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Sexy Zoneまで改名の憂き目に…ジャニー氏の「性的ネーミング」でキンキやキスマイも危ない?

Sexy Zone

 Sexy Zoneの中島健人が、グループ名の変更について話し合いをしていることを明かした。同名のデビュー曲も封印の危機となり、ファンが騒然となっている。

 中島は5日付のInstagramで、「SexyZoneという名前を改名しようと話し合っています」と報告。「グループの方向性とメンバーの未来のことを考え、この話し合いをしています。ただこのSexyZoneというグループ名で12年の間築いてきたファンの皆様との絆は揺るがないし、これは1つの成長だと感じてます。急な発表で驚かせてごめんね」とファンを気遣いつつ、「やっぱりね、海外でも驚かれるのよ。セクシーゾーンって」と海外活動の障害になっていたことを示唆した。

 そのうえで、「アイドルであることに変わりはないからね!あとおれがセクシーなのも変わらない笑。人としてね笑。今までも、これからもそこは変わらず」とし、最後は決めぜりふの「Sexy Thank You!」で締めている。

 改名については、同日に公開されたファンクラブ向け動画で「4年くらい前から検討していた」と明かされ、ちょうど名付け親のジャニー喜多川氏が他界した2019年ごろから検討されていたようだ。だが、このタイミングでの改名となると、ジャニー氏による性加害問題が直接的なきっかけになったのは間違いないだろう。性加害問題によってジャニー氏の名前を冠したジャニーズ事務所は消滅することになり、関ジャニ∞やジャニーズWESTも改名が決定しているが、名称的には直接関係のないSexy Zoneにまで影響が及んだようだ。

 Sexy Zoneは、ジャニー氏が「マイケル・ジャクソンのようなセクシーさ」をイメージして命名したという逸話があるが、性加害問題が明るみになった今となっては嫌悪感を抱く人もいるだろう。しかも、デビュー当時のメンバーの平均年齢は14.4歳で、最年少のマリウス葉(現在は退所)が当時小学6年生だったことを考えると、キワどすぎる名前に思えてくる。

 英語圏で驚かれるというのも当然で、さらに中華圏では「性感帯」「性感地帯」などと訳される。メンバーの菊池風磨は昨年4月に出演したトーク番組などで「中国の新聞に載った時に『性感帯』と書かれていた」と笑いのネタにしていたが、もはやネタで済まなくなってしまったようだ。

 改名だけでもファンにとってはショックだが、2011年にリリースした記念すべきデビュー曲がグループ名と同名の「Sexy Zone」だという問題もある。性加害問題の影響で歌詞の中に「ジャニーズ」「ジャニ」といった言葉がある楽曲は歌詞の変更や封印の可能性が指摘されているが、Sexy Zoneもデビュー曲が歌えなくなるおそれがありそうだ。改名後、中島が「セクシーサンキュー!」のフレーズを使えなくなるのではと心配する声もある。

 Sexy Zoneの名前が“アウト”だとすると、他のグループに波及する危険性がある。とりわけ問題視される可能性がありそうなのは、昨年CDデビュー25周年を迎えたKinKi Kidsと2011年にデビューしたKis-My-Ft2だ。

 KinKi Kidsの名称は、メンバーの堂本光一と堂本剛が共に近畿地方出身ということに由来するとされているが、以前から「キンキ」の発音が英語の「KINKY(変態、性的倒錯などの意)」と似ており、海外へ行くと変な誤解を受けるのではと指摘されていた。ジャニー氏はアメリカで暮らしていたことがあり、英語も堪能だったことを踏まえると、「確信犯」だったのではと疑う声がある。

 Kis-My-Ft2(前身はKis-My-Ft)はメンバーのイニシャルをとって命名したとされ、さらに「タップダンサーのグレゴリー・ハインズが尊敬するサミー・デイビス・ジュニアの靴にキスをした」という逸話にちなんでいるとされる。しかし、こちらも直訳すれば「俺の足にキスしろ」となるため、当時からネーミングを不思議がる声はあったが、今となっては性的な意味をにおわせた名前ではないかという疑いが強まってくる。

 関ジャニ∞、ジャニーズWESTに続き、Sexy Zoneまで改名を余儀なくされている性加害問題の余波。さらに、ネット上ではジャニーズが販売していた一部所属タレントの「ちびぬい(ちびぬいぐるみ)」について、服を脱がせることが可能で局部に突起が付いていたことが改めて注目されるという現象も起きており、思わぬところにまで波及していきそうだ。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2023/10/07 10:00
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