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木村拓哉では「まずい」資生堂CM立ち消え ほかスクープ12本

木村拓哉では「まずい」資生堂CM立ち消え ほかスクープ12本の画像1
木村拓哉(Getty Images)

今週の注目記事・第1位「岸田最側近木原副長官『俺がいないと妻がすぐ連行される』」(週刊文春7/13日号)

同・第2位「推進派議員が“自分はひも付けせず”の卑怯『マイナカード、持ってる?』衆院議員464人直撃」(FLASH7/18日号)

同・第3位「『マイナカード』で岸田政権の断末魔」(週刊新潮7/13日号)

同・第4位「慰謝料が飛び交う警視庁『ドロ沼W不倫裁判』」(週刊ポスト7/21・28日号)

同・第5位「『鈴木エイト』が明かす『山上徹也』の秘められた“肉声”」(週刊新潮7/13日号)

同・第6位「キムタク 資生堂のCM起用案が性加害問題で消えた」(週刊文春7/13日号)

同・第7位「ジャニーズ『23人の性被害調書』」(週刊文春7/13日号)

同・第8位「ジャニーズ批判したらクビ 山下達郎事務所の言い分」(週刊文春7/13日号)

同・第9位「テレサ・テンはなぜ死んだのか」(週刊現代7/15・22日号)

同・第10位「ストーカー店長に奪われた元子役女子大生の夢と両親の後悔」(週刊文春7/13日号)

同・第11位「館長証言 眞子さん圭さんが美術館デートで求めたこと」(週刊文春7/13日号)

同・第12位「市川團十郎が直撃に漏らした猿之助との距離」(週刊文春7/13日号)

同・第13位「どうする少子化問題 養老孟子『“ご破算”で始めよう』」(週刊新潮7/13日号)

【巻末付録】現代とポスト、SEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 

 

 今週は現代とポストが合併号。次のポストの発売日は7月21日、週刊現代は7月24日。現代の騒動については後ほど触れる。

 今週は木原誠二副官房長官の本妻の話題で持ちきりかと思ったら、新聞休刊日ということもあるが、新聞、スポーツ紙、テレビもシーンと静まり返っている。

 これは、この記事を無視しているのか、このあとに大きな動きがあるのだろうか。

 木原の本妻に「殺人容疑」がかっているというのは、もし事実なら超ド級の大スクープだ。

 これは今週の断然1位だから、あとで詳しく触れる。

 

 さて、異次元の少子化対策をぶち上げた岸田だが、財源をどうするのかで議論は止まったまま。岸田は腹の内で、そのうち国民は忘れてくれるからと考えているに違いない。

 新潮は三賢人にこの問題について意見を求めているが、やはり養老孟司の考えが一番読ませるので紹介しよう。

「子供が減っているという事実について、その原因を言語化できるとの認識がそもそも間違っています。昆虫は1990年から2022年にかけて、全世界で8割から9割がいなくなったとされています。しかし、その原因についてははっきりしたことはわかっていません。子どもが減ってしまった理由がよくわからないのと同じです。(中略)

 人口が減れば、解決できる問題もあります。環境問題がその一例でしょう。環境問題の本質は人が多すぎること。にもかかわらず、なぜ国は人が減ることを問題視しているのか。 それは政府や官僚は子供の減少をお金の問題として捉えているからです。若い人が減ると、働ける人が少なくなり、GDPが減少してしまう、としている。

 その意味で、私は少子化問題については放っておけばいいと思うんです。ジャガイモと同じで転がしておけば、子供は育ちます。人口が増えたって減ったっていいじゃないですか。なぜ、政府はそういう流れに身を任せられないのでしょう。畑を耕そうが、耕すまいが、ジャガイモは育つ。しかし『放っておいたら育つ存在』を社会は許容できないんです」

 私も孫を見ていてそう思う。小さな子供ほど生命力が強い。それが育つにつれて弱くなり、普通の若者になってしまう。

 小さな時の生命力を維持するための研究がおこなわれてもいいのではないか、そう思う。

 

 さて、市川猿之助が逮捕されて以来、新しい情報は流れてこないようだ。

 文春は、猿之助が抜けて一枚だけの大看板になった市川團十郎が、猿之助のことをどう思っているのかを直撃している。「私はただ歌舞伎化界を守り抜くという思いだけです。私は今日からの舞台に集中します」

 さすが團十郎。だが、歌舞伎界からも距離を置く團十郎だから、

「團十郎の側から澤瀉屋に手を差し伸べる様子はありません。かといって、猿之助のもとにいた役者たちが、團十郎を頼って彼のもとに駆け込んでいるわけでもない」(松竹関係者)

 歌舞伎界は大変な時期を迎えているようだ。

 

 ところで久しぶりに小室眞子&圭のお話。

 6月11日にニューヨークのセントラルパークにほど近い小さな美術館で、1時間ほど過ごしていたという。日本人アーティストの岡田真由子の企画展で、古い着物をアレンジして描かれた鯉の絵などが展示されていたという。

