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ジャニーズ社名変更で歌えなくなる曲も? ジャニーズWEST、KinKi Kids、なにわ男子らに影響

※イメージ画像:GettyImagesより

 ジャニーズ事務所は創業者の故ジャニー喜多川氏による性加害問題を受け、新社長に就任した東山紀之が社名変更を決断し、10月2日に会見を開いて新社名などを発表する方向で調整を進めていると複数のメディアで報じられた。ジャニーズと懇意なスポーツ紙がそろって報道していることから、ジャニー氏の名を冠した「ジャニーズ」の屋号消滅は確定的とみられる。

 社会的には「性加害を繰り返していた人物の名前がついた社名を変更するのは当然」という雰囲気だが、変更以降はジャニーズというワードが“禁句”扱いになるとみられることから、ジャニーズWESTや関ジャニ∞といったグループ名やジャニーズJr.の名称も変更されるとみられており、さらに歌詞の変更や封印を余儀なくされる楽曲が出てくるとファンに騒がれている。

 最も大きな影響を受けそうなのが、ジャニーズWESTだ。先述したようにグループ名が変更される可能性が高いことに加え、ファンからの評価が高い「Rewind it back」をはじめ、「We are WEST!!!!!!!」「僕らの軌跡 ~ジャニーズWEST 列島縦断~」「ジパング・おおきに大作戦」「マ・ル・モ・ウ・ケ」など歌詞中にジャニーズという言葉が出てくる楽曲が多数ある。

 意外なところでは、Hey!Say!JUMPのデビュー曲も不安視されている。グループ名の「JUMP」の由来は「ジャニーズ・ウルトラ・ミュージック・パワー」の頭文字とされており、2007年にリリースしたデビュー曲「Ultra Music Power」は冒頭から「J!Johnnys’!」という歌詞で始まる。もし歌詞を置き換えるにしても、グループ名の関係で「J」縛りになってしまうので、不自然にならないようにするのは大変そうだ。

 なにわ男子の自己紹介ラップ曲「Seven Stars」も、高橋恭平についてのパートで「ジャニーズ1のナルシスト」という歌詞があり、これもそのままというわけにはいかなくなるだろう。これら以外にも、多数の楽曲が歌詞の変更や封印といった対応を迫られる可能性がある。

 歌詞の変更で済めばいいほうで、封印が確定的になった曲もある。KinKi Kidsが2020年6月にリリースした42枚目のシングル「KANZAI BOYA」は、かつてジャニー氏が名付けた仮グループ名をタイトルにしたもので、前年に他界したジャニー氏に捧げた曲として知られる。堂本剛による作詞・作曲で、「Youたちにこの名前あげるよ」「もう最悪だよ」などとジャニー氏の語り口調がそのまま歌詞になっており、音楽番組で歌った際は堂本光一がジャニー氏に扮して物まねを披露しながらパフォーマンスした。ジャニーズという歌詞が出てくるわけではないが、被害者たちの心情を考えると封印せざるを得ないだろう。

 さらに、堂本剛がA.B.C-Zに書き下ろした楽曲「You…」についても、ジャニー氏を想って書かれた歌詞になっていることから封印の可能性が高いと指摘されている。また、同曲のKinKi Kidsバージョンともいえる「You…~ThanKs 2YOU~」も、同じくジャニー氏への思いが詰まった楽曲なので“幻の曲”となりそうだ。

 創業から60年以上続き、老若男女に浸透していた「ジャニーズ」という名称。楽曲問題をはじめ、その看板を下ろすことによる影響は計り知れないものがありそうだ。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2023/09/23 10:00
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