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「バスvs鉄道」は超グダグダ…岐路に差し掛かった大人気テレ東バス旅シリーズの今後

文=木村之男

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『バスVS鉄道乗り継ぎ対決旅14』(BSテレ東より)

 テレビ東京が生んだ大ヒット番組「バス旅」シリーズ。太川陽介&蛭子能収コンビがローカルバスを乗り継いで目的地を目指す旅対決番組は大ヒットし、太川&蛭子コンビの後を継いだ「バス旅Z」の他、「バスvs鉄道」「鬼ごっこ」「陣取り合戦」など、さまざまな派生企画を生んできた。

 だが、2007年のシリーズ誕生からおよそ15年を経て、いよいよ“賞味期限”が近付いてきたようだ。

 羽田圭介&田中要次の「バス旅Z」は昨年、通算成績が負け越しとなり、コンビは解散。派生企画では一番長く続いているのは、太川が村井美樹と戦う「バスvs鉄道」だが、昨年12月28日に放送された最新回では、村井のポンコツさばかりが際立ち、視聴者を呆れさせまくった。

「鉄道チームを率いる村井は、時にチームメイトに長距離の歩行や急ぎ足を強いることから“鬼軍曹”と呼ばれていますが、先日放送の第14弾は正直言ってヒドかったです。早稲田大学出身でインテリキャラの村井は、回を重ねるごとに“地図が読めない”、“酷い方向音痴”“すぐテンパる”など、ポンコツキャラが見え隠れしていましたが、今回は大爆発。

 序盤から駅名を間違えたり、正反対の方向に進もうとしたりといったミスを繰り返したかと思えば、チェックポイントの金魚すくいゲーム、かるた対決では完全にお荷物に。焼肉の部位を当てるゲームで、カルビを食べて『ザブトン』と答えたときは本当にズッコケました。

 さらに、道に迷ってチームメイトとはぐれたり、電車の切符をなくしかけたり、チームメイトのFUJIWARA原西のことを何度も『原口』と呼んだり、ゴール地点で出迎えた“ひこにゃん”を見て『せんとくん!』と叫んだり……それでも対決は鉄道チームが勝ったんですから、本当にグダグダでした(苦笑)」(テレビ情報誌記者)

 チームを率いるべきリーダーが足を引っ張る大惨事が発生した、年末の「バスvs鉄道」対決。さらにほかの企画も、それぞれ細かい問題を抱えている。シリーズ当初から番組をチェックしているキー局関係者はいう。

「A.B.C-Zの河合郁人と戦う『陣取り合戦』はこれまで9回放送されており、通算成績は太川の4勝3敗2分け。引き分けが発生するのはルール上、仕方ありませんが、問題は河合のスケジュールです。河合は現在、東京、名古屋、大阪、岩手でレギュラー番組を持っており、2022年の出演番組数はおよそ300本。陣取り合戦はこれまで年4回ペースの放送でしたが、スケジュールが押さえられないのか、9月を最後に放送が途切れています。

 一方、EXILEの松本利夫と戦う『鬼ごっこ』はルールがわかりにくいのが大きな欠点。これまで細かい改変が何度か行われていますが、何回やっても視聴者から“ルールがわからない”という声が上がっています。両者とも勝ち負けにこだわるあまり、ルールすれすれの行動がしばしば飛び出し、それがルール改変を招く悪循環に陥っています」(キー局関係者)

 太川&蛭子の『乗り継ぎ旅』が始まったのは2007年のこと。1つのネタで15年も保てば十分だが、関係者は「テレ東はまだまだヤル気」と見る。

「年始のゴールデンタイムに『バス旅Z』の総集編を放送していたのを見ると、テレ東はバス旅企画の元祖の『乗り継ぎ旅』を早く復活させたいのでしょう。BSでは延々と過去の回の再放送をやっていますし、太川&蛭子のバス旅はDVDになるほどの変わらぬ人気ですしね。

 田中要次&羽田圭介コンビは最後まで必死さが感じられず、評判も今ひとつだったので、“シーズン3”はバス旅の顔である太川+新パートナーというのが濃厚。ただそうなると、『バスvs鉄道』や『鬼ごっこ』など派生バージョンの中にはフェイドアウトするものが出てくるかもしれません」(同上)

 バスから降ろされる人は誰か?

木村之男

木村之男

1972年生まれ、東京都出身。大学時代にライターとして活動し始め、出版社~編集プロダクションを経てフリーに。芸能・カルチャー・テレビ・広告業界などに精通する。趣味はテレビに映った場所を探し出して、そこに行くこと。

最終更新:2023/01/14 11:00

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