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松本人志第3弾から相次いだ自民党派閥解散、JAL炎上の新展開まで“週刊誌スクープ”10本

3週連続の1位はやはり…

 さて、これで3週連続になるが、文春の松本人志追及が今週も第1位の栄冠に輝いた。

 文春が最初に報じたとき、編集部もこれほど大きな騒ぎになるとは予想していなかったのではないか。

 きっと松本は無視するか、自分の番組で「ごめん」くらいで済ますのではないか。ところが予想に反して、松本は過敏に反応し、テレビから姿を消して裁判で闘うそうだ。

 しかし、文春を読む限りだが、松本とその手下たちが女性たちを集め、ホテルの部屋で性加害といわれても致し方ない行為をしていたことはどうやら間違いないようなのだ。

「当初松本さんは事態を甘く見ていました。『事実無根』『法的措置』のスタンスを貫けば、記事が止まると高をくくっていた。『ワイドナショー』出演も、番組サイドに打診すらせず、一方的に『出ま~す』と発表。プロデューサーも松本のXを読んで驚愕していました。活動休止を発表した翌日、(吉本興業の)藤原寛副社長がフジを訪れ、説明に回っていましたが、後の祭り。松本さんのプライベートの不祥事が原因で会社に損害が生じた場合、本来、事務所は松本さんに賠償を求めなくてはいけない。今後、松本さんが名誉棄損で提訴する場合、会社の顧問弁護士は利益相反になるため、担当できず、個人で弁護士を雇うことになります」(吉本興業関係者)

 彼女たちを連れてきたのは、『パンクブーブー』の黒瀬純の後輩芸人たちで、松本は一日に何回でもこなすことが珍しくなかったそうである。

 Yもそのひとりで、当時彼は「大物飲み会」と称して、松本が収録に訪れる日のために、さまざまな人脈を駆使してアテンドに励んでいたという。その際、Yが女性たちに見せていたのが、指示書なるものだったそうだ。

「マクドナルド」
「スタバ」
「高校や中学の先生」
「べんごし」
「こうほうの女」
「人妻(子供なし) 」

 弱い筆圧で書かれた文字だが、過去に松本が書いた文字と筆跡は酷似しているという。また、随所に松本の女性に対するこだわりと、執着がうかがえるそうだ。

「例えば、『CA』の欄には『ANA、JAL』と記され、『LCCはNG』という注意書きまである。

 そしてNGの項目には『茶髪』『モデル』『のみや』『美容師』『アパレル』。松本が普段会えないようなタイプの女性を求めていることがわかる。

 後輩芸人のYたちは、この『指示書』を元に、日夜調達に励んでいたのだ。

『Yから「マックに行って、可愛い子をスカウトしてきて」とスカウト行為するように頼まれていた子もいます』(Yの知人)」(文春)

 さらに文春取材班は、福岡滞在中の松本の部屋で撮影された複数の写真を入手したそうだ。女性たちが自撮りしたものや、吉本興業からホテルに送付され、宿泊者「松本」と書かれた荷物や、私物のバックなどが写っているという。

 そして、松本への女性たち献上という自らの経験を懺悔しながら、吉本興業の元芸人がこう語っている。

「当時、僕たちのような下っ端の芸人は、お笑いの帝王である松本さんに少しでも取り入りたいという思いで、必死に女の子を“献上”してきました。彼は、若手の『売れたい』という気持ちにつけ込んでいたのです。今考えると、若手芸人を馬鹿にしてますし、女性に対しても大変失礼ですよね」

 そしてまた、松本に女性たちを献上してきたといわれる黒瀬の番組が見送りになった。

「FBS福岡放送(日テレ系)は18日、公式サイトで、2月4日に放送予定だったバラエティー番組『今田耕司のすっぴんツアー』について、放送を当面の間、見合わせると発表した。理由は『編成上の都合』としている。

 番組は昨年から不定期で放送され、お笑いコンビ『パンクブーブー』の黒瀬純さんが出演していた。黒瀬さんについては、ダウンタウンの松本人志さんらから飲み会で性的な行為を強要されたとする女性の証言を報じた週刊文春が、別の飲み会で松本さんに女性を紹介する役割だった、などとする証言を報じていた」(朝日新聞Digital1月22日 17時00分)

 外堀は埋められつつある。さあ、どうする松本人志。(文中一部敬称略)

【巻末付録】
 まずは現代から。
「グラビア写真館 永井荷風『つゆのあとさき』黒嵜菜々子」「川口葵 こんなのはじめて」

 お次はポスト。
 袋とじ「百田光希 光るJカップ」袋とじ「M-1王者とろサーモン・久保田かずのぶpresents 全裸アート」「奥村梨穂 豊潤おっぱい」「限界突破 麻倉瑞季」

 ポストはグラビアに力を入れすぎだが、現代は、グラビアに注ぐ力をどこへ持っていっているのか。グラビアもダメ、記事も読むところなしでは……私が心配しても仕方ないが。

元木昌彦(編集者)

「週刊現代」「FRIDAY」の編集長を歴任した"伝説の編集者"。

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もときまさひこ

最終更新:2024/01/23 17:00
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