラリ期”の壮絶すぎる体験談に「不倫は心の殺人」

文=寺西ジャジューカ(てらにし・じゃじゅーか)

『ねほぱほ』サレ妻・サレ夫特集…再構築サレラリ期の壮絶すぎる体験談に「不倫は心の殺人」の画像1
『ねほりんぱほりん』(NHK Eテレ)Twitter(@nhk_nehorin)より

 12月3日放送の『ねほりんぱほりん』(NHK Eテレ)で扱われたテーマが、NHKとは思えないようなそれだった。題して「サレ妻・サレ夫」である。

 番組ホームページにはこう書いてある。

「SNSでは今、不倫をされた人たちが自らを『サレ妻』『サレ夫』と名乗り、つらい体験を吐露している」

 今回のゲストは、現実のサレ妻&サレ夫の2人だった。なるほど、もしかしたらNHKだからこそ意義があるのかもしれない。サレた側がどんなつらい人生を送るのかを紹介し、広範囲で不倫抑止の役割を担う可能性があるからだ。というか、「サレ」ってのがなんかイヤな響きだ。

不倫した夫に「私を抱いて」とお願いする“サレラリ期”の屈辱

 1人目のゲストは、「サレ妻」である30代のアンコさん。かつての彼女は「この人のために生まれてきたんだ」と思うほど、夫にラブラブ。寝る前は「愛してるよ」と言葉をかわすほどのオシドリ夫婦だった。

 そんな愛する夫がうつ気味になり、休職に入った頃の話だ。いつもは2人で行く買い物なのに、いつからか1人で行く回数が増えた夫を見てアンコさんは不審に思った。LINEの着信も妙に多い。気になった彼女は、夫の入浴中に彼のスマホを盗み見た。そこにあったのは不倫相手とのやり取りで、内容はセックスの感想の言い合いだった。「今日は○○さんとひとつになれてうれしかったよ」などのヤバい語らいである。ちなみに相手は子持ちの女性で、いわゆるダブル不倫だった。

「よく見ると、お互いLINEの画面を子どもの写真にしてるんですね。だから、子どもの写真を見ながらお互い行為の感想を言い合ってるっていう」(アンコさん)

 カスすぎるだろう。どういう神経でそんな場所でトークしているのか。当然、彼女は夫を問い詰めた。夫からの反応はこうだ。

「これね、俺が不倫したんじゃないんだ。俺、今うつ気味だからしていいことと悪いことがわかんないの。だから、俺がしたんじゃなくてうつ病が不倫させたんだ」

 なんだ、「うつ病が不倫させた」って。意味がわからなすぎて笑える。うつ病へ偏見も助長しかねない。ウルトラCで無罪を狙う夫。「じゃあ、しょうがないね」とでもなると思ったか?

 その日のうちにアンコさん宅にお互いの両親がかけつけ、六者面談が開かれた。アンコさんの行動力が強くて頼もしい。当然、夫の母親は「このバカ息子!」と我が子を叱り飛ばした。しかし、アンコさんの両親の帰宅後にその義母から耳打ちが……。

「世間体のことがあるから、離婚とか慰謝料とることやめてね」

 親も親だ。クズの親はやはりクズなのか? いや、親はどこまでいっても「自分の子どもは悪くない」というスタンスを取ってしまうのだろう。

 これで夫婦仲は崩壊……と思いきや、彼女は踏みとどまった。理由は当時3歳になる娘だ。シングルマザーになったとして、もし自分が死んでしまったらこの子はどうなる? そう考え、アンコさんは「再構築」(不倫を終わらせ、離婚せずに夫婦関係を修復すること)の道を選んだ。いや、精神的には元通りになるなんて難しいと思うのだが。

 再構築のための第一歩は、夫の不倫相手と対決することである。電話で直接対決すると、相手は強気だった。「奥さん、知らないんですか? 私、あなたの旦那さんと一緒になるって決めたんです」と言い放ってきたのだ。やっぱり、ヤベえ奴である。アツコさんはブチ切れ、そこからこの女に1時間説教。後日に改めて相手を呼び出し、念書を書かせた。夫と付き合った年月のみならず、不貞行為の回数も書かせるという恐怖の内容だ。その相手からはきっちり慰謝料をブン取った。

 他人事ながら「それで? それで?」が止まらないエピソードの連続だ。すごい話なのだけど、実はあるあるでもあるから世の中は怖い。

 さて、こうして平穏が訪れたかといったらそうもいかない。不倫された体験がフラッシュバックし、アンコさんは精神的に不安定な状態へ陥ったのだ。

「旦那がその女の人に言ってた『気持ちよかった』『俺の奥さんより素敵だ』って言葉が夢に出てきちゃうんですね。で、ハッと目が覚めて、汗をすごいかいて息切れしてるんです。でも、隣を見ると何も考えないで寝てる旦那がいるわけですよ。『なんで私ばかりこんなつらい思いをしなきゃいけないんだ』って、首に手をかけて……。でも、反対側に寝てる娘を見て『理性を保たなきゃいけない』と思って」(アンコさん)

 いや、もう別れてほしい。経済的に苦しいシングルマザーの家庭で育つのと、離婚はしないけど母が父を殺してしまう家庭では、子どもにとってどちらが幸せか? シンママになったとしても、その理由は母ではなく父にあるのだ。そもそも、離婚できずに尊厳を傷つけられたまま夫婦を続ける親を見て、子はどう思うだろう? 本当に可哀想なのはどちらか?

 アツコさんはさらに追い詰められた。彼女は、俗に言う「サレラリ期」に入ってしまった。これは、サレて頭がラリッちゃう状態のことを指す。ひどいことされたはずなのに「夫を振り向かせたい!」という気持ちになり、「昔、旦那はこの服を可愛いって言ってたな」「こんな髪型をいいって言ってたな」と噛み締めてしまう期間のことだ。

「『私のこと、抱いてくれない?』ってお願いすることもありました。でも、向こうは『頼まれたからしょうがなくやってやるか』って形で、行為の最中に私と目を合わせてくれないんですよ。それを頭下げてお願いする私って何やってんだろうっていう……。自分で自分が嫌いになっていく感じでした」(アンコさん)

 完全に壊れているとしか思えない。さらに、夫はこんなことを言い放った。

「俺はこれから一生お前に謝っていかなきゃいけないのか?」

 いや、一生謝るべきである。なのに、加害者感覚がない不倫夫。“悪いこと”という意識のなさからできる不倫だった。夫の言葉を聞き、一瞬で冷めたアンコさんは離婚を決意する。もう、「良かったね」という感想しかない。しかも、離婚に際してアンコさんは慰謝料をとらなかったそうだ。彼女は疲れ切っていた。だから、早く夫と離れたかったのだ。

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