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『関ジャム』がミュージシャンたちの締め切り逃れテク&愚痴大会に!?

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『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)TVerより

 10月9日放送『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)で行われたのは、題して『ミュージシャンの裏トーク「皆アレどうしてる?」』

 それぞれのミュージシャンが日々胸に秘めている本音を、この機会に公開する……という企画のようだ。ゲストは、秦基博宮崎朝子(SHISHAMO)斎藤宏介(UNISON SQUARE GARDEN)清塚信也の4人である。

 特にレアなのは、斎藤の出演だ。アニメ『血界戦線』のエンディングテーマ「シュガーソングとビターステップ」が大ヒットしたユニゾンだが、このバンドが地上波に露出する姿はあまり記憶にない。

秦基博の曲の作り方が、テスト前の学生のよう

 秦が皆と共有したいテーマは、「作曲するときのスイッチの入れ方はどうしてる?」である。秦自身に関していえば、“作曲モード”へ入るまでにかなりの時間を要するらしい。

「最初はエンジンが本当にかからなくて、基本的にはほぼYouTube見て終わるとか。『曲、書こう。よし!』って言って、YouTube見て、マンガ見て(笑)」(秦)

 まるで、本番1週間前の学生のテスト勉強である。そんな不毛な日々を送っているうちに、だんだん曲が書きたい気持ちになっていくのだそう。しかし、楽曲制作する際は“自分の中”へ入り込むため、暗くイライラした状態に陥るのが常のようだ。だから、その期間は人と会いたくなくなる。

 一方、宮崎の作り方は正反対であった。なにしろ、ツアー中にホテルで曲を作ることが多いそうだ。理由は、彼女が“詞先”アーティストだからである。

「(できあがるのは)歌詞が先なんで、歌詞を常にストックしているんです。だから、作りたくなったときにパッとギターを持って……とやってるんで、ライブとの切り替えもあんまり気にしてなくて」(宮崎)

 両者の違いは、まさしくテスト勉強のようだ。普段からこまめに予習復習をし、その積み重ねを元にリビングで勉強しながら仕上げていく宮崎のようなタイプ。1人で部屋にこもり、一気に集中してものにしようとする秦のようなタイプ。

 さらに、こんなタイプもいる。

村上 「これ、役者さんってどうなんですか。古田さんは?」

古田 「俺はもう、何もスイッチがない。集中してる奴が大っ嫌い」

 秦が選んだ“追い込む系”のやり方を全否定した古田新太。この人はこの人で、神経の図太さが狂っている気がする。

締め切り大好きなユニゾン斎藤「苦しみが終わる日なので」

 続いても、秦からの質問。「締め切り間際の言い訳、どうしてる?」であった。秦本人の対処法は「存在感を消す」、宮崎の対処法は「既読もつけないし、電話も出ない」だそう。

 2人と真逆の意見を出したのは、斎藤である。

「締め切りまでずっと書きたくない歌詞を書いてるんで、(締め切りを)“苦しみが終わる日”と捉えてるんです。(作詞が)大嫌いだからこそ、命を懸けて書いてるんですよ。僕、楽しく書いてもあんまりいい歌詞を書けない気がしてて。悩んだり苦しんだりして、『う~っ!』って書いてるときにパワーが出てくる。それが終われる日が締め切りなんで、僕、締め切り大好きなんです」(斎藤)

 共感する。締め切りが設定されているからこそ、踏ん切りもつくし決断もできる。「締め切りは発明の母」という言葉があるが、けだし名言だ。膨大な曲のストックがあるのに、ずっと自分で納得できないため、自宅に大量の未発表曲が存在するという岡村靖幸のエピソードを思い出した。それらの逸話を聞くと、逆に締め切りの重要性を感じる。

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