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週刊誌スクープ大賞

松本人志への新証言、志賀原発クライシス、羽生結弦“70億円リンク”ほか週刊誌スクープベスト10

松本人志への新証言、志賀原発クライシス、羽生結弦70億円リンクほか週刊誌スクープベスト10の画像1
羽生結弦(写真/Getty Imagesより)

今週の注目記事・第1位「松本人志 SEX上納システム 3人の女性が新証言」(『週刊文春』1/18日号)
同・第2位「現地総力取材『寸断された能登』志賀原発クライシス」(『週刊文春』1/18日号)
同・第3位「羽生結弦“70億円リンク”に連盟会長、市議から異論『市民に開放を』」(『週刊文春』1/18日号)
同・第4位「『阪神』『熊本』超え激震は『首都直下』『南海トラフ』の前兆か」(『週刊新潮』1/18日号)
同・第5位「木原事件 遺族の土下座に担当検事が『しっかりやる』」(『週刊文春』1/18日号)
同・第6位「『裏金』上納で養わせる巨悪『特捜』最後の狙いは『森喜朗元総理』」(『週刊新潮』1/18日号)
同・第7位「安倍派裏金男 池田容疑者の裏の顔」(『週刊文春』1/18日号)
同・第8位「ダイハツ前代未聞の不正とトヨタの責任」(『週刊現代』1/13・20日号)
同・第9位「広末涼子 鳥羽シェフと再々婚にブレーキ 恩人社長と2億円請求バトル!」(『FLASH』1/23日号)
同・第10位「『篠山紀信』追悼『壇蜜』『加納典明』が明かす“レンズの奥”」(『週刊新潮』1/18日号)「篠山紀信と『GORO』『激写』の時代」(『週刊ポスト』1/26日号)

【巻末付録】現代とポスト、SEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 今週号を持ち出すまでもなく、毎週の話題は文春が一手に担っているといっても過言ではないだろう。

 今年も、お笑い芸人・松本人志の「性加害疑惑」で大きな話題になり、芸能界のドン面していた松本は「裁判に注力するために休養」という訳のわからない理由でテレビから消えてしまった。

 以前からいっているように、文春一強でいいはずはない。だが、他の週刊誌は文春と競おうという矜持を失い、ただただ毎週、誌面を埋めることだけにキュウキュウとしているように見える。

 もし、文春が何かで躓けば、週刊誌という媒体はなくなるのだろう。危うさを感じているのは私だけだろうか。

 毎回年明けにいっているようだが、正直、今年こそ週刊誌という媒体が生き残るのか休刊してしまうのか、正念場を迎える年だと思う。

 篠山紀信たちが活躍した雑誌「GORO」(小学館)のような時代は二度と来ないだろうが、最近、無性にあの頃が懐かしい。

 篠山紀信(享年83)は太平洋戦争開戦の前年にあたる1940年12月3日、東京市淀橋区柏木(現・東京都新宿区北新宿)で生を受けた。真言宗・圓照寺が生家で、父親は寺の住職であった。写真家の沢渡朔(84)がこう語る。

「彼は当時からすごかったよ。絶対大物になると思っていた。商業写真家として成功するんだという強い決意があったから。夜は専門学校にも通って、写真について学んでいたもんね。それで3年生になったら、学生の身分にもかかわらず、(広告制作会社の)ライトパブリシティっていう会社に就職して。写真の撮り方を覚えて、すぐに撮りたかったんだろうね」

 1970年に自決した三島由紀夫を死の数ヶ月前まで撮影したり、1980年にはジョン・レノン&オノ・ヨーコのアルバム『ダブル・ファンタジー』のために2人のキス写真を撮り、世界的に話題になった。

 過去に何度も篠山の被写体になった壇蜜(43)はこう追悼している。

「篠山先生との撮影はいつも演者の一人になったつもりで“篠山先生劇場”の中に入れてもらっているようなイメージでした。撮り終わりにおっしゃる“そう、それでいいの”というフレーズをもらうと安心したものです。先生、寂しいです。お別れ、辛いです。ありがとうございました」

 今週のポストでは、激写で有名になったGOROを特集している。

 残念ながら、表紙だけで、山口百恵やアグネス・ラムなどのSEXY写真はないが、往時を知るよすがにはなる。

 篠山もすごかったが、GOROを出していた小学館の時代を読む目が素晴らしかった。

 明星、平凡などのアイドル写真に飽き足りない私たち若者の心をギュッと掴んだ。

 1974年創刊。そこを舞台に篠山など多くのカメラマンが活躍し、その後の「ヘア・ヌード」ブームへと繋がっていくのだ。

 今は肖像権がうるさいから、当時のグラビアを見るには古書店に行くしかないが、目の飛び出るような値段がついているのではないか。

 アイドルが輝き、それを撮るカメラマンたちにも熱気があり、読者は発売と同時に書店に群がった。

 もう一度いう。嗚呼! あの時代が懐かしい。

 さて、お騒がせ一手販売女優・広末涼子が、所属事務所とCMに対する損害賠償で揉めているとFLASHが報じている。

 鳥羽周作(45)は離婚が成立し、広末も夫と別れたから、再々婚に障害はなくなったと思ったら、元広末のマネージャーだった事務所の社長・井上義久と、2億円ともいわれるCMの違約金について、末広は「一銭も払わない」といい出し、双方が法廷闘争に持ち込む可能性があるというのである。

 広末は、これから先は女優としてやっていくのも難しく、今あるおカネを大事にしたいという心積もりなのだろうか。

 お互い、結婚する意志は失せていないようだが、ワガママで浮気癖のある広末と一緒に暮らしていく覚悟が、鳥羽のほうにあるのだろうか。

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