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ドン引き“卑猥メール”不倫の黒岩知事、任期途中辞任もまったなし

元Jr.岡本カウアンが証言したジャニー氏の“性加害”手口

 さて、名古屋出入国在留管理局の収容施設で亡くなったスリランカ人のウィシュマ・サンダマリの事件は、この国が、他国の人間を人間として見ていないことを、われわれ日本人に嫌というほど知らしめた。

 英語教師になるために日本に来たが、同居している男にDVを受け、学校を除籍処分になり、在留資格を失ってしまう。

 DVに耐え切れずに警察に駆け込んだが、名古屋管理局は、彼女を「不法滞在者」として施設に収容してしまうのである。

 収容が長期化する中で、彼女は体調を悪化させていく。

 健康上の理由から、仮放免を求めたが、1度目は不許可。2度目は可否の検討もされなかった。

 当時、医師は「内服できないのであれば点滴、入院」としたが、入館の職員たちは点滴治療も入院措置も取らなかった。

 それから1カ月後、職員が呼んでも、彼女の反応がなかったため、近くの病院に搬送したが、間もなく死亡が確認された。

 亡くなる19日前に採取された尿は「人間の体が飢餓状態になっている異常値を示していた」という。

 遺族は、殺人容疑で、入館側を刑事告訴したが、名古屋地検は不起訴とした。

 これは、国がやっていることに、地検ごときが異を唱えることができないから当然の結果であろう。

 だが検察審査会は、適切な措置を取っていれば救命も可能だったとした。現在は、名古屋地検で再捜査が行われているが、入館側の責任を求めるという「勇気ある判決」が出るか、疑問である。

 なぜなら、政府は今国会で入管難民法改正案を審議することになっているが、

「二年前、ウィシュマさんの件が公になり、『人権を軽視している』と批判されて廃案になった法案と内容は殆ど変わらない。何より改正案では、長期収容中の外国人を強制送還しやすい内容にしているのが問題です」(ウィシュマン事件の弁護団の指宿昭一弁護士)

 この国は、観光に来ておカネをたくさん落としてくれる外国人は大歓迎だが、日本で働きたい、祖国を逃れたという外国人には冷酷な国である。

 ウィシュマさんが収容されていた部屋を撮影していた映像が一部公開された。

 これをNHKをはじめ民放のニュースでもどんどん流すべきだ。日本の恥部を多くの国民が注視するべき大問題なのだから。

 

 文春が連続追及しているジャニー喜多川によるジャニーズJr.への性加害問題だが、ついに今回、元ジュニアの岡本カウアン(26)が初めて実名・顔出しで取材に応じた。

 岡本は、2012年から2016年までジャニーズJr.として活動したという。ジュニア時代は、「Myojo」(集英社)の表紙を飾ったこともある。ドラマ『GTO』(2014年、フジ系)や、トーク番組『Rの法則』(NHK Eテレ)にレギュラー出演するなど、200人近いジュニアの中でも、特に活躍した1人だったそうだ。

 彼がジャニーズに入ったのは、名古屋のモデル事務所に登録していた15歳の頃だという。

「マネージャー同士が知り合いだった縁で、ジャニーズ所属だった岡本健一に、ジャスティン・ビーバーの『Baby』を歌う自分の姿を収めたDVDと、音楽をやりたい思いを綴った手紙を送った。

 すると2012年2月12日、寝坊した日曜日の朝に携帯電話が鳴った。相手はジャニー氏。東京国際フォーラムで始まるSexy Zoneのコンサートに来いというのだった。慌てて新幹線に飛び乗った岡本氏は、ジャニー氏の電話の5時間後、5千人の観客の前で『Baby』をアカペラで歌っていた。その夜はジャニー氏の渋谷の自宅マンションに泊まることになった。ただ、この日は何もなかった」(文春)

 2012年3月、中学卒業を控えた頃だった。東京での仕事を終え、ほかのジュニアたちとジャニー氏の自宅に泊まることになった。リビングで出前の夕食を食べると、ジャニーが近づいてきて、肩をマッサージしながらこういったという。

「カウアン、早く寝なよ」

 岡本がこう話す。

「他のジュニアも、『今日はカウアンか』と、それで気づいたと思います。その日はジャニーさんの部屋から近い部屋で寝ました。『寝なよ』って言われたときは、ジャニーさんの寝室か近くの部屋に寝ないと、翌日すごく機嫌が悪くなるんです。その頃には他のジュニアにも聞かされていたし、自分でも調べたりしていたので、ジャニーさんのことはわかっていました。でも、その部屋には3つベッドがあって、他の奴もそこで寝ていたんですが……」

 スリッパの足音が彼の寝ている部屋の前で止まり、ジャニー氏が入ってきた。

「下のほうからベッドに入ってきて、布団を引き剥がされて、僕の腰のあたりで横になるんです。それ以上上がってくることはなくて、足元で全て終わります」

 行為は足のマッサージから始まる。浴衣はすぐにはだけさせられ、ジャニー氏の手が直接身体に触れる。しばらくすると、手は上に伸びてきた。

「マジだ、と。最初はマッサージだけかなとも思いました。でもパンツの上から触られて、脱がされちゃって……。パンツ脱がされるともう覚悟しますね。手で触られて、それから……」

 行為が終わり、朝、ジャニーと「おはよう」と挨拶を交わした岡本に、ジャニーは、「ユー、仕事どこ? じゃあ、一緒に出ようか」と。2人でエレベーターで降りるときに、小さく折りたたまれた1万円札を渡されたという。

 岡本氏がジャニーによる性被害を受けたのは、「計15~20回はあった」という。「自分を守れるように、ジャニーさんにされた時の動画を後で撮って残してあります」とも語っている。

 岡本は海外志向が強かったが、ジャニーズ事務所では難しかったため、辞めたという。

 今は日本とブラジルの両方で音楽活動をしているという岡本は、今回話したことで、

「言えなかったときのほうがキツかった。言えないということは、人生で起きたことを否定しているということ。言えたから、もういいやとも思える。(中略)喋ることで自分の気持ちも浄化されました」

 といっている。今、アイドルとして活動している男たちは、この言葉をどう聞くのだろう。

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