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【第18回】小明の「大人よ、教えて!」"逆"人生相談

バカリズムさんの至言「モヤモヤは、そのまま持ち帰って立ち向かいます」(後編)

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前編はこちら

――若い女子がたくさん集まると、大体面倒くさい揉め事が起きたりしますけど、升野さんも巻き込まれたりしますか?

 やっぱりありますよね。でも、会うのが2週間に1回くらいだから、僕のところにあんまり届かないんですよ。で、僕はあんまり関係ないから。お前らが仲悪かろうが知ったことか、カメラ回ってるところでそんなの出したら許さねぇかんなって感じです。ま、いじれるところはいじりますけど。あと、憶測でいじったりします。こことここが仲悪そう、とか(笑)。別に、泣かしちゃっても「いい画撮れた~」と思うし、悪いと思ったことは1度もないから。

――Twitterでも「ギャーギャー逃げ回っている女を見るのはすごい楽しい」って書かれてましたね。ドS!

 大好きですね。ずーっと見ていたい。ドSってよく言われるんですけど、そうなんですかね、僕は思わないんですけど。でも、彼女とか、女の人とかにはまったくないです。だから性的な部分でないところでドSなのかもしれない。

――ドSというより、いじめっ子体質? おっかない!

 はい、いじめられっ子よりはいじめっ子に近かったかも。彼女らには、出来ればずーっとギャーギャー言ってもらいたい(笑)。

――……えっと、升野さんってお酒を飲まれないですよね。お酒がないと、ストレス発散はどうされてるんですか? モヤモヤした気持ちの行き場なんかはどうしてますか?

 持ち帰りますね。立ち向かってます、モヤモヤに。「あー、今日すげーうまくいかなかったなー、モヤモヤする日だー」って思いながら過ごしてます。特に何も無いですね、本当に趣味がないので。……あ、『世界の車窓から』のDVDは買いました。景色が流れるから飽きないんですよ。

――気持ちは分かるけれど、まるで老後のよう……。パーッと遊んだりとかは?

 遊んだり? 後輩連れて、お茶しに行ったりとかですね。で、夜帰って、またモヤモヤして……。何かして、気分って晴れますか? お酒で忘れても、どうせ思い出すじゃないですか。

――確かに。でも、お酒飲まないと、飲みの席とかでつまらなくないですか?

 行かないですよ。っていうか、呼ばれない。

――あ……友達とかは……?

 あんまり友達がいない。プライベートで遊ぶ友達が。近い後輩とかくらい?

――升野さんって、女性の噂もぜんぜん聞かないですね。

 はい。僕、本当に聞かないって言われます。

――なんだか、ものすごくマジメな生活環境じゃないですか!

 僕、すごい真面目ですよ!

――こんなに女優さんやタレントさんばかりの職場でそんなはずは……もしや二丁目の人……?

 『アイドリング!!!』の人たちにも言われるんですけど、それはない! キャバクラ行ったりしますよ!

――キャバクラに! お仕事の流れで、ですか?

 自分から行ったこともありますよ? こないだは自分から行きました。

――えっ! 意外です! なぜ!?

 え!? 女の人と喋りたいからですよ! そうでもしないと喋れないじゃないですか!

――ええー! いくらでも綺麗な人と喋れる環境にいるじゃないですか! いつも楽屋とか休憩時間とか何してるんですか?

 あんま話さないですね。楽屋で話すも何も、こういう人たち(『アイドリング!!!』のDVDを指さしながら)としか一緒にならないから、全然面白くないですよ、話も合わないですよ。ドラマの誰々がカッコよかったとか。

――そこに『架空升野日記』のOLを降臨させても、なんかややこしいことになりそうですしね……。ちなみに、恋をするならどんな人が良いですか?

