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フジ宮司アナ、早くもギブアップ? 高ストレスを吐露…のしかかる報道キャスターの重圧

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公式Instagramより

 フジテレビの宮司愛海アナウンサーが、10月から同局の報道番組『Live News イット!』のメインキャスターに就任することが先日発表された。宮司アナは「今は、大きな責任を感じながらも、どこか挑戦者のような気持ちでいます」とのコメントを寄せているが、早くもその重圧に押しつぶされそうだと局内では心配の声が上がっているという。

 2015年入社の宮司アナは、2018年春からスポーツニュース番組『S-PARK』のメインMCとなり、プロ野球、サッカー日本代表、東京五輪などあまたのスポーツ現場で取材経験を重ねた。今年2月、北京冬季五輪の現地キャスターを務め上げた後、3月末に番組を卒業。4月からは平日昼のニュース帯番組『FNN Live News days』の月曜日・火曜日を担当し、報道キャスターへと転身したばかりだが、それからわずか半年で同局OBの加藤綾子に代わって“夕方の顔”となる。

 『FNN Live News days』のキャスター就任にあたっては、いずれ加藤アナの後任として『Live News イット!』を引き継ぐための準備期間と見られていた。

「しかし今年6月、同年9月いっぱいをもって加藤アナが『イット!』を卒業することが所属事務所から発表された。もともと加藤アナは今年4月6日の放送をもって、フジテレビ時代から12年以上もアシスタントを務めてきた『ホンマでっか!?TV』を卒業。昨年の結婚を機に家族との時間を大切にしたいといい、司会の明石家さんまから『要するに妊活やな?』と訊ねられ、認めていた。本来なら同時に『イット!』も卒業したかったはずで、フジとしてもギャラが高い加藤アナが辞めてくれるのは万々歳だったが、即戦力となる後任がいないのが最大の悩みどころだった。そこでアナウンス技術に定評があり、フォトブックも出すなどフジがもっとも期待を寄せている宮司アナを後任とするために、急ぎ『News days』で報道デビューさせ、多少でも経験を積ませてから『イット!』を担当してもらおうということになったのだろうが、加藤アナも恩のある会社とはいえ、さすがに半年しか譲歩はできなかったようだ」(芸能記者)

 だが、期待をかけられている宮司アナは相当なプレッシャーを抱えているようだ。

 8日深夜にスタートしたバラエティ番組『あえいうえおあお』では、ヒップホップ好きな宮司アナが昼の渋谷でラッパーを探すという企画だったが、いつの間にか宮司アナが内面について語り、若手ディレクターに素顔を見せる内容だった。そこで宮司アナは現在の仕事について「大変かな。っていうのはやっぱ、3月いっぱいまで4年間スポーツにいたから。ちょっと慣れてきたけど、“大変化”の真っただなか。日々落ち込んでいる」と報道キャスターへの転身に苦労していると吐露した後、「(ストレスは)溜まってる。発散しようとはしてるし、いいほうに捉えようって気持ちはもちろん持ってるけど、どうてしもね。人前でさ、お酒飲みまくって酔っ払って泥酔して、“ぐで~ん”とかなれないわけじゃん、道端とかで。『常に(人に)見られている意識を』とかって思うと、どこかではしゃげない」と、ストレスが相当たまっている様子を見せていた。その後も、アナウンサーに向いていないのかもしれないとこぼす場面もあった。

 報道キャスターを務めるアナウンサーの心労はいかほどのものか。かつて西日本の民放テレビ局で5年以上報道キャスターを経験したアラサーの女性フリーアナウンサーが語る。

「テレビ局にとって報道キャスターはまさに“顔”としての立ち振る舞いが求められる。宮司アナが漏らしたように、私がいた局でも上層部から『歓楽街で深酒するな!』とのお達しはありましたよ。視聴者層もバラエティ番組と比べて高齢者が多く、なおかつ視聴率も高い傾向にあります。そうなると昼でも夜でも後ろ指をさされやすくなるんです」

 基礎知識を学ぶ時間も半端ではない。

「朝日、読売、産経、毎日、日経の全国紙は約2時間かけて毎日隅々まで読みます。その上で地元紙も熟読。分からない言葉があれば自分で調べないといけない。『分かりません!』では通用しませんからね。最近はキャスター自身がニュースに対して意見する時間がどんどん増えていますが、とんちんかんなコメントをすると反省会でプロデューサーから相当叱られる。プライベートを含めて責任を負わされ、準備にも相当時間を取られるだけに、言ってしまえば“コスパが悪い”仕事です」

 つい先日は、宇多田ヒカルのプロデュースなどで知られるミュージシャンの小袋成彬との“食事デート”を「週刊ポスト」7月22日号(小学館)に報じられていた宮司アナ。『Live News イット!』を引き継ぐまでにストレスが爆発するようなことがなければいいのだが……。

大沢野八千代(ジャーナリスト)

1983生まれ。大手エンタメ企業、出版社で勤務後、ネットソリューション企業に転職。PR案件などを手掛けている。KALDIフリーク。

おおさわのやちよ

最終更新:2022/07/11 12:00
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