日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > K-PROライブ芸人企画

『アメトーーク!』がK-PROライブ芸人企画に至った“素晴らしき”内情

『アメトーーク!』がK-PROライブ芸人企画に至った素晴らしき内情の画像1
イラスト/新道竜巳

 僕は芸歴24年目。関東で活動し続けそのなかで色々なお笑いライブを見てきました。吉本興業でないと事務所ライブも少なかったりなかったり。お笑いライブに出るというだけでも大変で、どこでどんなライブがあり、どうやって出演できるのかを探しつづけることになります。

 思い返せば身元不明なおじさんの主催ライブに出演して、頭ごなしに駄目だしをされ、スタッフとしてもこき使われたりするのが日常茶飯事のなか、他のお笑いライブとは明らかに違う存在がK-PROライブでした。

 特に関東のライブは有象無象の怪しいライブが混在する中で、2004年からはじまったこのライブへ安心して出演できた理由を、出演経験のある私が解説していきたいと思います。

 インディーズライブでは、出る前には「ギャラがある」と聞いていたのに、出演後には結局ギャラをくれないライブがあったり、一度出演すると抜け出せなくなってノルマを払い続けないといない地獄のようなライブもあったりするんです。

 そんな中まずK-PROライブでは、事務所に所属する芸人にはちゃんとそこを通してオファーをしてくれて、しっかりギャラもいただけます。それだけでも安心感が違うんです。それなりにカロリーの使うライブに出演すると、その分ギャラが増える事も多くありました。

 ギャラに加えてケータリングがあるのも芸人にやさしいところです。お笑いライブでは普通は何も食べるものなんて出ません。ケータリングなんて言葉すら使う事のない世界……しかし、K-PROライブでは人気のライブになればなるほど、ケータリングの質がよくなり充実してくる。さらに地方公演ならばその土地の食べ物が出ることもあり、そうでなくても食べ物が減ってきたら追加され、常になくなることのない魔法のテーブルのような状態であることも。

 また、スタッフワークのよさも特筆したいところです。本来、事務所などが運営していないライブに出演すると、スタッフ不足が目立ちます。今日初めてスタッフをやる方が担当していて音響や照明で何度も失敗したり、1人で3人分動いているので常にイライラしているスタッフに出会う、みたいな事がよくあります。それが、K-PROライブではレギュラーのライブスタッフがちゃんといて熟練されており、そうした面でミスが少ないんですよね。

 ついでにいうと性欲むき出しのスタッフもいません。どういうことかというと、インディーズライブには往々にして、芸人に沢山抱かれていて、それを打ち上げの席で自慢する女性のスタッフがいたりするものなんですが、同ライブではそういった噂はまず聞きません。

 そうした良い環境をセッティングしながら年間で1000本近いライブを、さまざまな会場で開催してきました。近年では西新宿ナルゲキという劇場に拠点を置き、そこで毎日ライブを行っています。常設の劇場を持っていて、しかも毎日お笑いライブを開催しているところは、吉本興業以外ではK-PROしかありません。

 以上のように芸人に優しい環境を整えてくれているので、必然的に出演者のブッキング力も強いです。テレビで活躍していて、舞台出演にはなかなか時間がとれない芸人さんもK-PROライブなら出演し、その芸人たちを目当てにたくさんのお客さんが来ます。中にはチケットが完売して入場できないライブも多くあります。通常、インディーズのライブではお客さんがいないのが当たり前。いても1人~数人な上、出演者の彼女が見ているなんてことも珍しくない中で、会場を満席に出来る出演者をちゃんとブッキングする地力があるんです。

12
ページ上部へ戻る

配給映画

トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed