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【WC2010】現地レポ 相次ぐ強盗被害に効果的な対処法はあるのか?

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 11日に開幕したサッカーワールドカップ2010。ヨハネスブルクのダウンタウンに位置するエリス・パークは、全10会場のなかで最も危険な区域にあるとされていたが、開幕2日目アルゼンチン対ナイジェリア戦では大きな問題は起こらず。いたって平穏のなか、試合は開催された。

 開幕に合わせ、筆者も9日に現地ヨハネスブルクに到着。市郊外にあるサントン地区(比較的安全とされる高級エリア)のアパートを拠点に取材を続けている。

 ヨハネスブルクといえば、世界最大の犯罪都市などと紹介されているように、大会開幕前からその治安の悪さが指摘されていた(手元のデータによれば、殺人事件は1日平均で50件を超え、その数は日本の約16倍、人口が南アフリカの6倍のアメリカよりも多いとされている)。

 3度目の訪問となる筆者は、すでに勝手知ったつもりで、気楽に外出を繰り返しているが、どうやら開幕から数日足らずで、大会を取材するメディアを中心にすでに多くの人が強盗などの被害に遭っているようだ。

 最も危険とされる区域、ダウンタウンに出向いた韓国メディアは、商業施設のトイレで首を絞められ、失神中に現金を奪われ、スペインとポルトガルのメディアはホテルで就寝中に拳銃強盗に遭い、金品を強奪されたという。また、中国メディアの記者4人は車で移動中だったにもかかわらず、武装した強盗団に襲われ、現金やカメラのほか、金目のものを根こそぎ持っていかれてしまったとのことだ。

 上記の例を考えると、いくら注意をしていたところで、南アフリカで強盗に遭うことは、もはや確率の問題かもしれない。

 とはいえ、やはり被害を未然に防ぐ意味では、警戒心を欠かすことはできない。とくに頻繁に利用するレストランやスーパーが連なる大型モールなどのトイレは奥まった場所にあり、人の目に触れにくいので細心の注意が必要だ。

 用を足しながら、入口のドアがバタンと大きく音を立てたときなどは緊張が頂点に達する。そんなときはどうすればいいのか。振り向いての放水が効果的だろうか(笑)。

 出国まで、ちょうどあと30日。無事、帰国できることを願うばかりである。
(取材・文=栗原正夫)

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試合どころじゃないよね?

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最終更新:2010/06/14 15:00
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