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朝倉未来、KO負け後に引退示唆で波紋…「メイウェザー戦からおかしくなった」と“後遺症”疑う声も

「RISE(ライズ)立ち技打撃格闘技 オフィシャルサイト FIGHT CLUB」

 総合格闘家でYouTuberの朝倉未来が、19日に開催されたキックボクシングルールの新格闘技イベント「FIGHT CLUB」で衝撃の1ラウンドKO負けを喫し、その直後に「引退」を口にしたことでファンが騒然となっている。再起を期待する声は多いが、その一方で格闘技ファンからは「メイウェザー戦から全部おかしくなった」「脳のダメージが大きそうだから身体を壊す前に引退したほうがいい」といった意見も漏れ聞こえている。

 同イベントは、キックボクサーのYA-MANがプロデュース。オープンフィンガーグローブを着用してキックルールで闘うという大会で、メインイベントではYA-MANと朝倉が対戦した。2人は親交が深い間柄であることから、戦前は「エキシビションマッチのようになるのでは」という予想もあったが、結果は意外なものだった。YA-MANの右ストレートを浴びた朝倉が前のめりに崩れ落ち、何とか立ち上がるもラッシュを浴び、わずか1ラウンド1分17秒でKO負けとなったのだ。

 朝倉はリングから引き揚げようとするときにもフラつくなどダメージが大きく、試合後に公開したYouTube動画で「試合をした記憶がない。自分が何者かもあんまりわかっていない」と告白。同日に更新したInstagramでは「全く記憶がなくて、自分が何者かもわからない状態で朝倉未来を調べて客観的に見てみて、これはもう引退ですね。何でこんな自分に沢山のファンがいるかもわからない状態ですが、長い間本当に格闘技にはお世話になりました。ありがとうございました。今の気持ちです」と引退を示唆した。

 一夜明け、朝倉はInstagramのストーリーズで「生きてます、記憶戻った。沢山のコメント、メッセージありがとう。1回休憩して、色んなこと頑張んないとな」とファンに報告。SNSで舌戦を繰り広げてきた格闘家の平本蓮から「お疲れ様です、また頑張りましょ」というメッセージがきたことを明かし、それに対して「ありがとな、RIZINの舞台でやらないといけないことがあるよな」と返し、待望されている平本戦に言及した。朝倉はYouTube動画で「RIZINのおかげで人生が変わったし、お世話になったので最後に試合をしたほうがいいかな」と語っており、これらの言葉を総合すると「RIZINでの平本戦がラストマッチ」という可能性が浮かび上がる。

 朝倉の「引退宣言」を受けて、平本は自身のSNSで「普通に一晩考えたけど朝倉未来YA-MANに負けただけで引退とかダサくね?」といつもの平本節でエール。「朝倉未来一気に興味なくなったわ」と吐き捨てたキックボクサーの安保瑠輝也に対して、平本が「都合のいい時に頼って都合の悪い時は裏切る。そんな安保みたいなクソカスみたいな生き方だけは絶対しないように生きるわ」と噛みつくなど、平本の「朝倉未来愛」が爆発している。

 また、元アウトローのカリスマ・瓜田純士氏もSNSで「敗けを知らない奴なんか面白くもなんともない。敗北や葛藤の中でもがく方が何倍も魅力がある。勝手に期待してた奴等や世間から自分の評価が下がったところで、そいつらはまた何かで這い上がった時にへらへらと近づいてきては持ち上げてくる。そんな奴等の期待に1ミリも応える必要はないよ。いつも世間を楽しませてくれてありがとう。これからもずっとこの兄弟を応援するぜ」と、朝倉の現役続行を期待する言葉を寄せた。

 さらに、朝倉を長年見守ってきた元格闘家の前田日明氏は、20日にネット上で公開した文章で「いろんな意味でここが踏ん張りどころ、人生の土壇場、正念場だよ。ここで朝倉未来はどうするんだ?っていうのをみんな見てるよ。ここからどういうふうに立ち上がるつもりなんだってことをね」などと思いを明かしている。

 その一方で「引退やむなし」という意見もある。今回は慣れないキックルールだったとはいえ、かつての朝倉は「試合でダウンしたことがない」と豪語するほど打たれ強さに定評があっただけに、YA-MANのパンチで前のめりに倒れる姿は衝撃的だった。朝倉は7月にもRIZINフェザー級王座決定戦でヴガール・ケラモフに一本負けしており、この連敗は進退を考えるのに十分な出来事だ。

 朝倉といえば、昨年9月にプロボクシング元世界5階級王者フロイド・メイウェザーと対戦してTKO負けを喫し、その後からたびたび頭痛を訴えるようになっていた。医学的な根拠は不明だが、格闘技界では「打たれ強かった選手が頭部への打撃で一度KO負けすると、急にダウンしやすい体質になる」という説がささやかれており、脳がダメージ蓄積への防御反応として意識を途切れさせやすくするのではという見方がある。これは柔道などにおける「一度締め技で(意識が)落ちると、以降は落ちやすくなる」という俗説と重なる部分があり、ネット上では「メイウェザー戦の後遺症が今でも続いているのでは」「脳にダメージが蓄積している状態なら、現役続行はやめたほうがいい」などと朝倉の身体を気遣う声も噴出している。

 王座に手が届きそうで届かない「無冠の帝王」のまま、朝倉はリングを去ることになるのか。それとも復活して再びドラマを見せてくれるのか。今後の動向に格闘技ファンの注目が集まる。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2023/11/20 18:00
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