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苫米地英人×小池龍之介 混迷する時代、今こそブッダに学べ!

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 3.11震災後、さまよえる日本人の心を救うヒントは”仏教”にあるのでは? そんな時代の必然から、仏教に精通する脳機能学者・苫米地英人と、気鋭の青年僧侶・小池龍之介が、互いに引き寄せられるように邂逅を果たしました。

 会員制サイト「クラブ苫米地」(http://www.club-tomabechi.jp/)で6月27日より公開中の対談。ブッダの教えの根本に立ち返ることで、新たな時代の地平が開ける…そんな予感に満ちたものになっています。示唆にあふれた対話の一部を、特別にお見せします。

小池龍之介(以下、小) ブッダは、もう2600年も昔に死んだ人ですからね。私たち現代人は、ブッダが残した遺産を自由に、自分の道具としてどんなふうに役に立てるか、というようなスタンスで使いこなすことができればいいですね。

苫米地英人(以下、苫) そう。何よりも情報量が少ないところに「空」の世界があったとして、そこに至る情報量のヒエラルキーがあるわけ。仏教の修行をすることによって、より上のヒエラルキーに臨場感を抱くことができる。情報が少なくなればなるほど、逆に臨場感が高まっていくような。修行を通じて、情報量の少ない空間を実際に感じることができれば、ブッダが残したメッセージをより深く理解できるんじゃないか。

 情報量を減らすと臨場感が高まっていくというのは、必然的なことです。ある情報を受け取った時に、それにまつわる膨大な事柄に意識が拡散してしまうと、臨場感は低いと言えます。いろんな情報を排除して一点に絞り込んでいくと、臨場感が非常にクリアになっていくと言えます。「瞑想」が一番最初に行うのは、「情報量を減らしていく」ことです。瞑想状態をしばらく維持していくと、だんだん自分の体の感覚が、ものすごく遠くになっていくんですね。そうすると、ある情報を受け取ることで神経が反応して、不快になったり快感が生じたりする、そういう影響を受けなくなっていく。外界から影響を受けなくなれば、自然と自分の心の力が高まっていくんです。

 仏教っていうのは、他の宗教より次元が一段高いと思うんだよね。不快を快にする必要もなく、快・不快そのものから離れちゃうっていう意味合いでね。

 * * *

 世界中で戦争が起きているわけだから、まず戦争をなくさなきゃしょうがないじゃん。いくら建前を言ったって、その背景には宗教があるぜ。そういう中で仏教は、「私はプロテスタントだけどブディストです」っていう人を作ることもできるんだよね。

 それがブッダの非常に偏らないところというか、同じところに立ってないから両立するんです。キリスト教とイスラム教は同じレベルに立っているので、当然対立するんですけど、仏教はそこに肩透かしを食らわすような世界観と実践法を持っているので。他の宗教と並び立たないし、ブッダそのものをあがめない。宗教間の対立に、ブッダは全く関与しない。ブッダの教えのコアな部分を守っている限り、戦争とか、自分を拡張したいとか、他者を支配したいとか、あらゆる刺激から身が離れていきます。

 一つ難しいところは、ブッダになればなるほど物理的には弱っちいんだよね(笑)。相手は好きなだけ金を持っているし、兵器を持っている。その軍事力を使って領土を広げていく。それに対抗するには仏教の教えが一番なんだけど、思いっきり弱っちいんだよ。でも俺は、それは勝ち目がある戦いだと思っていて……。

【この続きは、会員サイト「クラブ苫米地」(有料。http://www.club-tomabechi.jp/)にてご覧いただけます!】

●苫米地英人 (とまべち・ひでと)
1959年、東京都生まれ。脳機能学者、カーネギーメロン大学博士。脱洗脳のエキスパートとして、オウム真理教事件の捜査に協力し、注目を集める。研究のかたわら、「奇跡の着メロ」の開発、格闘技大会「THE OUTSIDER」の主催など、多方面で事業を展開中。近著に『騙されない生き方』(日本文芸社)『ディベートで超論理思考を手に入れる 超人脳の作り方《増補版》』(サイゾー)『一生幸福になる 超訳般若心経』(学研パブリッシング)など。
【苫米地英人公式ブログ】http://www.tomabechi.jp/
【苫米地英人Twitter】http://twitter.com/DrTomabechi

●小池龍之介(こいけ・りゅうのすけ)
1978年、山口生まれ。月読寺(東京・世田谷)住職。東京大学教養学部卒業。みずからの修行のかたわら、月読寺や朝日カルチャーセンターなどで一般向けに坐禅指導、講演などを行う。
近著に『ブッダにならう 苦しまない練習』(小学館)『もう、怒らない』(幻冬舎)『超訳 ブッダの言葉』(ディスカヴァー21)など。
【公式サイト「家出空間」】 http://iede.cc/

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最終更新:2011/07/10 00:02
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