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小室圭さん、3度目試験の結果と自立  眞子さんへの批判は的外れ?

『モーニングショー』玉川徹のジャーナリスト魂

 お次もお騒がせ男、テレ朝の『モーニングショー』のコメンテーター玉川徹のお話。

 彼は、安倍元首相の国葬で菅義偉前首相が読んだ弔辞について、あれは電通が書いたと発言したが、間違っていたため謝罪に追い込まれ、10日間の謹慎処分を食らってしまった。

 私からすれば、あれぐらいのことでなぜこんなに大騒ぎするのかと思うが、普段から、彼の言動がややリベラル寄りだったため、保守派やネトウヨたちが、ここぞとばかりに叩いているようだ。

 文春は「傲慢男」、ポストは「何様!?」とタイトルをつけ、テレビ朝日で偉くもなれなかった男が、テレビに出て調子に乗りやがってとはいわないが、躓いたと報じている。

 だが、TBSの『報道特集』の金平茂紀キャスターほどではないが、ジャーナリストを感じさせる数少ない1人である玉川を、この程度のことで、「降板」「退社」させていいはずはない。

 テレビ朝日のドンといわれる人間は、安倍元首相をはじめ、権力側に擦り寄り、これまでも数々の報道番組をやめたり、骨抜きにしてきたといわれる人物である。

 今回も、見せしめのために玉川を干すのではないかといわれている。だが、玉川は、知らん顔をしてしゃーしゃーと出続ければいい。

 番組の中で権力などの批判をしているだけではなく、生き方で、権力に屈しない、自分の生き方を貫くところを見せてほしい。

 私は、講談社というちっぽけな組織から抜け出す勇気も才能もなかったが、玉川には、「テレビ朝日なんてちいせぇちいせぇ」といって蹴っ飛ばして欲しい。あなたならできるかもしれない。

 社を辞めても、誰も助けないかもしれない。そのときは自業自得だと諦める。そのくらいの気概を、玉川は持っていると思いたい。

 次は、ノンフィクション作家の森功が現代に寄せた「大阪万博の利権疑惑」。今回は前編。

 森がいうには、大阪万博も東京五輪の図式と同じように、総合プロデューサーについた「アンジェンス」の中心人物であった大阪大学大学院医学系研究科寄付講座教授の松下竜一(60)に、疑惑があるというのである。

「アンジェンス」というのは、大阪大学が発足させた創薬ベンチャーである。国内初のDNAワクチンという触れ込みで、吉村洋文大阪府知事も持ち上げていたが、9月に開発中止に追い込まれてしまった。

 そんな人物が、万博の「大阪パビリオン推進委員会」の総合プロデューサーになったが、森によると、とんでもない醜聞が持ち上がっているというのだ。

 松下が、顧問料をもらっている『サイエンス』という会社が、万博のスポンサーになったというのである。

「国際博覧会という五輪と並ぶ国家イベントで、個人的な利害関係のある会社を大坂パビリオンに出展させた。となればそれだけでも大問題だ」(森)

 売上72億円のシャワーヘッド会社が、日本生命やロート製薬と並んで、最低10億円といわれるプレミアムパートナーになれたのか?

 大きな事業には必ず、甘い汁を吸おうという人間たちが群がる。後編を待ちたい。

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