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城下尊之の「フラッと芸能解説」

NHK紅白、いまさら「工藤静香に篠原涼子」の崖っぷち度

文=城下尊之(しろした・たかゆき)

NHK紅白、いまさら「工藤静香に篠原涼子」の崖っぷち度の画像1
『第73回NHK紅白歌合戦』公式サイトより

 ベテラン芸能リポーターの城下尊之氏が、とかくあおり・あおられがちな芸能ニュースをフラットな目線で、おちついて解説!

――12月23日放送の『ミュージックステーション ウルトラSUPER LIVE 2022』(テレビ朝日系)で、工藤静香とモデルでフルート奏者の長女・Cocomiが親子共演して話題になりました。9月にもNHK『SONGS』で親子共演していました。

城下 大みそかの『第73回NHK紅白歌合戦』でも親子共演することが発表されましたね。1998年以来、24年ぶり9回目の出場となる工藤さんは「35周年SPメドレー」として「嵐の素顔」「黄砂に吹かれて」を歌唱するそうです。

――視聴者としては「今さら工藤静香?」という印象もありますが。

城下 工藤さんは、今年は35周年の記念イヤーということで露出を増やして盛り上げようとしていました。ただ、やはり工藤さん1人だと話題性として弱いところもあります。しかし「親子」ということになれば、それなりに話題になる。一時期は、木村拓哉さんの妻であることを表に出さないようにしたいという意向があって、家庭のことや親子共演は控えていたようですが、今は子ども2人とも芸能活動をしているので問題ない。NHK側としても親子共演は話題になる。

――工藤とNHKの思惑、双方が一致したということですね。

城下 そうですね。Cocomiさんは一応モデル業もしていますが、次女のKōki,さんに比べてあまり目立った活動がない。工藤さんも親としてもっと華々しく芸能活動をさせたい、サポートしたいという思いもあるでしょう。親子での紅白出場は、工藤さんもNHKもどちらも願ったり叶ったりでしょうね。

――「今さら」といえば、篠原涼子も今さら感があります。

城下 篠原さんは1994年にリリースした「恋しさと せつなさと 心強さと」を、今年28年ぶりにセルフカバー。小室哲哉さんがリアレンジを手掛けて「恋しさと せつなさと 心強さと 2023」として、格闘ゲーム「ストリートファイター6」の日本イメージソングになり話題になったんです。紅白も小室さんと共演することが発表されました。この話題性にNHKが乗っかった形ですね。

――なるほど。いろいろと話題になりそうな人を集めたわけですね。

城下 NHKとしては幅広い世代の人に見てもらいたいという狙いがあるんです。ジャニーズやK-POPが好きな若い世代も確実に捕まえたいですし、石川さゆりさんなど演歌歌手を出場させることで年配の視聴者も捕まえたい。その間のぽっかり空いている中間層を、今年動きがあった工藤さん、篠原さんが埋めたような形になりました。言い方を変えれば、工藤さん、篠原さんも懐メロの枠に入ってきたということになりますね。各世代が「見てみよう」ということになれば、まんべんなく視聴率をアップさせることができるのではないかと考えたのだと思います。

――視聴率においては、紅白は崖っぷちですもんね。

城下 そうなんです。2021年の「第72回NHK紅白歌合戦」は過去最低視聴率となってしまいました。これ以上、視聴率を下げるわけにはいかない。どうにかしたいという焦りがあるのだと思います。

――話題性でいえば、加山雄三も出場するようですね。城下さんはずいぶん前から加山の出場を予想していました。

城下 特別企画での出場ですね。加山さんは年内でコンサート活動の終了を発表しています。8月に放送された『24時間テレビ』(日本テレビ系)がテレビでのラストパフォーマンスとなるかと思われていましたが、紅白が最後となり、NHKもホッと一安心したことでしょう。

――いろいろと工夫を凝らした紅白、視聴率がどうなるか楽しみですね!

 

城下尊之(しろした・たかゆき)

城下尊之(しろした・たかゆき)

立教大学在学時から、サンケイ新聞でアルバイトを行っていた経緯から、卒業後、サンケイスポーツへ入社。スポーツ紙文化部記者となった初日で見習い経験もないうちに、他に大きな事件があったため、「(故)林家三平さん、大病から復帰!」という大事な現場を任された。退社後は、TBS『奥様8時半です』のデスク担当として勤務し、その後、芸能リポーターに転身し、現在に至る。独自に身につけてきた取材能力、ブレーンの作り方等から、芸能界の裏話を交えた、楽しい味付けで話す。

【プロフィールページ】

最終更新:2022/12/31 19:00

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