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『笑ってはいけない』3年連続休止気配も…日テレは「松本人志監修」のプランBを模索?

“リニューアル”にもNO! 松本人志が『笑ってはいけない』の「休止」にこだわったワケの画像
松本人志

 『NHK紅白歌合戦』の裏番組として11年連続で民放首位となった日本テレビ系の年越しバラエティ特番『絶対に笑ってはいけない』シリーズ。この2年間は放送休止となっていたが、2023年はダウンタウンの2人が還暦を迎える節目とあって、華々しい復活を期待するファンは多い。

 2021年・2022年はナインティナインらをメインMCに据えたお笑い特番が代わりに放送されたが、2021年は第1部の世帯視聴率(平均)が7.2%、第2部が5.6%に(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)。2022年は第1部が7.0%、第2部が5.1%とさらに下がる結果となった。2020年の『笑ってはいけない』は、マンネリ化が指摘されながらも第1部が17.6%、第2部が14.1%だったことを考えると惨憺たる結果といえ、『笑ってはいけない』シリーズの復活を望む声は年々増えている。

 こうしたなか、7月7日付の「FRIDAYデジタル」(講談社)が「シリーズ最終回」となるグランドフィナーレが計画されていると報道。また、7月24日発売の「週刊現代」(同)でも、大谷翔平をゲストに呼ぶことが検討されているとする記事を掲載しており、ますます期待が高まるが……。

 しかし、やはり復活は難しい状況のようだ。

「コロナ禍での撮影や、痛みを伴う笑いに対するBPO審議といった表向きの休止理由はすでに解消済みですが、最大の原因である出演者のモチベーションが戻ってないために、一向に話が進まない。芸能プロダクションの間でも『(『笑ってはいけない』出演依頼の)話が来ましたか?』があいさつ代わりになっているといいます。番組が放送されていた当時は、恒例チャリティ番組『24時間テレビ』を目隠しに、スタッフが小道具のチェックなどを兼ねてシミュレーションを夏に行っていたのですが、今現在、局にロケ申請が上がっていないそう。過去には稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾の『新しい地図』がサプライズでゲスト出演したこともありましたが、大谷はおろか大物の仕込みはまったくの手つかず。少なくとも、6時間放送にするならタイムリミット切れです」(テレビ関係者)

 とはいえ、日本テレビとすれば配信事業のHuluの再生回数や、DVDを販売するグループ会社の収益にも関わるため、そう簡単には諦めるわけにはいかない。そこで、水面下では別の計画が浮上しているという。

「松本人志が現在関心を寄せているのが、若手の育成です。先日オリエンタルラジオ・中田敦彦にお笑い賞レースの審査員を務めすぎていることを批判されていましたが、松本自身は次の世代にバトンをつなぎたいという思いがあってやっている。それならばと日本テレビが考えたのが、ダウンタウンに監修、もしくはプロデューサーなどの裏方に回ってもらうというプラン。レギュレーションはそのままに、これまでの出演者たちとは別の吉本芸人を使った『新・笑ってはいけない』シリーズに切り替えるというものです。確かに、これなら2時間番組であればギリギリ成立するかもしれませんが、ダウンタウンが出ない『笑ってはいけない』を視聴者が求めているのかどうか……」(前出・テレビ関係者)

 放送か中止か、それともプランBか……まもなく下されるであろう最終判断は?

大山ユースケ(ライター)

1990年、千葉県生まれ。某大手メディアに勤務中の複業ライター。得意ジャンルはお笑いと酒。

おおやまゆーすけ

最終更新:2023/07/31 11:00
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