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郷ひろみ、なぜか『家族に乾杯』で外ロケに挑戦! 隙があらば持ちネタぶっ込む芸歴50年の矜持

文=寺西ジャジューカ(てらにし・じゃじゅーか)

郷ひろみ、なぜか『家族に乾杯』で外ロケに挑戦! 隙があらば持ちネタぶっ込む芸歴50年の矜持の画像1
『鶴瓶の家族に乾杯』(NHK)Twitter(@nhk_kanpai)より

 11月7日と14日の2週にわたって『鶴瓶の家族に乾杯』(NHK)にゲスト出演したのは、郷ひろみであった。

 スゴイ旅番組である。笑福亭鶴瓶は70歳で、郷ひろみは67歳。鶴瓶と郷が3歳しか違わないというのも意外だが、それ以上に郷がもうこの年齢という事実に驚愕する。

 ちなみに、郷は昭和30年生まれ。同級生には、明石家さんま、島田紳助、上沼恵美子、桑田佳祐(早生まれ)、江川卓、掛布雅之、具志堅用高、ビル・ゲイツらがいる。全員、磯野波平(54歳)より一回り以上も年上なのだ。

 特に、郷の不老ぶりだ。一時期、「ちょっと老けた?」と思う時期もあったが、ここにきてなぜか若返った印象を受ける。まだまだ、余裕で歌って踊れる郷。このまま70歳になっちゃいそうな勢いを感じさせるから、やっぱりスゴイ。

 ところで、なぜ彼は『家族に乾杯』に出演したのだろう。今年でデビュー50周年だからか、はたまた『NHK紅白歌合戦』に35回目の出場を決めたからなのか? 兎にも角にも、郷がロケに出るという絵面がプレミア感にあふれている。なにしろ、100円ショップで店員に「これ、いくらですか?」と聞くくらい、浮世離れした人なのだ。古巣のジャニーズ事務所では激震が続いているのに、謎にこの人は絶好調である。

 気がかりが1つだけある。あの郷ひろみが、家を巡るのだ。大変なことになるのでは? 主に高齢者(還暦以上の“ひろみストライク世代”)が多い町でロケをしがちな、この番組だ。そうなったら、「奥さん、みりんを選びましょ」どころじゃ収まらぬ、妖艶な空気が漂ってもおかしくない。

郷ひろみ、女性たちを軒並みポーっとさせていく

 2人が訪れたのは、福島県南会津郡下郷町沢田であった。ハイエースから降りた郷が発した第一声は、以下だ。

「いやあ、すごいな。見渡す限り、もう……」(郷)

 見渡す限り、何なのか? 「見渡す限り、田舎だな」と、言いたかったのだろうか。たしかに、何もなさそうな町だ。

 あと、福島を歩く郷のスタイルが細いのだ。いや、痩せてるだけじゃない。姿勢(背筋)もピンとしている。強靭な筋肉を残しつつ、よくスタイルを維持できているものである。改めて、こんな67歳がいるなんて驚きだ。

 ところで、なぜ今回のロケ地に福島県下郷町を選んだのか? 駅名標を指差しながら、郷は理由を説明した。

「見てください。しもごうまち(下郷町)。しも郷まち! しもGOまちですよ!!」(郷)

「郷」が付く地名なんてそこらじゅうにあるだろうに(西郷村や大郷村など)、無理やりこじつけるGOいんな郷。何かにつけて「ゴォ~ウ」と叫べば喜ばれる、おいしい持ちネタを彼は手に入れていた。

 郷がこのロケ地を選んだ真意は、もちろん他にある。かねてより、郷は蕎麦打ちに興味があったそうだ。南会津は蕎麦がうまい地域。そんな理由で、蕎麦処・会津を彼はロケ地に選んだのだ。人はなぜ、年を取ると蕎麦を打ちたがるのだろうか?

 町を歩くと、予想通りだった。特に“ひろみストライク世代”の女性たちが、郷を見た途端、軒並みポーっとしていくのだ。眼前に郷がいると気付き、途端に目の色がガラッと変わった90歳の女性までいた。

鶴瓶 「(郷を指して)この人は誰?」

女性 「わかんないなあ。顔はわかるんだけど……」

鶴瓶 「郷ひろみさんです!」

女性 「あぁ~……えっ、郷ひろみさん!? やだあ、握手してえ!!」

 マスクを付けているので、郷とわからなかったのだろう。まるで『ムー一族』(TBS系)で、郷ひろみを前にした樹木希林のようなリアクションであった。

 実は、『家族に乾杯』で鶴瓶よりゲストのほうが人気者なのは稀なケースである。そんな人気者・郷の引き立て役に、鶴瓶は徹し切った。

「郷さんがこんなところに来たらあかん! 郷さんがこんなところにいてると思えへんやん!!」(鶴瓶)

「こんなド田舎に郷ひろみが来たらあかん!」という意味か? 郷の持つプレミア感をアピールしているようで、仄かに田舎を下に見る鶴瓶の本音が透けて見えてしまっている。

郷ひろみにとって『はじめてのおつかい』か?

