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ドン引き“卑猥メール”不倫の黒岩知事、任期途中辞任もまったなし

ドン引き卑猥メール不倫…神奈川・黒岩県知事の「実像」

 今週の第1位は、文春の黒岩祐治神奈川県知事の11年不倫を報じた特集にささげたい。4月9日(日曜日)に神奈川県知事選の投開票が行われ、4選を果たした黒岩祐治(68)
だが、選挙の終盤、文春が、黒岩が11年間不倫していた女性が、彼との男女関係を赤裸々に告白したと報じたのである。

 黒岩と11年間「不倫関係」だったと告白したのは都内在住で黒岩とは一回り近く下のA子。出会いは黒岩がキャスターとして活躍していた2000年7月だという。

 彼女は都内の企業で働くキャリアウーマンだったそうだ。

 共通の友人が主催する会合で挨拶すると、黒岩から話しかけてきて、二次会でバーに行った後、帰り方向が一緒だったため。「送っていくよ」と赤いアルファロメオで送ってもらう途中、いい雰囲気になりキスをしたという。そのとき黒岩は、

「僕はバレなければ不倫してもいいと思う」

 といったそうだ。

 翌日、再会を楽しみにしているというメールが来たという。

 2カ月後、西麻布の焼肉屋でディナーを共にした。その時は店の個室でキスをしたが、そのまま別れたそうだ。

 肉体関係を持ったのはこの年の秋ごろ。黒岩から、

「メールで『今度はホテルで会いましょう』と。ただ『僕は絶対ラブホテルはダメ! ちゃんとしたシティホテルを予約してね』とも書いてあった。それで新宿駅近くのシティホテルを押さえました」(A子)

 一度関係を持つと、それが決まりのコースになった。

「黒岩さんは部屋に入るとカーテンを全部閉め、その後チラッと開けて外を覗く。とにかく用心深かったですね」(同)

 だが用心深さとは裏腹に、2人だけの世界では打って変わって大胆だったという。

 当時黒岩は『報道2001』(フジテレビ系)でも医療問題に力を入れていたが、2002年10月12日のメールでは、放射線技師の学会で講演してきたことに触れ、次のようなメールを送ってきたそうである。

〈レントゲンを撮る技師さんたちなんだけど、医療の世界じゃ日陰者扱い。だからこそ、「すごいエネルギーがたまってる」って「感じ」たよ。A子は日陰者じゃないけど、いつも「すごいエネルギーたまってる」し、「感じ」やすいよな~。エックス線でもあてたろか? なに~、セックス線だって!ばっかぁ~っ!また言っちゃった!なにまたイっちゃった!?〉

 クリスマスイブには、こんなメールも。

〈メリークリトリス! あれ? なんか変? 日曜朝の本番終了後、また本番! ヨロピク!!〉

 逢瀬は週2回の時もあれば、月1回の時もあったという。

「ゴムを付けることは一度も無く、私が『大丈夫な日』と言うと“中”に出し、それ以外は“外”だった」(同)

 黒岩はどんなホテルに泊まっても2万円しか出さず、足が出た分は彼女が払っていたそうだ。

 そうこうしている中で、黒岩は2011年3月4日に、神奈川県知事選に出馬することを決め、彼女にいきなり、一方的にこう告げたそうだ。

「四月の知事選に出馬するつもりだ。今後は忙しくなるから、逢えなくなる」

 自分の都合しか考えない身勝手ないい分だが、彼女は「わかった」と頷くしかなかったという。

 黒岩は、その年の4月10日に初当選を果たすのだが、知事になってからは豹変したそうだ。

「知事になって以降の黒岩さんの態度は本当に冷たいものでした。電話しても『バカヤロウ』と怒鳴り散らす。それでも八月六日、久しぶりに黒岩さんと逢って、私の家で関係を持ちました」(同)

 だが、コトが終わるとさっさと帰ったそうだ。

 その後の8月26日、黒岩から別れようといってきたという。

「遊びだったんだよ!」

 そうまくしたてた。A子は、「なんて卑劣な男だったんだと愕然とした」という。そして、「関係を奥さんに伝える」といってしまったそうだ。

 驚いた黒岩は、「会って話そう」といい、六本木のカラオケボックスで話し合ったという。

 黒岩は、「関係を続けよう」といったそうだが、「私を性のはけ口にしていただけだった」と思い断った。

「その数カ月後、メールをプリントアウトして黒岩さんの自宅に郵送しました。『家内が自殺してしまう』と電話がありましたが、私も自殺したくなるほど苦しんだ。あぁ、私は本当に捨てられたんだなと思いました……。この日が黒岩さんとの最後の会話です」(同)

 文春は黒岩を直撃するが、A子と不倫関係だったのではという質問に、「思い出せませんね」と否定した。

 だが、逃げ切れないと思ったのだろう、黒岩事務所から、A子と男女関係にあったことは事実、12年前に県知事選に出馬することになり、公職に就く以上身を正さなくてはならないと考え、A子に説明し、男女関係を断った。

 だが、その後私の妻に手紙を送ってこられ、妻は大変傷つき、私は妻に心から謝罪しましたと、A子のいい分が事実であることを認めた。

 A子は、

「今となっては、私もバカだったなと思います。ただ、ここまでお話ししてきたことが、十二年にわたって県知事を務めてきた黒岩さんという男の実像なんです」

 と話している。

 だが、この記事が出たのが選挙終盤だったことと、他の候補に有力な人間がいなかったため、4月9日の開票で黒岩は大勝した。

 だが、黒岩知事はこれまでと同じような県政運営はできないだろう。何かにつけて「不倫関係を続けていたあんたに、女性問題や家庭の問題をいわれたくはない」という圧力が強くなるはずだ。任期途中で辞任。私はそう思う。(文中一部敬称略)

【巻末付録】

 まずはポストから。

「80年代に熱狂よ再び ビーチで煌めくアイドルたち」

 袋とじ「濃厚袋とじ 桃園怜奈 密会 巨乳女子」「都丸紗也華 花ざかり、女ざかり。」

 次は現代。

「ボールパークの元気娘 チアガールの笑顔が見たい!」「武藤十夢 誘惑する才女」「雪平莉左 何もかも最高の女」「雪平莉左の特大ポスター」

 今週は両誌ともに決めてなし。よって引き分け!

元木昌彦(編集者)

「週刊現代」「FRIDAY」の編集長を歴任した"伝説の編集者"。

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もときまさひこ

最終更新:2023/04/12 17:42
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