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中森明菜「動く近影」公開で本格復帰へ大きく前進…変わらぬ熱唱で健康面の不安も払拭

中森明菜 公式YouTubeチャンネル

 歌手の中森明菜が公式YouTubeチャンネルを開設。レコーディング映像の公開によってファン念願の「動く中森明菜」が解禁され、本格復帰への期待が急激に高まっている。

 明菜は24日、公式SNSで「いつも応援してくださるファンのみなさまへ。クリスマスプレゼント…とは言えないかもしれませんが…レコーディングの様子をお届けしますね。みなさまにとってステキなクリスマスとなりますように…!あきな」と記し、YouTubeチャンネルの開設を報告。同時に、シティポップを代表するメロディメーカー・林哲司氏のデビュー50周年を記念したトリビュートアルバム「SAUDADE」にも収録されている「北ウイング-CLASSIC-」のレコーディング映像が同チャンネルで公開された。

 同曲は1984年のヒット曲「北ウイング」のクラシックバージョンとして新録されたもので、先日ラジオ番組『中森明菜オールタイムリクエスト』(ニッポン放送)で明菜の肉声メッセージと共にオンエアされて話題を呼んだ。過去の映像や音声以外で明菜がメディア出演したのは約9年ぶりで、「中森明菜の今の歌声」を聴けたことだけでもファンは歓喜していたのだが、今回のレコーディング映像では「動く今の中森明菜」が公開されている。

 映像はモノクロながら、ふんわりとした髪型にシンプルなワンピースという姿で力強く熱唱しているシーンが収められ、全盛期と変わらぬ歌声を響かせている。これまで公式サイトなどでアーティスト写真的な近影が何度か公開されたことはあったが、自然体の明菜の姿が動画で公開されるというのは極めてレアだ。体調面が心配されていたが、映像で見る限りは昔と変わらない元気な様子に感じられる。

 明菜といえば、2010年ごろから体調不良で活動が途絶えがちになり、2018年から療養のために長期の休養となっていた。明菜不在のまま80年代歌謡ブームが起こり、老若男女から「伝説の歌姫」の復帰を望む声が絶えなかったが、なかなか活動再開のメドが立たない状況が続いていた。

 だが昨年、明菜は公式SNSなどを新設して再始動を表明。新たな個人事務所とファンクラブも設立されたが、同時に長年の恋人ともいわれた男性マネージャーとの破局説が流れ、映像の権利関係などで一部混乱が起きたことなどもあり、本当に復帰できるのか不透明な状態となった。また、再始動後の近影は顔が一部しか見えないものが目立ち、体調面に不安が残っているのではと指摘する声も飛び交った。

 しかし、今回の「動く中森明菜」の解禁によってそうした不安を吹き飛ばしたともいえる。映像内では、明菜の右手の薬指にリングがあり、一般的に「恋人がいる」ことを表すといわれることから、一部メディアでは「マネージャーと復縁したのでは」といった憶測も報じられた。ただ、別の男性と交際している可能性もあることに加え、右手薬指のリングは逆に「恋人募集中」などの意味もあるため、これだけでは何ともいえないところだ。

 いずれにしても、動画で歌うシーンを公開できるようになったとなれば、本格復帰へ大きく前進したといえるだろう。伝説の歌姫が再びステージに降臨するのはいつになるのか、多くのファンが期待している。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2023/12/25 18:00
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