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山田涼介『親愛なる僕へ殺意をこめて』 あの人物が銃殺され…「原作改変」でますます深まる謎

文=東海林かな(しょうじ・かな)

山田涼介『親愛なる僕へ殺意をこめて』 あの人物が銃殺され…「原作改変」でますます深まる謎の画像
ドラマ公式サイトより

 Hey! Say! JUMP・山田涼介主演のフジテレビ系水曜ドラマ『親愛なる僕へ殺意をこめて』の第3話が10月19日に放送された。

 累計発行部数130万部を超える同名マンガを原作とする本作は、15年前の猟奇的な連続殺人事件「LL事件」の容疑者・八野衣真(早乙女太一)が実の父親であることを隠して生きてきた大学生・浦島エイジ(山田涼介)が主人公の二重人格サスペンス。

 畑葉子(浅川梨奈)という女性が殺害された事件の容疑者として警察に疑われたことなどをきっかけに、自身が二重人格であると気づいたエイジ。もうひとりの自分を「B一(ビーイチ)」と名付けたエイジは、B一が畑葉子殺害事件に絡んでるのではとにらみ、半グレ集団「SKALL(スカル)」に接近する。スカルが運営する売春クラブ「ALICE」で葉子と共に働いていたナミ(川栄李奈)の協力を得、葉子の最後の客である帝東大学教授・白菱正人(佐野史郎)のもとへ。するとB一、白菱、葉子が共謀し、スカルを潰すため、スカルが暴力団との取引で支払うための6000万円をB一と白菱で強奪したことを知るが……。

顧客リストを盗まれ、銃殺されるサイ

 エイジとナミは、スカルのリーダー・サイ(尾上松也)が葉子を暴行する様子を映した動画を白菱に見せられる。

 葉子が亡くなった10月19日、B一とスカルの金の強奪に成功した白菱は、ホテルで葉子と合流。しばらくは会わないことを決めて解散後、駐車場で先に出た葉子がサイに連れ去られるのを目撃し、録画したのだという。白菱は警察に行こうと提案したが、B一に止められていたのだ。「今からでも遅くない」というナミの提案で、白菱は警察に向かう。だが、エイジのもとにサイから動画が届く。そこにはエイジが別れを切り出した恋人・雪村京花(門脇麦)が拘束されている様子が映っていた。警察署の前にいた白菱を慌てて呼び戻した直後、サイから電話が。「お前が盗んだんだろ?」とサイはエイジに語りかけ、「1時間だ。1時間以内に返しに来なければ雪村京花を殺す」と告げる。

 スカルから強奪した6000万円を持ってアジトへ急ぐエイジ。その道中、路面店にあった四葉のクローバーのキーホルダーが目に入り、ある策を思いつく。再びナミを呼び出し、エイジは作戦を伝える。スカルが暴力団と取引をするのは今日のため、エイジがサイに金を渡したら、ナミと白菱でスカルの面々を尾行し取引現場を撮影してもらい、京花の無事を確認した上で警察に通報してほしいと頼むのだった。京花の救出だけでなく、命の危険も省みずスカルの壊滅まで狙うエイジに、ナミはなぜそこまでするのか問う。するとエイジは自分の父はLLだと明かし、笑顔をつくって現実をごまかして生きてきた自分とナミは似ているとして、「だからナミさんには、心から笑っててて欲しいんです」と真っすぐな気持ちを語った。ナミは心に決めたように、京花を救出するようエイジを急がせるのだった。

 サイのもとを訪れたエイジは6000万円を渡すが、サイが「返せ」と言っていたのはALICEの顧客リストだった。スカルの金が強奪された際、葉子の姿をアジトで見たという者がおり、襲撃の裏でエイジが葉子に顧客リストを盗ませたと疑っていたのだ。当然身に覚えがないエイジだったが、京花を解放しないと顧客リストの場所は教えないと頑なに抵抗する。

 エイジは京花のいる山中の廃墟に拉致され、そこでLLの信奉者であるサイから容赦ない拷問を受けることに。あわや……というとことで、ガラスの破片を使って縄を自力で解いた京花がサイの不意を突いて気絶させ、エイジを救出する。しかしすぐに意識を取り戻したサイは、再びエイジを襲う。絶体絶命の瞬間、パトカーのサイレンが聞こえてきた。警察が乗り込んできた直後、左胸を撃たれて倒れるサイ。撃ったのは刑事の桃井(桜井ユキ)だった。

