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IMPACTorsは不参加も…ジャニーズJr.の超豪華大運動会、滝沢秀明の手柄を“横取り”?

ジャニーズJr.の超豪華大運動会、IMPACTorsは不参加も…滝沢秀明の手柄を横取り?の画像1
YouTube「ジャニーズJr.チャンネル」動画「2022年冬…7夜連続大型企画【冬のジャニーズJr.大運動会】開会式~1/7」より

 ジャニーズJr.の公式YouTubeチャンネルに12月25日から7夜連続で「冬のジャニーズJr.大運動会」と題した一連の動画が公開中だ。同チャンネルにレギュラーとして登場している、美 少年、HiHi Jets、7 MEN 侍、Aぇ!group、少年忍者、Lilかんさいの6グループがさまざまな種目で競う「大運動会」の動画であり、その超豪華な内容を多くのファンが絶賛している。

 2022年5月にも、「ジャニーズJr.大運動会2022春」として7夜連続で公開されており、もはや恒例となっているこの大運動会について、ある芸能事務所関係者は感嘆するばかりだ。

「まずもって40人以上ものタレントが集まって、ロケをするということがすごい。そして、その動画をYouTubeで無料公開するのは、相当太っ腹です。そもそもジャニーズJr.はメジャーデビュー前であり、かつては限られた番組やコンサートなどでしか観られなかったわけです。それこそコアなファン向けのコンテンツであるので、有料配信にしてもおかしくない。それなのに、無料で配信するというのは、ジャニーズ事務所の底力を感じますね。

この動画を撮るのに、Jr.たちのギャラも含めて、結構なお金がかかっているはず。まず普通の事務所なら、自社製作でこんな動画は撮らない。それをファンサービスとしてやってのけるのは、さすがのジャニーズです」

 ジャニーズJr.チャンネルは18年3月に開設され、それ以降ほぼ毎日なんらかの動画が公開されている。初期の頃は、SixTONES、Snow Manもレギュラーメンバーだったが、その後メジャーデビューするとともに単独チャンネルに移行。また、メジャーデビュー前のなにわ男子、Travis Japanもレギュラーメンバーだった。

「なかにはかなりユルいものもありますが、基本的には毎回異なる企画の動画を公開していて、かなり頑張っていると思います。再生回数にムラはありますが、アベレージで20万~30万回くらい。十分に収益も上がっていると思います。もちろん、出演するJr.たちのギャラにも反映されているだろうし、メンバーたちのモチベーションを保つ意味合いもあるでしょう。それでファンが大喜びするのだから、素晴らしいコンテンツだと思いますよ」(同)

 ジャニーズJr.のYouTube戦略を積極的に進めたのは、ジャニーズ事務所副社長、ジャニーズアイランド社長を歴任した、滝沢秀明氏だった。ある音楽関係者はこう話す。

「ジャニーズJr.のYouTubeは確かにすごいんですが、滝沢さんが退社した今となってみると、滝沢さんの功績を今のジャニーズ事務所が掠め取っているようにも見える。このチャンネルが好調なのはやっぱり滝沢さんのおかげでもあるし、SixTONES、Snow Man、なにわ男子、Travis Japanがこのチャンネルから旅立って、メジャーデビューしたのもやはり滝沢さんがいたからこそ。その部分が蔑ろにされているかのように思えて、ちょっと違和感を覚えるのは変なことではないと思います」

 そして、滝沢氏が名付け親となったジャニーズJr.内ユニット・IMPACTorsは、ジャニーズJr.チャンネルのメンバーとはなっていない。2022年12月28日発売の「週刊文春」(文藝春秋)は、そのIMPACTorsがメンバー全員でジャニーズ事務所を退所する意向を固めたと報じている。

「紛うことなく“滝沢派”だったIMPACTorsがYouTubeから干されて退所するということは、今YouTubeで活動しているJr.たちは、間違いなく“藤島ジュリー景子派”ということになるでしょう。あれだけ滝沢さんが頑張ってJr.育成に心血を注いだとしても、手柄は結局ジュリー社長のものということ。ジャニーズ事務所の深い闇を感じますね」(同)

 YouTubeでの戦略は見事ではあるが、その裏側に“滝沢派”の犠牲があったということだ。滝沢氏とIMPACTorsの面々は、盛り上がるジャニーズJr.の大運動会をどんな気持ちで見ているのだろうか──。

手山足実(ジャーナリスト)

出版業界歴20年超のベテランジャーナリスト。新聞、週刊誌、カルチャー誌、ギャンブル誌、ファンクラブ会報、企業パンフレット、オウンドメディア、広告など、あらゆる媒体に執筆。趣味はペットの動画を見ること、有名人の出没スポットパトロール。

てやまあしみ

最終更新:2022/12/30 08:00
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