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「バカを真剣に」梶野竜太郎が切り拓くアイドル映画の新時代

pyokomain.jpg(c)「ピョコタン・プロファイル」製作委員会

「とことん真剣にバカをやりたかったんですよ。笑いって、作る側が茶化すとお客さんも引いちゃうじゃないですか」

 今月29日に渋谷シアターTSUTAYAほかで公開される映画『ピョコタン・プロファイル』を完成させた梶野竜太郎監督は、本作にかける思いをそう表現した。

 地球を崩壊させる可能性を秘めた正体不明の青い生命体「ピョコタン」。そのピョコタン捕獲にかけられた賞金100万円を目指して、女子高生さより(木嶋のりこ)はゴムニク諸島に旅立つ……そんな筋立ての物語の中には無数の小ネタとツッコミがちりばめられ、やがてストーリーはダイナミックに展開してゆく。

日刊サイゾーより、映画『ピョコタン・プロファイル』劇場鑑賞券を10組20名様にプレゼントさせていただきます。詳細は記事の最下部をご覧ください。



「ただかわいい女のコが動くだけのアイドルムービーは山ほどあるんで、僕はお話をしっかりしたいなぁ、と思ったんです。それと、芝居もしっかりしたい。アイドル好きな方だけでなく、いわゆる『映画バカ』の方にも『これは!』と言ってもらえるとうれしいですね。自分は応募作品上がりなので、マスターベーション的な作品には絶対なりたくなかったんです」

 梶野監督は04年『東京国際ファンタスティック映画祭 600秒フィルムフェス』でグランプリを獲得しており、今作が長編デビュー作となる。同コンテストに出品した3作の短編も、主人公はすべて少女だ。

「でも、女のコにも見てほしいんですよ。それで『かわいいね』って言ってくれたらいいな、と。彼氏が彼女を連れてきても成立する映画でありたいんです」

 確かに本作の入り口はあくまで「アイドルムービー」だが、綿密な作劇と確かな芝居に裏打ちされた「萌え」と「笑い」は決して「オタク向け」ではなく、むしろ全方位型のエンターテイメント作品を志向しているように見えた。

 そんな梶野監督にお気に入りの映画作家を尋ねてみると……。

「そうですね。ポール・バーホーベン(『ロボコップ』『スターシップ・トゥルーパーズ』など)、それにティム・バートン(『シザーハンズ』『マーズ・アタック!』など)とか。とにかく、くっだらない方向に力を入れてやるというのがすごく大好きなんですよ」

pyokosub.jpg●『ピョコタン・プロファイル』
 友達の”つみれ”と、卒業旅行を計画していた”さより”。ちょっと変わった旅行代理店で薦められたのは、「ゴムニク諸島」という聞いたこともない島で、”ピョコタン”という生き物を捕獲するという賞金付きの探索ツアーだった。さよりは危険を察知し断ろうとしたが、つみれが人質に取られてしまう。さらに、ピョコタンを捕獲しなければ地球が崩壊の危機にさらされるという衝撃的な事実を聞かされる。
 友達の為、そして地球の平和の為に、危険を犯してゴムニク諸島へ旅立つさより。無事ピョコタンを捕獲することができるのだろうか。予測不可能な結末へ向け、物語は進んでいく……。

監督・脚本/梶野竜太郎
短編映画製作を中心に活躍するマルチクリエイター。ショートムービー2作目の『ロボ子のやり方』で、東京国際ファンタスティック映画祭2004デジタルショートアワード600秒「笑い部門」グランプリを受賞。1作目から3作目を収録したDVDが現在、発売&レンタル中。今作が長編デビュー作である。
出演/木嶋のりこ・鈴木ゆき・金井アヤ・姫野好和・渡辺慎一郎ほか
製作/久保木一
VE・編集/船迫誠
音楽/尾飛良幸
美術/梶野佐登美
アニメ制作/MooGoo・陸演隊
宣伝/株式会社ADKインターナショナル
2008年11月29日(土)渋谷シアターTSUTAYA ほかにて、全国順次ロードショー
http://www.pyocotan.asia

●プレゼントの詳細
 日刊サイゾーでは映画『ピョコタン・プロファイル』の公開を記念して、この作品に10組20名様をご招待させていただきます。下記の応募フォームよりご応募ください。ご応募の〆切は11月7日(金)23時59分とさせていただきます。なお、当選の発表は商品の発送をもってかえさせていただきます。
ご応募はこちらから!応募は締め切りました

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ロボ子のやり方

ちなみに「シアターTSUTAYA」は元「Q-AXシネマ」です。

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最終更新:2008/11/08 19:11
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