 実は、眞子さんが関係しているメトロポリタン美術館でも昨年から今年にかけて着物の特別展を開催していたようで、企画したのは眞子さんの指導役のジョン・カーペンターだったというから、眞子さんもお手伝いしていたのだろう。

 その際、2人が館長に、「SNSやインスタに姿を現したくないんです」と訴えたそうだ。

 そのため、館長は彼らの写真をアップしなかったが、私には「自意識過剰」とみえるが、セレブ気取りなのだろうか。

 そういえば、小室圭は部署を変わったという。国際貿易と国家安全保障を扱うそうで、クライアント企業が法律に違反しないようアドバイスするという。

 私には、小室圭がそんなことができるとは思わないが、助手をやりながら、いろいろ覚えていくのだろう。

 一部の報道では、この仕事はワシントンでやることになるので、眞子さんと「別居」になるというのがあったが、2人の生活に変化が出てきたようだ。

 

 ストーカー殺人というのはいつになってもあとを絶たない。一度質の悪い奴に絡まれれば、女性は生きた心地がしないだろう。なぜ、警察はもっと積極的に介入できないのだろう。今のストーカー法に欠陥があるのではないか。

 6月29日に、横浜鶴見区のマンションで大学1年生の冨永紗菜(18)が刺殺された。

 自分が殺したと鶴見署に出頭してきたのは自称会社員の伊藤龍稀容疑者(22)だった。

 伊藤は20歳そこそこで東京・蒲田の飲食店で店長を任されたが、そこで働きはじめたのが冨永だった。

 それから交際が始まった。彼女は小さいときからダンスが好きで、芸能事務所にも所属して頑張ってきたという。

 昨年6月に、冨永が伊藤のアパートで暴力を振るわれたと警察に通報していた。

 その後仲直りしたようだが、今年の6月にまたも暴力を振るわれたと警察に通報。冨永はこれを機に本気で別れる決意をしたそうだ。

 だが、男のほうにその気はなく、別れるなら殺してやろうと付け狙っていたという。

 よくあるケースだが、その都度、なぜ守ってやれなかったのかという悔恨と、法の力の脆弱さを感じるのは私だけではないだろう。

 早急にストーカー法を改正し、犠牲者を出さないようにする必要がある。

 

 ところで、テレサ・テンという歌手がいた。1980年代、『つぐない』『愛人』『時の流れに身をまかせ』という“愛人”三部作を大ヒットさせ、こんな女性が俺の女だったらどんなにいいだろうかと男心を惑わせた。

 彼女は台湾で生まれ、今年が生誕70年になるそうだ。だが、彼女の両親は中国で育ち、大戦後に蒋介石らと大陸から台湾に逃れてきた。

 そのため、一度でいいから中国へ渡り、向こうのファンたちの前で歌うことが“夢”だった。

 だが、日中国交正常化で日本は台湾と国交を断絶してしまった。その後も、行ける寸前に天安門事件が起こってしまって彼女の夢は叶うことはなかった。

 現代によると彼女は、国境や政治にとらわれず、同じ華人(チャイニーズ)として心を一つにできないか、そう思っていたという。

 彼女は42歳の若さで、訪問先のタイのチェンマイのホテルで急死してしまう。昔から、中台のスパイ説などがあり、謀殺説が囁かれた。

 真相はいまだに明らかではないが、台湾の美空ひばりの歌は、今でもカラオケで人気である。私のように禿げた後期高齢者たちが、『つぐない』を歌う姿は滑稽ではあるが、歌う方は、若き日の数少なかった女性とのあの日の思い出をかみしめているのだ。

 

 ところで、講談社の週刊現代編集部の“内紛”はどうなったのだろう。

 週刊現代編集部をわがものとして、権勢をふるってきた鈴木章一常務が辞表を出し、一応落ち着いたようには見える。

 だが、鈴木常務に目をかけられ、部員にパワハラをしていたといわれる石井克尚編集長の処遇が注目を集めているようだ。

 石井が編集長を更迭されるという噂が出ると、社の上層部に、私を編集長にしてくださいという元編集長、一度でいいから編集長になりたいという者たちが殺到したという。

 醜いとはいうまい。週刊誌編集部といえどもほかの会社となんら変わるところはない。

 だが、6月1日付で就任した編集長を交代させるわけにはいくまい。社の上層部たちのガバナンスが問われる。

 ここは任期の2年間やらせてみて、現代そのものの存続か否かも彼に任せたらいい。

 私は、これまでの鈴木体制の編集方針を徹底的に見直し、間違っているものは即刻廃し、新しい現代をつくる覚悟で臨んでもらいたいと思う。

 それと、中途半端な白表紙もなんとかしてほしいものだ。ポストのようなゴチャゴチャした表紙(もともとは現代が始めたのだが)ではなく、アートディレクターと相談して「週刊誌らしい」かっこいい表紙にしてもらいたい。

 そして何度もいうが、編集部を明るくしてほしい。それは編集長がその気になればすぐにできるのだから。

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