 エイジは金を入れた鞄にGPSを仕込んだキーホルダーを付けており、ナミに追跡させていた。だからこそエイジは、京花のもとにたどり着くまで、リストのことを知っているフリを続けたのだ。エイジは腰抜けだとサイを油断させ、さらにリストの場所がわからないうちはエイジを殺さないだろうと踏んでの作戦だった。

 手当てを受けたエイジは、「僕は本当に人を殺してるかもしれない。僕は二重人格なんだ」と京花に告白する。エイジから別れを切り出された真意を知った京花は「私の目の前にいるエイジ君は、私のこと好き?」と尋ねる。エイジは「君より大事なものなんて僕にはないよ。だからこそ一緒にはいられないんだ」と返す。この答えに京花は「うん、決めた」と言い、「あたしも一緒にB一君のこと調べてみる。だってまだB一君が犯人だって決まったわけじゃないし」と協力を申し出、2人が寄り添うところで第3話は幕を閉じた。

桃井と京花が怪しい?

 今回も心臓が痛くなるようなシーンが次々と訪れる展開だった。しかし、第1章の悪役であるサイが銃殺されて退場するなど、原作とは大きく違う展開を見せ、SNSでは大騒ぎに。顧客リストも、原作ではエイジは盗み出すことに成功するのだが、ドラマでは失敗。しかし何者かがすでに盗んでいたのだというから謎が深まる。

 それにしても、疑わしい動きを見せたのは桃井と京花だ。

 畑葉子殺害事件の容疑者であるサイをなぜか問答無用で銃殺した桃井。LL事件の捜査に関わっていた過去もあり、SNSでは「口封じでサイ撃った?」「サイに個人的な恨みでも?」という考察の声も上がった。サイは亡くなる前、葉子を殺したのは自分ではなく、逃げられてしまっていたこと、LLの息子であるエイジが葉子にひどい拷問を加えて殺したのだと考えていることを話していたが、サイが亡くなってしまった今、誰が葉子を殺したのか、その手がかりがさらに途絶えてしまった。

 そして京花。エイジは第3話ラストでようやく京花に二重人格であることを打ち明けたのだが、別人格のことを「B一」と呼んでいることまで話した描写は見当たらなかった。なのになぜ「B一君」と名前を知っていたのか。エイジが経緯を説明するシーンがスキップされていただけならいいのだが……。次回予告では京花が「今まで誰にも言えなかった私の過去」をエイジに伝えようとする場面もあった。京花役が裏のある役を演じることには定評のある門脇麦なだけに、視聴者が京花に疑いの目を向けるのもうなずける。

 さらにB一登場かと思わせる”匂わせ”映像が流され、ネットでは「B一きた?」と待望の声が多く上がった。エイジとは話し方も声のトーンも全く違うB一。新章の開幕となる第4話はさらに物語が加速していきそうだ。

■番組情報
水曜ドラマ『親愛なる僕へ殺意をこめて
フジテレビ系毎週水曜22時~
出演:山田涼介、川栄李奈、門脇麦、尾上松也、早乙女太一、髙嶋政宏、桜井ユキ、佐野史郎、遠藤憲一 ほか
原作:井龍一・伊藤翔太『親愛なる僕へ殺意をこめて』(講談社ヤングマガジン刊)
脚本:岡田道尚
音楽:☆Taku Takahashi(m-flo)
主題歌:Hey! Say! JUMP「ウラオモテ」
プロデュース:草ヶ谷大輔
総合演出:松山博昭
制作・著作:フジテレビ
公式サイト:fujitv.co.jp/shinainarubokue

東海林かな(しょうじ・かな)

東海林かな(しょうじ・かな)

福岡生まれ、福岡育ちのライター。純文学小説から少年マンガまで、とにかく二次元の物語が好き。趣味は、休日にドラマを一気見して原作と実写化を比べること。感情移入がひどく、ドラマ鑑賞中は登場人物以上に怒ったり泣いたりする。

最終更新:2022/10/26 16:30

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