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『クリーチャーズ 宇宙から来た食人族』公開記念インタビュー

ヴィーガンなのに「食人映画」に主演? “逆輸入女優”斎藤莉奈が語る英国映画事情

女優と動物愛護活動の両立を目指してロンドンへ

――斎藤さんは2017年に英国に渡ったわけですが、なぜハリウッドのある米国ではなくロンドンだったんでしょうか?

斎藤 私、動物が大好きなんです。女優として有名になれば、動物愛護活動に役立つんじゃないかと考え、「逆輸入女優」を目指して渡英したんです。LAにもちょっと滞在したんですが、欧州の方が動物愛護活動が盛んなので、それもあってロンドンでがんばってみることにしたんです。英国にもハリウッドのオーディション情報は入ってきますし。ロンドンはLAに比べて日本人は少ないんですが、その割には日本人向けの仕事のニーズが意外とあるんです。

――斎藤さんは英国ではTVドラマに出演し、CMや企業ビデオなどにも出演しているんですね。でも海外にコネクションがあったわけでもなく、単身でよく渡英したなぁと感心します。

斎藤 英語は日本で少し勉強してから渡ったんですが、最初は全然ダメでした(苦笑)。ロンドンに知り合いの知り合いはいたんですが、あまり頼りすぎちゃいけないと思い、事務所などは自分で見つけました。運がよかったんだと思います。

――イギリス映画の撮影現場は、日本とは違いますか? 『クリーチャーズ』は撮影期間が1カ月あったそうですが、日本の低予算映画は1週間程度で撮られることがほとんどです。

斎藤 そうですね、日本だと撮影期間は短いですよね。『クリーチャーズ』の場合は、現場でリハーサルをしながら、じっくり撮り進めていく感じでした。撮影は深夜まで続いてハードでしたが、週末の土日はしっかり休めるのでリフレッシュすることができましたね。食事は3食付きでした。スタジオの一角にキッチンがあり、スタッフが交代で温かい料理を用意してくれたんです。日本だとお弁当がほとんどなので、そこは違いましたね。みんなで同じ鍋を囲んで食事することで、よりアットホーム感が高まったと思います。撮影中、誰かがNGを出してしまうと「ナイス!」や「グレート!」なんて声がジョークっぽく飛ぶんです。失敗しても現場の雰囲気が明るいので、「ごめんなさい。もう一度やらせてください」と気兼ねせずに口にすることができました。日本人である私も受け入れられ、とても居心地がよい現場でした。(3/4 P4はこちら

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