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SixTONES、STARTO社が原因でアンバサダー再契約難航か…リーボック社長が「不信感」告白

SixTONES(ストーンズ) Official web site

 昨年3月からスポーツブランド「Reebok JAPAN(リーボックジャパン)」のブランドアンバサダーとしてテレビCMなどに出演していたSixTONESが、旧ジャニーズ事務所からマネジメント業務を引き継ぐ新会社「STARTO ENTERTAINMENT」の問題により、スポンサーを失う可能性が浮上。ファンの新会社への不信感が爆発する事態になっている。

 騒動の発端は、リーボックジャパンのサイトやSNSからSixTONESのバナーが突然消えたこと。問い合わせが相次いだらしく、通販サイト「ロコンド」の社長でリーボックジャパンの代表でもある田中裕輔氏が6日に自身のSNSで、SixTONESとの年間契約が終了したことを発表した。

 これ自体は通常の契約期間満了による終了のようだが、田中氏は昨年12月にSixTONESのメンバーたちが新曲MVでリーボックのシューズを履いていたことに「全然知らなかった。。粋すぎる」と感動し、SNSで「色々落ち着いたら次の契約更新タイミングでは日本史上初の複数年ブランドアンバサダー契約を結ばせて頂きたい気持ちで一杯です」と複数年にわたる契約継続を示唆していた。

 ところが、今回の投稿では「SixTONES*Reebokコラボですが、昨日をもちまして一旦、年間契約は終了しました まずは一年間、ありがとうございました」「メンバーの皆も続けたいと言ってくれた中、継続に向けて話してきましたが、スタート社の新体制になったからなのか、それってメンバーやファンにとってどうなの?的な話も色々出て来たため、調整に時間を要しています」と報告。

 続けて「今でも僕はSixTONESと引き続きやって行きたい気持ちは強いですし、でも皆がハッピーなカタチでやらなければ意味が無いと思っています これからも丁寧に話し合って行きながら最善のカタチを探って行きます」とつづり、再契約の交渉が難航していることを明かした。

 この投稿は「誤解されてしまう面もあった」としてほどなく削除され、田中氏は改めて「この一年、大変な面もあったけど僕はSixTONESはじめ色んな皆さんにはすごく感謝しているし、これからも長くやりたいと強く思ってるし、でも全員にとって良いカタチには妥協せず、引き続き模索していきたいと思います」と思いを告白。

 さらに、7日に「昨年の旧ジャニーズの騒動において、我々は、経産省のガイドラインに基づき、安易な取引停止ではなく取引継続と対話という選択を採りました。また騒動時は様々なメディアがそこで働くタレントを守るのではなく、沈黙してしまった事に関して反省する発言をなさっていました。今回、被害者への救済や損害賠償はスマイルアップ社、事務所運営はスタート社に会社分割されましたが、スタート社も引き続き『メディアや企業を沈黙させない責任』『公正で透明な企業活動をする責任』『従業員(タレント)や顧客(ファン)に対して真摯な対応をする責任』は当然ながら負っています」と、自身のスタンスなどを含めて説明した。

 その責任に反する可能性がある行為が認められた場合は「企業としてもそこに働きかけて行く、話すら聞いてもらえない場合はSNSなどオープンな場で公開して行く。これもガイドラインに沿った責任ある広告主のあるべき行動であると考えています」としている。

 田中氏は「人権侵害は会社分割したから、で解決する程、簡単なものではありませんし、そのためにも我々は2度と沈黙してはならない、そう考えています。我々は右にならえの安易な取引停止もしませんし、ただ利益が得られるからという安易な新契約締結もしません。企業、タレント、顧客という、ステイクホルダー全員が幸せになる契約締結に向けて、引き続き、対話を続けて参ります」とも記し、妥協せずによりよい方向を目指すことをファンに宣言した。

 田中氏の書き込みを総合して見ると、企業側もメンバーも契約を継続したいという思いは共通しているが、STARTO社の対応に何らかの問題があり、それがネックになっていることがうかがえる。具体的には、田中氏が挙げた「メディアや企業を沈黙させない責任」「公正で透明な企業活動をする責任」「従業員(タレント)や顧客(ファン)に対して真摯な対応をする責任」のいずれかに反する可能性のある行為が確認できたのではとも推察される。このままいけば、リーボックジャパンとSixTONESは「相思相愛」のはずなのに関係が終わりかねない。

 これを受けて、ネット上のファンからは「あんな騒動があっても使い続けてくれたスポンサーさんが不信感を持つって、よっぽどのことでは」「タレントの仕事の妨げになる事務所ってダメすぎでしょ」「新会社を信じられない気持ちがどんどん強くなっていく」などと、STARTO社への不満の声が続出。STARTO社の社長となった福田淳氏は旧ジャニーズとゆかりがなく、それもファンの不信感につながっているようだ。

 STARTO社は4月1日から本格始動する予定だが、新体制の発足前に早くも大きな課題が浮き彫りになってしまった。STARTO社はファンやスポンサーの信頼を得ることができるのか、SixTONEはリーボックジャパンと再契約することはできるのか、今後の動向に注目したい。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2024/03/07 18:00
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