 『家族に乾杯』では、旅の途中で鶴瓶とゲストが二手に分かれ、それぞれ別々にロケを進める流れが通例だ。

郷 「いいんですか、蕎麦? 僕、蕎麦打ちに行きたいなと思ってるんですけど……(笑)」

鶴瓶 「僕は行かないです。ここで分かれましょう」

郷 「やっぱ、分かれるんですか(苦笑)? ずっと、一緒かなと思ったんですけど」

鶴瓶 「ここで分かれましょう」

郷 「いやいや、だから(苦笑)」

 自立できない郷。スターすぎて、一人立ちが難しいのか? 実際、郷にとって1人ロケは50年のキャリアの中で初めての仕事だと思う。ハードルが高いのはわかる。だとしても、そんな『はじめてのおつかい』みたいな顔をしなくても……。

 とりあえず、地元の人に聞き込みをする郷。どうやら、近所にある蕎麦店の存在を教えてもらったようだ。もしかしたら、そこで蕎麦打ち体験をさせてもらえるかも……という算段である。

 さっそく、郷はその蕎麦店に向かった……が、残念ながら定休日だった。スターなのに、持っていない郷。改めて、彼は聞き込みを再開した。民家を訪ねるときの郷の挨拶が、またイカしているのだ。

「あ、すみません。郷ひろみなんですけども」(郷)

 見ず知らずの人の家を訪ね、初っ端にそんな自己紹介があるだろうか? なのに、相手は相手で郷を見ながら「やっぱ、そうだよな」と納得するのだから、規格外だ。さすがの知名度! おそらく、今までのゲストで郷は最強クラスの認知度を誇る芸能人である。

 郷が訪ねた家の人、どうやら休みだった蕎麦店の主とお知り合いらしい。

家の人 「(蕎麦店の主は)今、蕎麦刈りやってるんです、蕎麦畑で」

郷 「ありがとうございます。(蕎麦店の主は)なんてお名前ですか?」

家の人 「星邦一」

郷 「星さん?」

家の人 「だいたい、ここの集落は8割が(苗字が)星ですから」

 というわけで、主がいる蕎麦畑の場所を聞き、そこにたどり着いた郷。しかし、蕎麦畑に来ても人の姿が見当たらないのだ。街灯や電信柱さえない。ここで人を探すのは難しそうだ。途方に暮れ、捨てられた子どものような顔になる郷。

「星さ~ん!」(郷)

 だから、この辺りはほとんどが星さんばかりだと言ってたのに! 田舎ロケの経験値の低さをあからさまに露呈する郷。しまいには、通り過ぎる車に手を挙げ、闇雲にヒッチハイクしようとする始末だ。そして、当然のように素通りされてしまった。見るからに不審者だし、怪しいし、停まるわけがない。停めたいのなら、口元を隠すマスクを外せばいいのに……。

 八方塞がりの郷。通常なら、この番組のスタッフは事の成り行きを見守るだけである。なのに、「さっきの家の方に電話してみましょうか?」と、今回ばかりは提案をした。助け舟を出したのだ。1人ロケの免疫がない“スター”郷が相手である。やはり、特別待遇せざるを得ない。スタッフから携帯を手渡された郷。つながったのは、さっきの“家の人”だった。

「すみません、郷ひろみなんですけど」(郷)

 またもや、スター丸出しで電話する郷。「郷ひろみなんですけど」なんて挨拶があるだろうか? 結果、件の“家の人”はわざわざ近くまで車で迎えに来てくれ、さらに蕎麦店の主に連絡を取ってくれた。

「今、郷ひろみさんが蕎麦畑にいて。連れて行くから待ってて」(家の人)

 「郷ひろみが来ているんだけど」という状況説明も、よく考えると物凄いメッセージだ。南会津の蕎麦畑にヒロミ・ゴーが来るなんて、誰も思いもしなかったはずである。

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