 理想はOLですね~。

――この業界でOLと出会うには……合コンですかね。

 そうですねぇ。でも、合コンに来てる時点で僕はもうダメですね。そういう目でしか見れないですから。必死かこいつ、需要ないからじゃん? って思う。

――あ、完全に私も同じ考えなんですけど、それだともう絶望的に出会いってないですよね。私、偶然、私の持ってた買い物袋が破けて、ジャガイモがゴロゴロ転がって、それを拾って微笑んでくれる人が理想なんです。

 あはは。その人とすぐ結婚したいですね。

――ずっと待ってるんですけど、なかなかないですね。

 なかなかないですねー。

――ねー。……えっと、升野さんは『アイドリング!!!』では司会としてのいじりに徹しているし、バラエティーでも淡々とネタをこなすし、なかなか素の顔を見せないですよね。今回のDVD『クイズ』でも、コント部分はたんまり出てくるけど、オープニングにもエンディングにも、特典映像にもまったく出てこなくってびっくりしました。

 僕、毎回出ないようにしているんですよ。なんか格好つけてるような気がして。ナルシストだなぁと思われるじゃないですか? 

――特典映像で自分のお笑い論を語ったり、オフショットを載せたりは?

 大っ嫌いなんですよ。……ダサいじゃないですか? そんなもの、すごい売れている方だとか、ものすごいスターの方がやるのは良いんですけど、もともと地味なのに素顔なんてそんなに変わんないし、需要もないだろうし……。

――そんなことないですよ! ちなみに、どうして今回のDVDは『クイズ』だったんでしょうか? 

 特に意味はなく、なんとなく知的っぽく思われたいじゃないですか。

――すごく知的っぽくない回答ですね。

 知的っぽく思われたいんです。文化的な感じで。そうするとわりと長生きできそうな気がしたんで。

――その感じすごく分かります。文化の香り出したいですよね。

 出したい。

――でも、内容は……特典映像以外、そんなにクイズ関係なかったですよね?

 内容は関係ない。そのへんが照れなんでしょうね。『分かってやってる感』を出しちゃう感じ。

――時事ネタとかを入れるとぐっと文化の香りがしそうですよね。

 時事ネタとか、一貫して入れないです。バカがバレるから。

――私も、下手に時事ネタに乗っかって浅いこと言っちゃって後悔すること、よくあります……。

 あります、あります。だから時事ネタとかはダメですね。出来る人はすごいなぁって思います。それなりの情報がないと喋れないですからね。

――下手したら炎上しちゃうし、手を出さないに越したことはないですよね……。それは置いておいて、Twitterをたくさん更新してくれてうれしいです! 結構エンジョイされてますか?

 いや、飽きましたね、皆やるようになったし。毎回いろいろ適当なことを言っていたんですけど、リプライがめんどくさくて……。

――升野さんのファンの方ってどんな感じなんでしょうか?

 冷たいです。審査員目線なんです。

――あ、アイドルファンも似たところありますよ。私もよく心が折れます。愛があるものはまだいいけど、やっぱり無神経なリプライもあって……。

 来ます、来ます。お笑いたくさん見てるからって、てめぇが面白くなった気でいる奴らとか、上からなんですよね。

――フォロワーも多いから大変ですよね、嫌になりませんか?

 僕は、めっちゃブロックするんですよ。僕、ブロックしてなかったらもうちょっとフォロワー多いですよ。ひと言でガッツンガッツンブロックしますから。

――ひと言でとは早い! 芸人さんは、特に失礼なことを言われる確率が高い気がします。「面白く返せよ(笑)」みたいな。

 イラッときますよね。ブロックですよ。もう何万人っていう味方がいるわけですからね、こっちには!……こういうのも記事になるんですか? 前にスチャダラパーのBOSEさんと取材で一緒になったときに、BOSEさんに「サイゾー、結構そのまま載るから余計なこと言わないように気をつけろ」って言われて……。

――もう遅いです! どうもありがとうございました!
(取材・文=小明)

●バカリズム(ばかりずむ)
1975年、福岡県生まれ。本名は升野英知。95年にコンビ「バカリズム」でデビューし、05年よりピンに転向。現在、単独ライブのチケットが最も取りにくい芸人のひとりである。最新DVD『バカリズムライブ「クイズ」』(アニプレックス)好評発売中。

●小明(あかり)
1985年、栃木県生まれ。02年、史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。
ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/
サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にて生トーク番組『小明の副作用』(隔週木曜)出演中

バカリズムライブ「クイズ」

「ネタの発明家」(さまぁ~ず大竹)。

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最終更新:2018/12/19 15:03

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