本多圭の『芸能界・古今・裏・レポート』

のん、地上波復帰の陰に「芸能界のドン」のパワーダウンが…

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映画『さかなのこ』公式サイトより

 民放テレビ界から干され続けている女優・のん。先日、主演した映画『さかなのこ』(2022年公開)で『第46回日本アカデミー賞』優秀主演女優賞を受賞し、その授賞式が3月10日に日本テレビ系で生中継されるが、そこで彼女の地上波復帰が注目されている。

「のんは独立騒動以来約7年間、地上波から干された状態が続いてきました。原因は、テレビ局が元所属事務所のバックにいる“芸能界のドン”に忖度したからと言われていますが、昨今、芸能界のパワーバランスが崩れ、忖度する必要がなくなってきている。のんが出席する予定の日本アカデミー賞授章式は日本テレビ系の地上波で放送されますから、事実上の地上波復帰になるんです」(番組制作会社プロデューサー)

 13年4月期に放送されたNHK連続テレビ小説『あまちゃん』で大ブレークしたのんだったが、15年、当時所属していた事務所「レプロエンタテインメント」との間で契約をめぐり、独立トラブルが発覚。当時、本名の「能年玲奈」を芸名としても使用していたが、翌年6月、同事務所との契約を延長せず独立すると、芸名として「能年玲奈」を使用することも禁止され、「のん」に改名した。

「独立後はテレビ界から干されるようになりました。前事務所のレプロの圧力ではないかと言われましたが、レプロのH社長は、芸能関係者から人望があって“芸能界のドン”とも呼ばれる『田辺エージェンシー』の田邊昭知社長から信頼が厚かったことから、むしろ田邊社長に忖度してテレビ局側が起用しなかったという見方がもっぱらでした」(番組制作会社スタッフ)

 それでも、2016年には、大ヒットしたアニメ映画『この世界の片隅に』で主演声優を務めるなど、芸能界で干されながらも、地道な活動を続けていた。

「少し風向きが変わったのが19年7月、公正取引委員会が、事務所を退所した元SMAPの3人(稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾)を出演させないようテレビ局に圧力をかけるのは独占禁止法違反の疑いがあるとしてジャニーズ事務所に注意喚起を促したことでした」(前同)

 これがきっかけになったのか、3人同様、地上波から干されていたのんの『この世界の片隅に』をNHKが放送。ただ、民放への復帰までは至らなかった。

「ジャニーズからの横やりがなくなった元SMAPの3人はその後、再起を果たしていますが、のんは『東京オリンピック・パラリンピック』の聖火ランナーに選ばれた(その後、コロナ渦で辞退)ものの、地上波の状況は変わらず。20年には、25年間にわたって愛され続けてきた舞台『星屑の町』がのん主演で映画化されましたが、出演したのはNHKやCS、TOKYO MXくらいでした」(夕刊紙記者)

 しかし、今回、のんが主演映画『さかなのこ』で優秀主演女優賞を受賞。3月10日の授賞式の模様は日本テレビ系で生中継される。 「実現すれば、事実上の地上波復帰になる。芸能界のパワーバランスも崩れつつありますからね。のんの地上波復帰も近いのではないでしょうか」と話すのは田邊社長と親交がある大手プロ役員だ。

「新年早々、田辺エージェンシーに所属していた人気俳優・堺雅人の独立が『週刊新潮』に報じられましたが、田邊さんは同誌に『“独立して会社をやりたい”と彼が言うので、どうぞ、と。それだけです』とコメント。堺が今夏、TBS日曜劇場の出演が予定されていることについても、『TBSと堺君で直接やってくれとなっていて、うちは関わっていません』と話していましたが、気になったのは、田邊さんの『もう(堺と)一緒に仕事なんてできないよ』という言葉。そんなことを言う人ではなかった。田邊さんのパワーも落ちましたね」(田邊社長と親交がある大手プロ役員)

 筆者は、田邊社長がどんなに堺を信頼し、期待していたかを田邊社長本人から聞かされていただけに、突然の独立にかなりのショックを受けたことは想像に難くないのだが、いずれにしても、堺の独立も、のんの今後に少なからず影響を与えそうだという。

「2年前、寵愛していた夏目三久が有吉弘行との結婚で引退し、今度は、手塩にかけて育ててきた堺雅人が身勝手に独立。田邊さんはかなりショックを受けているようで、以前のような迫力はありません。TBSが田邊さんに忖度しなくなれば、どの局も数字が取れるのんの出演交渉に入ると思います」(田邊社長を知る芸能関係者)

 のんの地上波出演解禁が注目される。

(文=本多圭)

本多圭(ジャーナリスト)

芸能取材歴40年以上、タブー知らずのベテランジャーナリスト。主な著書に『 スキャンダルにまみれた芸能界のトンデモない奴ら』など。

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最終更新:2023/02/08 14:00
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