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KEIKOが公の場で元気な姿…ファンは「globe復活」に期待も小室哲哉の合流は困難か

※画像:X『globe KEIKO(@Ks_tenki)』より

 音楽ユニット「globe」のKEIKOが24日、故郷・大分で開催されたOBS大分放送の開局70周年イベントに出演。十数年ぶりに公の場でファンの前に姿を見せた。ファンからは「globe復活」を期待する声が上がっているが、完全なメンバー再結集には高いハードルがあるようだ。

 KEIKOは2011年にくも膜下出血で倒れてから療養していたが、今年1月より同じglobeのマーク・パンサーがパーソナリティーを務める同局のラジオ番組『JOY TO THE OITA+』でレギュラーを務めており、その縁で今回のイベント出演が実現した。

 イベントでは、KEIKOがファンに向かって「すごい人ですねー。久しぶりのステージで緊張します。15年以上前、もっともっとかな。みなさん元気ですかー。KEIKOは元気です!」などと呼びかけ、最近はゴルフなどを楽しんでいると明かすなど、マスク姿ながら以前と変わらぬ気さくな人柄でトークを展開。イベント終了後は、自身のX(旧Twitter)でマークやファンらと撮影した記念写真を公開した。

 これに対して、ファンからは「元気な姿が見られてうれしい!」と歓喜の声が殺到。さらに「KEIKOちゃんの歌声待ってます!」「globe復活してほしい!」といったコメントも相次いだ。globeは長らく活動休止状態にあるが、いまだにファンからは復活を期待する声が根強くあるようだ。

 globeはKEIKO、マーク、小室哲哉の3人で1995年に結成され、ダブルミリオンを記録した「DEPARTURES」など90年代を中心に大ヒットを連発。2002年11月にはKEIKOと小室が結婚し、公私にわたるパートナーになった。2008年に小室が音楽著作権をめぐる詐欺容疑で逮捕された時も、KEIKOは気丈に「離婚はしません」と断言し、夫婦の固い絆を見せていた。

 ところが、2011年にKEIKOがくも膜下出血で倒れてから夫婦関係に異変が生じたらしく、2018年には小室に美人看護師との不倫報道が噴出。小室は釈明会見で不倫を否定したものの、KEIKOについて「高次脳機能障害」であると明かしたうえで、「(KEIKOは)今は小学4年生ぐらいの漢字ドリルを楽しそうにやっている」「夫婦として、大人の女性としてのコミュニケーションが日に日にできなくなっている」と告白。小室はKEIKOを献身的にサポートしてきた介護疲れがあったことを示唆し、精神的な支えを別の女性に求めてしまったことを認め、不倫を否定した一方で引退を宣言(のちに復帰)した。

 それでもKEIKOは「不倫はなかったという言葉を信じたい」として小室からの連絡を待っていたが、会見の数日後に弁護士を通じて離婚の意思を伝えられたと報じられている。その後、KEIKOの親族が週刊誌上で「小室さんは介護らしいことは何もしていない」「そもそも今のKEIKOは要介護状態ではない」などと告発し、“悲劇の介護夫”というイメージだった小室の会見での発言を否定したことで波紋を呼んだ。結局、2021年2月に2人の離婚は成立したが、小室が「KEIKOは大人の女性としてコミュニケーションが取れなくなってしまった」と訴えていたことの真偽については、ファンの間でもモヤモヤが残っていた。

 KEIKOの病状をめぐっては、直筆文で離婚報告をした際に「流れるような美文字で、とても大きな後遺症がある人だとは思えない」と指摘されていた。今回のイベントで「絶対的な証拠」ともいえる元気な姿を見せたことで、小室の会見での言葉に再び疑問符が付くことになったといえる。

 KEIKOはglobeのデビュー記念日にSNS上で言及するなど、現在もグループを大事にしている様子。小室についても、昨年12月に発売されたデビュー10000日記念のメモリアルボックス『10000 DAYS』に約11年ぶりとなる新曲として幻の未発表曲「WHITE OUT」がアップデートされたうえで収録されたことから、globeに携わることに抵抗はないとみられる。

 ただ、かつてのようにKEIKOと一緒に活動するとなると、当然ながらコミュニケーションに問題なしとなるわけで、小室は「大人の女性としてのコミュニケーションが取れなくなった」という言葉を自ら否定することになりかねない。そう考えると、KEIKO&マークがglobe復活に乗り気であったとしても、小室が合流する可能性はかなり低いのではないかと指摘されている。

 マークは4月に出演したテレビ番組で、「2年後が30周年だから、もう1回だけ3人でステージに立ちたい」と熱く語っていた。きっとglobeを愛しているKEIKOも同じ気持ちだろう。はたして、KEIKOやマーク、そしてファンの願いに小室が応えることはあるのだろうか。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2023/09/25 18:00
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