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オールスターファン投票で巨人が異常な不人気!1位は岡本のみ、投票を控えるG党の“真意”

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(写真/Getty Imagesより)

 プロ野球の夏の恒例行事「オールスターゲーム」のファン投票で、珍現象が起きている。

 パ・リーグの投票で、首位のソフトバンクを追いかける日本ハムの選手が10部門中9部門でトップに立ち(6月10日時点)、さながら“オール日ハム”の状態に。圧倒的な票を集めており、スタメンにはずらりと日ハムの選手が並ぶことになりそうだ。

「“日ハムジャック”になった理由は単純で、今年のオールスターの第1戦が日ハムの本拠地のエスコンフィールドで開催されるからです。昨年のオールスターで、日ハムからファン投票で選ばれた選手は1人だけ。序盤から下位に沈み、ファンはストレスが溜まるシーズンでしたが、今シーズンは上位に食らいついており、地元開催ということもあって、大量の票を集めています。特定のチームや選手に票が集中することは珍しくなく、昨年はファン投票選出の11人中10人を阪神が独占。2003年には、高額年俸に見合わない成績の川崎憲次郎(中日※当時)を1位にしようという“川崎祭”がネットで発生し、最多票数を獲得してしまったため、出場を辞退する事件もありました」(週刊誌スポーツ担当記者)

 エスコンフィールドでオールスターが開催されるのは初めて。日ハムの選手に票が集まるのは予想されたことだったが、予想外なのはセ・リーグの顔ぶれだ。昨年日本一だった阪神のトップが3部門に留まっているのも意外だが、巨人でポジション別トップは岡本和真だけ。球界きっての人気球団が、すっかり存在感を失っている。

「今シーズンは極端な投高打低で、セ・リーグの野手部門は票が割れており、捕手の山本祐大(DeNA)、ショートの長岡秀樹(ヤクルト)、外野手の細川成也(中日)など、コアな野球ファンでないと名前を知らないような選手がファン投票でトップに立っています。ただ、それにしても巨人の選手の票数は少なすぎる。昨年の侍JAPANメンバーで、先日ノーヒットノーランをやった戸郷翔征が4位というのは低すぎますし、打撃好調の丸佳浩は外野手部門で8位。このままだと巨人からの出場は岡本、西舘勇陽、山崎伊織ぐらいに留まるかもしれません」(同上)

 今季の巨人はスタメンが固定できず、規定打席に達しているのは4人だけ。そういった事情も背景にあるが、一向に票を投じない巨人ファンの心理について、ベテラン野球ライターはこう推測する。

「巨人は目下、3年連続で優勝を逃しており、昨年と一昨年は屈辱の2年連続Bクラス。ファンは、今季こそ絶対に優勝して欲しいという気持ちが強く、それが“投票しない”という行動に現れているかもしれません。オールスター出場は非常に名誉ですが、試合出場や移動で負担が大きく、ケガのリスクもある。巨人の主力は菅野智之、坂本勇人、丸佳浩、小林誠司など30代半ばの選手が多いので、オールスター期間にたっぷり休養を取って欲しいという思いから、“あえて投票しない”という選択をしているのでしょう。しかし、それが巨人ファンの総意だとはいえ、“オールスター=罰ゲーム”のような風潮が生まれるのは、ファンありきのプロスポーツにとって喜ばしいことではありません。こうなるといよいよ、メジャーリーグのように年1試合にするという案が現実味を帯びてくるかもしれません」

“お祭りは短いほうが良い”なんて寂しすぎるが、優勝のためには手段など選んでいられないというのが巨人ファンの本音か。

石井洋男(スポーツライター)

1974年生まれ、東京都出身。10年近いサラリーマン生活を経て、ライターに転身。野球、サッカー、ラグビー、相撲、陸上、水泳、ボクシング、自転車ロードレース、競馬・競輪・ボートレースなど、幅広くスポーツを愛する。趣味は登山、将棋、麻雀。

いしいひろお

最終更新:2024/06/15 09:00
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