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「週刊現代」よ、パワハラは編集部を暗くする。踊れ、踊れ!

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「週刊現代」を発行する講談社の社屋

今週の注目記事・第1位「『認知を拒否された』岸田最側近木原副長官愛人の告白音声」(『週刊文春』6/29日号)

同・第2位「告発スクープ! 『和牛』水田信二“17歳年下”元恋人への『ベッドでの殴打&隠し撮り疑惑』」(『フライデー』7/7日号)

同・第3位「女優が告発『テレ朝』“セクハラ大魔王”はコンプラ担当」(『週刊新潮』6/29日号)

同・第4位「陸自3人殺傷『18歳候補生』の実名と全履歴」(『週刊新潮』6/29日号)「『ネグレクト』『戦争志願』『軍歌』陸自2人射殺犯18歳の暗夜行路」(『週刊文春』6/29日号)

同・第5位「佐藤健、舞台俳優との不倫で示談 広末涼子激白」(『週刊文春』6/29日号)

同・第6位「巨弾スクープ 日本人の『マイナンバーと年収情報』はこうして中国に流出した」(『週刊現代』7/1・8日号)

同・第7位「『東山君、知ってるでしょ』元男闘呼組土田一徳怒りの告発」(『週刊文春』6/29日号)

同・第8位「競泳北島康介 柔道吉田秀彦 競泳萩野公介 五輪金トリオが布教活動に励む『富士王朝は存在した』謎の新興宗教」(『FLASH』7/4日号)

同・第9位「『マイナ保険証』やっぱり要らない」(『週刊新潮』6/29日号)

同・第10位「維新はハラスメント天国だった」(『週刊文春』6/29日号)

同・第11位「『板野友美』が『750万円返せ』と訴えられた」(『週刊新潮』6/29日号)

同・第12位「大阪桐蔭ラグビー部顧問の殴打で『床に血だまり』」(『週刊文春』6/29日号)

同・第13位「永山絢斗逮捕直前のお祈りと事務所を悩ませた酒乱」(『週刊文春』6/29日号)

同・第14位「『ガーシーの闇』を徹底的に読み解く」(『サンデー毎日』7/2・9日号)

【巻末付録】現代のSEXYグラビアを採点!

 

 

 今週はポストがお休み。

 ところで、サンデー毎日の表紙「美少女戦士セーラームーン」には驚いたというより呆れた。

 これまでも週刊朝日と同じようにジャニーズ事務所のタレントたちを表紙に使い、「あれではジャニー喜多川の性加害問題はできはしない」と顰蹙を買ったが、今度は少女漫画ときた。

 どういう意図があるのかわからないが、なんでも、この漫画が(アニメというそうだが)遂に最終章を迎えるそうで、劇場版も公開されるというのである。

 出版元の講談社は喜ぶだろうが、サン毎の読者にはそっぽを向かれるのではないか。たしかに、ジャニーズ事務所のタレント起用の時も、これで若い子たちが買ってくれて、毎号1万部は伸びたそうである。

 だが、ここで何度もいっているが、表紙が良くて売れることはほとんどないが、表紙が嫌で売れないことはよくあるのだ。

 たしかに1990年代のヒット作だから、今の30代、40代の女性には「懐かしい」という人も多いだろうが、そういう人は週刊誌を買わない。

 サン毎の中の記事とこの表紙とグラビアは乖離しすぎているのではないか。破れかぶれという編集方針はわからないでもないが、こういうことをやっていると、週朝の二の舞になり、休刊が早まるかもしれないと思うのだが。

 

 週刊現代編集部の内紛に一応区切りがついたようだ。それについてはあとで触れる。

 

 ネット上で芸能人や有名人たちの私生活を暴露して、多くのカネを稼いでいたガーシーこと東谷義和が、日本に帰国して暴力行為等処罰法違反や名誉毀損容疑で逮捕された。

 ガーシーはドバイにいる時、これは「国策捜査」だと息巻いていたそうだが、その主張は帰国して逮捕されてからも取り調べで主張できるのだろうか。

 ドバイにいるガーシーをインターネットを通じてインタビューしたノンフィクションライターの石戸諭が、この逮捕を巡り論考している。面白いのは、ガーシーに暴露系ユーチューバーを提案した、彼の麻雀仲間でドバイ滞在時の有力な支援者であった秋田新太郎という若手の企業家には、銀行から融資金をだまし取ったとして有罪判決が下っている。アダルト動画投稿をメインにしている「FC2」の創業者である高橋理洋も性行為のライブ配信で京都府警から逮捕状が出ている。そうした人間たちが、日本の警察の手から逃れてドバイに集まっているというのである。

 ガーシーが多額の借金を返済するためにドバイで暴露YouTubeを始めて大枚のカネを稼いでいたように、カネを持って海外に逃げた人間たちの強固なネットワークがドバイにはあるようだ。

 ガーシーの場合は、参議院議員にまでなってしまったため、日本の警察も本腰を入れて取り組み、ドバイ政府まで動かして強制送還させたが、そうまでしないワルたちが、まだドバイには何人かいるようで、優雅な暮らしをしているそうである。

 昔はタイやインドネシアだったが、今の時代はドバイなどの中東の国が居心地がいいらしい。いっそ日本の警察も、ドバイ駐在員でも置いたらどうか。競馬も見られるし。

 

 さて、俳優の永山絢斗(34)が大麻取締法違反容疑で逮捕された。永山は6つ年上の俳優・瑛太の弟だ。

 兄の映画に感銘を受け、尊敬する俳優は堤真一、憧れは勝新太郎だというが、勝の演技ではなく、薬物好きを見習ってしまったようだ。

 それにこの男、酒を飲むと酒乱になり、バーで飲むとカネを払わず、呼び戻して店員がしつこく催促すると、1万円札ではなく、クシャクシャにした千円札を投げ捨てることがあったという。

 永山が薬物をやっているという情報が警視庁薬物銃器対策課にもたらされたのは、永山の家に出入りしたことがあった元カノからだったという。

 いっぱしのチンピラを気取っていた永山だが、せっかくの飛躍のチャンスを自ら潰してしまった。

 兄瑛太に対するコンプレックスが、永山を押し潰したのだろうか。

 

 ところで、大阪桐蔭といえば、スポーツ、特に高校野球で9度の甲子園大会優勝を誇る名門校である。

 文春は、ラグビー部の顧問を務めている教諭が、授業中に野球部の部員がガムを噛んでいるのを見とがめ、頭をパチンと叩いたというのだ。

 その上生徒が下を向くと、手の平を思いきり下から上に突き上げたそうだ。生徒はその場に蹲り、血が床に飛び散ったというのである。

 生徒は治療を受けたが、ほかの先生たちは特に当該の顧問のことを問題視せず、むしろ容認しているように見えたという。

 クラスでは学校側に説明を求める声が上がったが、担任は、「今回の件について口外しないように」といったそうだ。

 いまだに暴力が幅を利かせる運動部の悪しき体罰主義は、これだけ批判があるのに、根絶するどころか次第に陰湿になっていっているように思う。

 今回は授業中のことだが、当該の人間が顧問を務めているラグビー部では、こうしたことは日常茶飯なのであろう。

 こうしたことをなくすためには、学校側が毅然とした態度を取り、暴力は許さないと学校中に周知徹底させなければいけないのに、大阪桐蔭のやり方は生ぬるいように思える。

 これでは、スポーツを通じて人間形成などできるわけはない。

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