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『関ジャム』「原由子は桑田佳祐にとっての灯台である」サザンの“頭脳”原由子特集!

原由子の声の魅力がわかる超名曲「シャ・ラ・ラ」

 番組は、“原由子のスゴさがわかる名曲”の数々を紹介していった。

 ここで登場したのは、91年リリースのソロ・アルバム『MOTHER』収録の「少女時代」である。もともとは斉藤由貴に提供された楽曲だが、その後に原がセルフカバー。アニメ『YAWARA!』(日本テレビ系)のエンディングテーマとしても知られる名曲である。

 なにより、『関ジャム』が局の垣根を越え、『YAWARA!』の映像を使用した努力を評価したい。そして、やはり原の声が可愛いのだ。「少女時代」というタイトルと彼女の声は本当にぴったりだし、あまり情感を込めすぎない歌い方は、より心に響いてくる。

 桑田は、原の歌の魅力についてこう評している。

「原由子の『声』の素晴らしさだと思います。デビュー当時から変わらない声はキャリア44年のポップス歌手として奇跡的ではないかと思います」(桑田)

 というわけで、原のボーカルの魅力が伝わるいくつかの楽曲が紹介された。その中で登場したのは、「シャ・ラ・ラ」である。つじあやのと奥田民生がカバーしたことでも有名な、超名曲。個人的に、サザンの楽曲の中で軽く5本の指には入るくらい大好きなナンバーだ。出川哲朗が座長を務め、ウッチャンナンチャンらが在籍した「劇団SHA.LA.LA」の由来となった曲としても有名である。

 何がいいって、2番の原のパートにおける「女誰しも男ほど弱かないわ」という歌詞がいい。その直後、「Let me try to be back to this place any day」と、意味が深そうで実はきっと適当な英語のフレーズが被さってくるのも、サザンらしくてグッとくる。デモ段階ではデタラメ英語で歌入れしているため、結果的にこういうふうになってしまうのだろう。桑田と原が半々で歌い合うサザンの楽曲は「シャ・ラ・ラ」くらいしかなく、つくづく残念である。今からでも、もっと作ってほしい。

 続いて紹介されたのは、『MOTHER』収録の「花咲く旅路」だ。この曲が30年以上前にリリースされた曲という事実にびびる。当時、CMソングとして頻繁に耳にしたし、この曲を聴くだけで「JR東海」というナレーションが聞こえてきそうな気がする。久々に聴いたら、猛烈に旅に出たくなってしまった。ちなみに、この曲は作詞・作曲が桑田佳祐、編曲は小林武史&桑田佳祐だ。

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